工程:11-12 主翼の組立
木工セクションに入るに際して用意した各種鋸。
上からカッター型(NT製)、TAMIYAホビー・ソー(他に幅広換刃付)、差替え式レザーソー、レザーソー(通称ピラニア鋸)。
一応用意したが上から二番目の小型鋸のみで作業は済んでしまいそうである。
私は結構雑なので、細角材などはニッパーでパチンも有りなのだ。
こちらはメインの主翼リブである。
こういった一部の小パーツから全体像を想像してニマニマするのがマニアというモノである。
逆にこういう特定一部のパーツを見て想像力を働かせることが出来ない、イマジネーションが希薄な向きには「模型工作」という趣味は向かないと思う。
(と、言うか、楽しくないだろうね、キット)
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主翼主要パーツの展開。
これは中翼のもので、上翼よりも部品点数がずっと少ない。
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上は特徴的な主翼後端。
こうもり傘の外縁のような形に成型、断面は翼型に仕上げておく。
下は主翼前縁。角材である。組立後に面取りをして断面を丸く仕上げることになる。
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制作中の上翼。
リブ組みを済ませたら上下縁に細材でリブカバーを施す。
実機もこういう構造らしく、このカバーによって全体強度が飛躍的に増すようだ。
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上翼と前回製作が済んでいたエルロン。
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同上
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上翼エルロン取付部。
この切り欠き部にエルロンのヒンジが装着される。
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エルロン仮組。
メインスパー(中心の柱状の所)は完成時は完全なボックス構造になるが、この後、後述のように最終塗装、エルロン操作用のプーリーなどの装着が残っているのでまだ上蓋は付けていない。
また、メインスパーの後ろ側の空いた部分にはこの後リブ・ブレイシング・テープによる補強が入る。
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上翼翼端である。
写真が小さくて見えづらいが、リブカバーの入った構造が分かるだろうか…
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こちらは中翼。
全ての翼がそうだが、組上げた後、殆ど表面を削り尽くしてしまう位の仕上げが入るので、下塗装はしたモノの、結局全体を再度塗装し直すことになる。 これも最終塗装のあとリブ・ブレイシング・テープが入る。
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中翼後端である。
この曲線と仕上げは殆ど家具である。
戦闘用の道具にこういう手がかけられていた時代、戦いの中にも人の心にまだ何かがあった時代…
さて、工程は進むが、この翼部分、組立にはさほどの時間を要さないが、その後の仕上げ工程が並大抵ではない。
殆ど人間削り擦りマシンと化して木材粉末を製造し続けなければならない。
このあと、下翼の製作が残っているが、報告しても余り面白みがないかも知れないな…
今日はリブを削りました。
削ったリブを仕上げました…
状況によっては次の報告は若干間隔が開くかも知れない。