所沢航空発祥記念館
4月5日は、私の誕生日…だが、実は航空記念日なのである。
今年は異常に桜が早く、既に散ってしまったが、例年は丁度お花見の時期に当たる航空記念日に所沢航空公園・航空発祥記念館では「春の特別展」が行われるのである。
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普段はそれほど人混みではないのだが、この日は模擬店や催し物のブース、いくつもの野外コンサートなどのテントが立ち並び、かなりの人出となる。
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この日は、普段はシャッターが閉ざされた格納庫が一年に一度だけ開放され、通常は展示されていない所蔵品が開示される。
なんと、入場も無料である。
F-86D“セイバー”である。
F-86F“セイバー”はかつてはあの“BlueImpulse”でも使われた後退翼が美しいジェット戦闘機で、かつて、東京オリンピック開会式で秋晴れの空にスモークで五輪を描いたのが“F-86F”である。
“D”は“F”に鼻のようなレーダードームが付いたタイプである。
それにしても埃だらけだ…
ヘリコプターは良く分からない…
ヘリはこの他にも数機展示されていた。
今日のお目当ては、次の2機である。
スパッド13(仏:レプリカ)
1917年に初飛行し、第一次世界大戦末期に活躍した本機を大正8年(1919年)フランスから4機購入した。
来日した「フランス飛行教育団」も本機を使用して実践的な高等飛行訓練を実施した。
日本では輸入した当初「ス式一三型」と呼称していた。大正10年(1921年)「丙式一型戦闘機」として制式化されたが、大正11年(1922年)「甲式四型戦闘機」と交替して退役した。
1918 スパッド13
全長:6.2m
全幅:8.25m
エンジン:イスパノスイザ水冷V8 200馬力
重量:856kg
最高速度:218km/h
武装:7.7mm機関銃×2
フォッカー D-VII(独:レプリカ)
この複葉単座戦闘機は、第一次世界大戦中のフォッカー全機種中の最大傑作と言われている。翼型は新開発の厚翼を使ってあるため複葉でありながら片持ちとなっている。翼間張線が省略された空気抵抗の小さい翼面で、主翼は2翼桁、前面金張り、後部羽布張りだが胴体は鋼管溶接骨格、羽布張りで量産に向く設計であった。残念ながら日本での使用はなかった。
1918 フォッカー D-VII
全長:7.0m
全幅:8.9m
エンジン:水冷直列Mercedes D3 160馬力 または 水冷直列BMW.3 185馬力
重量:850kg
最高速度:186〜200km/h
武装:7.9mm機関銃×2
名機、火星エンジン。
三菱製のエンジンは星の名前が付けられていた。
当初、一式陸攻等の爆撃機用エンジンとして開発されたが、水上戦闘機「強風」、局地戦闘機「雷電」、艦上攻撃機「天山」一二型、水上偵察機「紫雲」等にも搭載された。
確か二式大艇もこのエンジンを積んでいたはず…
九一式二型戦闘機。
九一式一型戦闘機の改良型。
改良点はエンジンを中島ジュピター七型から中島「寿」二型に換装プロペラを木製固定ピッチから金属製固定ピッチに変更機体上面にランプを取付けたことが上げられる。
昭和9年(1934年)に採用されたがまもなく九五式戦闘機が採用になったことから生産は22機にとどまった。
徳川好敏大尉は昭和11年(1936年)の陸軍大空中分列式に同機を操縦して150機編隊の先頭に立っている。
また、同機を改造した練習機は陸軍航空士官学校で採用されている。
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こちらは在りし日の姿。
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日大の人力機も所蔵されている。
おまけ…
ANAのボーイング767-300のエンジンカウルと富士山。
おまけのおまけ…
今、ANA国内線の機内でしか手に入らないクロノグラフ…
クロノグラフは持ってるけど、アラーム付でエコドライブってのが欲しかったんだぁ!
秒針に付いた赤い飛行機と、ベゼルの航空計算尺が素敵だ。
嗚呼、衝動買いの鬼!
パーペチュアル クロノグラフ/ANA50周年モデル
素材: ステンレス、クリスタルガラス
重さ(約): 120g
サイズ(約): 全長4.3×厚さ0.9cm
ムーブメント: シチズン エコ・ドライブ
持続時間: フル充電にて約9ヵ月間作動
時間制度: 平均月差+-15秒
生産国: 日本製
金属製のバンドは嫌いなので、買った帰り道に時計バンドを買って交換してしまった。
取付けたのはケブラー繊維製のちょっと渋いバンド。