潰瘍性大腸炎 内科・外科治療体験と生活習慣をアドバイス
内科治療(入院)
2002年11月15日
あいかわらず血便、下痢つづく(何もたべていないのに)。
この日あたりから、右大腿部に小学生の頃負った傷(3針縫った)が口をひろげて痛み出す。
また、CV挿入に失敗した差し跡もやや痛み出す。さらに、看護婦さんに背中を清拭してもらっていたときに、ガリッと引っかかれたところも痛み出す。どうやら潰瘍による毒素が全身にまわっているもよう。この日、手術を決意した(らしい)。
(カルテの記載)
下痢かわらず。
左下腹部の痛みが昨日より出現しており、ブスコパン使用している。
日中、体温36度までダウンするも、夕方には38.8度までアップ。
検査記録 白血球8400 CRP10.0
潰瘍性大腸炎(何故かクローン病という記載の上に見え消し二重線で書いてある)
CF、注腸では肛門から大腸半分まで重症の潰瘍。
−今後内科的にはステロイドパルス
外科的には手術
をチョイス。患者本人は手術に気持ちが傾いているとのこと。
日中一時的にも解熱。検査記録も炎症改善方向。
やっと、ジフルカン、チエナム効いてきたか。
患者本人より、外科的切除希望あり。
11/16外科依頼
(薬剤)
アミノトリパ850ml
MVJ−3 1v
エレメンミック 1v
アミノトリパ850ml
MVJ−9 1v
ガスター1A
ジフルカン200mg*2
チエナム0.5g+生食100ml *2
2002年11月16日
この日、手術を決意し、担当医に伝えた。
ステロイドパルスが怖かったのが大きな原因だが、一時的に人工肛門になったとしても、また自然肛門になるんだし。。。という期待に賭けた。この賭けが、まさか取り返しのつかないことになろうとは、この時、想像もできなかった。
(カルテの記載)
日中37度台まで解熱するも、夕方40度まで熱あがる。
血圧123/77
(腹部の絵が描いてあり)腹部は平らでソフト
張っていない。圧痛なし。腹部の痛みは排便時に左側腹部中心。
本日、外科依頼。手術の方向で。
(薬剤)
アミノトリパ850ml
MVJ−3 1v
エレメンミック 1v
アミノトリパ850ml
MVJ−9 1v
ガスター1A
ジフルカン200mg*2
チエナム0.5g+生食100ml *2
(外科への手術依頼の記載)
[内科医から]潰瘍性大腸炎の患者です。ステロイド依存性の患者でステロイド、アザチオプリン等にて維持療法中の再発増悪しました。
入院中、CF、注腸では、深掘れ潰瘍多数により、直腸〜左横行結腸まで病変の範囲です。
患者、家族は、手術を希望しています。ストーマについても承諾していただいています。ご高診おねがいします。
[外科医から]ご依頼ありがとうございます。11月25日(月)手術予定させていただきます。今後ともよろしくお願いします。
2002年11月17日
この日は日曜日だったので、担当医の回診もなかったような気がする。相変わらず熱、下痢が続く。オペ待ちの状態。
「ステロイドパルスならすぐ治療始められるのになぁ」と昨日、主治医が言っていた。
そうしていればよかったと思う。
(カルテの記載)
日曜日だったためか、この日のカルテの記載なし。
(薬剤)
アミノトリパ850ml
MVJ−3 1v
エレメンミック 1v
アミノトリパ850ml
MVJ−9 1v
ガスター1A
ジフルカン200mg*2
チエナム0.5g+生食100ml *2
1
2
3 4 5