上の写真はプール・ル・メリート勲章(通称ブルーマックス)
ジョン・ギラーミン監督の映画“ブルー・マックス(The Blue Max:1966/米 20th.FOX)”で有名になった。
主人公は飛行機と“紅の男爵”に憧れ、航空部隊に志願。しかし平民であったため、当時貴族の階層が多かったパイロット達から見下される。
奮起した主人公は撃墜王、ブルー・マックス叙勲者を目指すが、今度は「騎士道精神に欠ける」と軽蔑されてしまう…
残念なことに現在、国内ではビデオは入手不可らしい。
DVDが発売された。
ブルー・マックス[The Blue Max]1966年【米】
監督:ジョン・ギラーミン
出演:ジョージ・ペパード/ジェイムズ・メイソン/ジェレミー・ケンプ/ウルスラ・アンドレス
カラー157分
早速、購入した。
昔見たときは、もっとワクワクしたのだが…
映画としては華麗なるヒコーキ野郎[The Great Waldo Pepper]の方がずっと素敵だ。
確かに、レプリカの飛行機は良くできている(流石にフォッカーのエンジンは回転しない)が、監督が余り飛行機マニアではないのかも知れない。
金が掛かっている割には面白くない。カメラワークが凡庸な気もする。
飛行シーンに爽快感がない、何故か、見ていると欲求不満になるのだ。
主人公が軍と国家(と、女の)の思惑に踊らされて命を落とすと言うテーマが今ひとつ好きになれないのも理由かも知れない。