潰瘍性大腸炎 内科・外科治療体験と生活習慣をアドバイス

内科治療(入院)

内科治療で初めて入院となった時の記録です。そのまま、外科治療(手術)へと移行しました。

2002年11月8日
 9月ごろから血性下痢が激しく下降結腸の一部に通過障害のような感覚を感じ始めていた。
 そして、この日はとうとう、朝から腹痛に襲われ、食事がのどを通らない。薬を飲むも、すぐに戻してしまう。
 排便時の激しい腹痛(意識がなくなりそうなほど)、出血も激しく、熱39度。夜まで症状が改善しなかったため、夜8時、通院先のJ大学病院へ救急受診した。
 胸部・腹部X線を取り、血液検査実施。点滴を施され、とりあえす、そのまま救急室にてオーバーナイトとなる。
 内科入院の始まりとなる。
(この日のカルテの記録)
<資料が入手できなかったため、なし>
(投薬状況)
ラクテック500ml
ブスコパン1A+生食100ml
ソリタT3500ml+アドナ50g+トランサミン1g
パンスポリン1g

2002年11月9日
内科病棟へ入院となる。絶食・絶飲となる。栄養の補給は、末梢から入れていたものをCVにしようとするも、CV入らず、末梢から輸液入れる。主治医から
、 1.ステロイドパルス(1000ml*4+50ml*3を最低3クール)
2.外科手術
3.ステロイドパルス施行し、シクロスポリンの治験へ移行
の3案を示される。
CVは、研修医が試みるも入らず、「類い希なる奇形だ」と言われる。
(カルテの記録)
平成**年発症のUC。
アザニン・ペンタサ等処方にて当科外来でフォローアップされていたが、今回症状増悪にて入院となる。
UCの病変は、直腸から下降結腸とのこと。
○内服コントロール不良
○経過が長い
等の条件により、
○ステロイドパルス
○手術
等の方向で検討。
本日、右鎖骨下、右内頸よりCV試みるも、入らず、週末は手指ルートで。
炎症あり。
(薬剤)
アミノフリート500ml
アドナ50mg
ラクテック500ml
アドナ50mg
パンスポリン1g

2002年11月10日
私が今まで服用したプレドニンの量は、この時点でもう30000mgをとっくに超えていて、この年の4月には主治医から「手術しても(肛門管とJポーチが)くっつかないかもしれない」と言われていた(実際に、すぐにはくっつかなかった。。。)。
11月9日の時点で、ステロイドパルスか、外科治療に踏み切るか提案されたのを受けて、ずっと悩んでいた。ステロイドパルスによる大量のステロイド投与を受けた場合の副作用等がどんなもんなのか想像がつかなくて怖かったため、外科手術を考え始めていた。
(薬剤)
アミノフリート500ml
アドナ50mg
ラクテック500ml
アドナ50mg
パンスポリン1g
CTM 2g

2002年11月11日
研修医によるCV挿入はできず、主治医(外来のときの担当医)がCVを施行する。1度では入らず、4度目くらいでやっと入る。熱も依然、38度台。血液検査する。
(カルテの記録)
体温38度台。
CRP 4.0(11/8) → 8.1(11/10)
CVカテ挿入。
カテ先OK。
11/11よりジフルカン200g
[その他、達筆すぎて判読できず]
(検査の記録で著名な数値)
11/8 WBC 22300 CRP 4.1
11/10 WBC 15200 CRP 8.8
(薬剤)
アミノフリート500ml
アドナ50g
ラクテック500ml
アドナ50g
パンスポリン
(不眠時)アタP50g