第三研究所 Third Reserch Institute


           
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ioPLAZA【アイ・オー・データ直販サイト】

SCSI I/Fの仕様 (抜粋)

仕様 最高速度 (理論値) データバス幅 ピン数 信号 最大ケーブル長 最大デバイス数
SCSI-1 SCSI-1 5MB/S 58bit 50pin SE 6m 7
SCSI-2 SCSI-2 5MB/S 8bit 50pin SE 6m 7
Fast SCSI 10MB/S 8bit 50pin SE 3m 7
Fast Wide SCSI 20MB/S 16bit 68pin SE 3m 7
SCSI-3 Ultra SCSI 20MB/S 8bit 50pin SE 3m 7
Ultra Wide SCSI 40MB/S 16bit 68pin SE 1.5〜3m 15
Ultra2 SCSI 40MB/S 8bit 50pin LVD 12〜25m 15
Ultra2 Wide SCSI 80MB/S 16bit 68pin LVD 12〜25m 15
Ultra2 Wide SCSI
(Ultra160 SCSI)
160MB/S 32bit 68pin LVD 12〜25m 15
Ultra3 Wide SCSI
(Ultra320 SCSI)
320MB/S 32bit 68pin LVD 12〜25m 15

 Wideの転送路 (ケーブル) に Narrow機器を変換アダプタで繋げても全体の速度は低下しないが、LVD (Low Voltage Differential) モードの転送路に SE (Single End) 機器を接続すると SEモードになり全体の速度が低下してしまうので注意すること。
 ちなみに、これを避けるため PCIバス用ボードによっては、「Speed Flex」等の LVDと SEを分離する機構が備わっている製品がある。

 SCSIデバイスによっては、接続するピンの数が 80pinの物がある。これは、SCAコネクタと言ってホットスワップ (電源を入れたまま機器を挿抜する) を想定したコネクタでデータ信号の他に電源や SCSI ID設定等も一緒になっている。主にサーバやディスクアレイ装置などで利用されている。これを、50pinや 68pinのコネクタに接続するには、変換アダプタが必要になる。

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SCSI ボードの転送方式

 転送方式はメーカーによって名前が異なる。16bitバス接続時のおおよその性能は以下のようになる。データ化けが発生する場合は、データ転送速度が低い方式に変えると良い。

系統 転送方式 (モード) 最大データ転送速度 (実測値) CPU負荷 データ転送の安定性 バスの占有率 解説
DMA系 DMA 0.5〜1.0MB/s 低い 高い 高い  DMA転送はデータ転送に CPUを利用せずに DMAコントローラを利用する転送方式。バスマスタは、これを発展させ低速な DMAコントローラの代わりに、SCSIボード上の専用 DMAコントローラがデータを転送する。
 特徴は CPUパワーの低いマシンでも高速にデータ転送ができてデータ転送速度も安定している点で、CD-Rの書込みに向いている。今後はこの転送方式が主流になる。

 PC-98では 16bitバスのバスマスタ転送 SCSIボードの場合に、製品によっては 16MB以上のメモリを搭載していると誤動作することがあるので注意。他にリソースに DMAを消費するボードと併用すると誤動作することがある。
 また、PC-98の一部の機種 (初代 A MATE等) や CPUアクセラレータを使用している場合には、16bitバスのバスマスタ方式では正常動作しない場合がある。
バスマスタ
(非同期)
1.5〜2.5MB/s 低い 高い 高い
バスマスタ
(同期)
2.5〜4.0MB/s 低い 高い 高い
I/O系 I/O (CPU、FIFO、BUFFER、PIOとも呼ばれる) 1.0〜2.5MB/s 高い 高い 低い  I/O転送は、データ転送を CPUが I/Oポートを通して行う方式で DMA転送より高速にデータを転送できる。その後、バッファを設けてデータを纏めて一度に転送することで高速化する方式が一般化した。
 SMIT (エスミット、サミット等と呼ぶ) 転送は、この I/O転送方式から発展させ SCSIボード上の SMITチップが主にデータ転送を行い、CPUの負荷が I/O転送より抑えられている。
 特徴は、DMA系より高速だが CPU負荷が大きく CPUパワーの低いマシンでは、システムに与える影響が大きい。CPUの処理状況によってデータ転送速度が一定しないので CPUパワーが有っても CD-Rの書込み等には向かない。
 ちなみに、SMIT転送の SCSIボードは、実のところは飾りが違うだけで中身は全て一緒だったりする。(^ ^;;
W-FIFO 2.0〜3.0MB/s 高い 高い 低い
SMIT
(非同期)
3.5〜4.0MB/s 高い やや
低い
低い
SMIT
(同期)
4.0〜5.5MB/s 高い 低い 低い

 最大データ転送速度の実測値は 486マシン以上を元にした値。接続した機器は Ultra SCSIの HDDで IBMの DCASを想定。CPUパワーを消費しにくい DMA系では、486以下のマシンの場合でもそれほど速度は低下しない。一方で CPUパワーを消費する I/O転送系では、486以下のマシンの場合においてこの一覧表より速度が大きく低下する。もちろんドライブ自体の性能が低い場合も当然低下する。

 転送モードによって対応機種が異なるので注意。SMIT転送は 286以下の機種では非対応。V30搭載モデルでは動作するボードが限られる。

 ちなみに、PCIバス CardBus用は、全てバスマスタ方式で CPU負荷が極めて低く優秀な SCSIコントローラと CPUパワーがあれば理論上の最大データ転送速度の約 70〜 80%の速度が出る事もある。PC-9821Xa16+ SC-UPCIと DCASの組み合わせでは、10MB/s程度。

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設定 (BIOS) メニューの呼び出し方

 PC-98において BIOSメニュー搭載の SCSIボードで設定を変更する場合は、メモリカウント後に当該キーを押しっぱなしにする。
 パラメータ解析は、マルチベンダ対応のホストアダプタで HDDのフォーマットを解析する機能。

メーカー 種類 BIOS メニュー パラメータ解析 備考
NEC
(日本電気)
Cバス 添付ディスクで設定 -  
PCIバス
アダプテック
(Adaptec)
Cバス 添付ディスクで設定 -  
PCIバス
アイオーデータ
(I-O DATA)
Cバス 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「S」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「P」  
PCIバス 「INS」 - 添付ディスクでも呼び出し可能。
バッファロー
(buffalo, MELCO)
Cバス 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「S」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「P」  
PCIバス 「CTRL」 + 「A」 -  
ロジテック
(Logitec)
Cバス 「CTRL」 + 「L」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「L」  
PCIバス 添付ディスクで設定 -  
緑電子
(Midiri.Elec.)
Cバス 「CTRL」 + 「SHIFT」 - 添付ディスクでも呼び出し可能。
アイシーエム
(ICM)
Cバス 「CTRL」 + 「S」 「CTRL」 + 「A」  
エレコム
(ELECOM)
Cバス 「SHIFT」 「SHIFT」 「カナ」と「CAPS」は切る。
添付ディスクでも呼び出し可能。
ティアック
(TEAC)
Cバス 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「S」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「L」  
日本テクサ
(TEXA)
Cバス 「T」 + 「S」  
加賀電子
(TAXAN)
Cバス 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「S」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「L」
キュービジョン
(Q-Vision)
Cバス 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「S」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「P」
メディアインテリジェント
(Media Intelligent)
Cバス 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「S」 「GRPH」 + 「CTRL」 + 「P」
IOI
(Abaptec)
PCIバス 「CTRL」 + 「I」 -
玄人志向 PCIバス - - CHANPON3の場合、BIOSを更新後、設定ディスクを使用する。

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SCSIと IDEの 比較

その1

  SCSI系統 IDE系統
仕様 Narrow Wide (SE) Wide (LVD) SAS IDE E-IDE Ultra ATA Serial ATA
同仕様での最高速度 (理論値) 20MB/S 40MB/S 320MB/S 600MB/S 8.3MB/S 16.7MB/S 133MB/S 300MB/S
ピン数 50 68 68 7 40 40 40 7
最大ケーブル長 1.5〜6m 3m 25m 8m 46cm 46cm 40cm 1m
最大デバイス数 7 15 15 128 2 2 2 1

2012年 4月現在

その2

  SCSI系統 IDE系統
正式名称 Small Computer System Interface Integrated Device Electronics
開発 Shugart Associates (現 Seagate) Compaq, Western Digital
外付け機器の接続 ×
複数接続デバイスへの同時アクセス ×
システムへの負荷 低い 高い
稼動時の信頼性 高い 低い
ノイズ耐性 高い 低い
導入コスト 高い 安い
上位及び下位互換性 高い 低い

 IDE系統でも I-O DATA製の IDE-98 (Cバス対応) や CI-iCN (PCカードスロット対応) など製品によっては、外付け機器が接続できる場合もある。

★ PC-98と SCSI

 PC-98シリーズでは、SASI (Shugart Associates System Interface) I/Fに代わって、PC-9801DA7と PC-9801DA/U7より 98MATEシリーズ登場まで SCSI I/Fが標準であったが、低コスト化の為に最上位モデルやサーバモデル以外ではオプションとなった。
 SCSI機器は、ハードウェアの観点から設計されノイズに強く、厳密に規格が定義されている為に接続する機器同士の相性が少なく HDD以外に、CD-ROM/R/RWドライブ、DVD-ROM/RAM/R/RW、MOドライブ、PDドライブ、Zipドライブ、スーパーフロッピィ、PCカード (I/O系は除く)、スキャナ等の多様なデバイスが接続できる。
 SCSI規格でも Ultra320規格以降パラレル伝送での伝送速度の向上に限界が見えてきた事から 2003年に登場したシリアル伝送の SAS (Serial Attached SCSI) I/Fが登場し、サーバ等でこちらに移行している。ちなみに、SAS I/Fには SATA規格のデバイスを接続できる。逆はできない。
 近年非対応化が進行している PC-98シリーズでも、PC/AT互換機用の SCSIデバイスが (OSによる) 使えることが多い。
 しかし、外付け機器も最近ではコストの関係から一般ユーザー向けでは、USB、IEEE-1394、e-SATA等に取って代わられつつある。ちなみに、近年 IDE仕様の機器を SCSI仕様に変換するボードがあり外付け SCSI機器でも中身は IDE仕様の場合があるので内蔵機器を流用するときは注意。

 メリットは、高速な外付け機器を接続したい場合やコストが高くてもシステムの信頼性を高めたい場合は、こちらがお勧め。特に、PC-98シリーズでは、システムに負荷がかかる CD-R/RWのオンザフライ書き込み、DVD再生を行いたいときは、複数のデバイスに同時アクセスができる SCSIが良い。
 他にも、互換性が比較的きちんと保たれている為に、旧型 PCと新型 PCの間でデータのバックアップや外付け機器を使い回したい時にも非常に便利です。(^-^)

★ PC-98と IDE

 PC-98シリーズでは、98NOTEやコンパクトデスクトップモデルで採用され初め 90年代に入ってから PC/AT互換機の低価格攻勢もあって低コスト化のため、98MATEシリーズ以降で標準になった。
 なお、PC-98シリーズでは IDE、ATAPIの各 I/Fに対して、それぞれ「専用固定ディスクインタフェース」、「CD-ROMインタフェース」と呼び、厳密には IDE、ATAPIとは異なる (PC-98の IDE BIOSは、IDE規格に沿ってはいない独自の物)。
 この為に接続するデバイスによっては、認識されないばかりかハングアップや最悪デバイスや本体が故障する可能性があるので注意が必要になる。

 ちなみに、PC-98シリーズの IDE HDD I/Fは、BIOS上で SASI I/F部を流用している為に 専用固定ディスクインタフェース内蔵の機種では PC-9801-27 (SASI I/F) を同時に使用することができない。

 IDE機器は、ソフトウェアの観点から開発され SCSIほど厳密に規格が定義されていない為に PC-98に限らず PC/AT互換機や I-O DATA製 I/Fボードの UIDE-98/66等でも同様に、機器同士の信号の不整合、ノイズ等の影響 (通称:相性) により正常動作しないことがある。
 また、IDE、E-IDE, UltraATAの各仕様間での互換性はあまり無く、I/Fが新しくなると旧規格の機器が正常に使用できない事が良くある。当初は、接続できる機器も HDDのみだったが、ATAPI規格が定義されてからは、CD-ROM/R/RWドライブ、DVD-ROM/RAM/R/RWドライブ、MOドライブ、PD等のデバイスが接続できるようになった。
 2000年以降 パラレル転送の UltraATA規格を伝送速度の向上とデータ伝送の安定性を強化するべくシリアル転送に対応させた SerialATAが登場し 2004年には広く一般化している。2012年現在では、HDDは殆どが SerialATAに移行し パラレルATAのドライブは入手が難しくなってきている。

 メリットは、外付け機器は不要だが大容量の HDDや CD-RWドライブ等を、安いコストで利用したい時にお勧め。ただし、標準で PC-98本体内蔵の I/Fは、対応品でなければまず使えないと思って間違いない。PC-98で IDE機器を活用したい場合は、I-O DATA製 IDE-98や UIDE-98、UIDE-66、IDE I/Fの PCカードやバッファロー (メルコ) 製 IFC-USP-M、IFC-USP-M2が必要となる。

 ただし、CPUやメモリ周りの性能が低い、PC-98シリーズの場合は、システムに負荷がかかる CD-R/RWのオンザフライ書き込み DVD再生を行いたいときに複数のデバイスに同時アクセスができない為、こういった用途ではあまりお勧めできない。

 ちなみに、有志でUltra ATA I/Fカードや Serial ATAカード用 PC-98対応 BIOSを作成した方がいるので PC-98でも Windows2000等で Serial ATA規格デバイスを使用できる。

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HDDと OSの壁 (PC-98の場合)

 PC-98を使う上で良くあるトラブル。それが HDDや OSの容量の壁です。これは、設計当初からの技術の進歩により当初想定していたよりも管理しなければならない記憶容量が増えたために起こります。該当するインターフェースでこの壁を超える容量の HDDを接続すると正常に HDDを認識できなかったり、起動時にハングアップなどトラブルが発生します。そこで代表的な例を簡単に表にしました。なお、詳しい原因に付いてはスペースの都合上ここでは触れませんので、ご自分でお調べください。m(_ _)m

 未フォーマット時の HDDの容量の求め方は、「ヘッド数 x セクタ数 x シリンダ数 x セクタ長 (通常 512バイト)」で計算する。

 例) SCSI HDDの 32GBの壁の場合は「8 x 128 x 65535 x 512バイト = 34,359,214,080バイト」となり単位を上げるため 1024で二回割ると 32767.5MBとなる。

 なお、フォーマットした場合の容量は、上記で計算した数値よりも小さくなる。

★ IDE HDDの場合

容量の壁 該当製品 トラブルの症状 原因 対策
20MB
40MB
80MB
 PC-9801NA以前の 98NOTEシリーズ  20MBまたは、40MB、80MB以上の領域を認識しない  PC-98の BIOS上の制限  専用のフォーマッタ若しくは、他機種でフォーマットを行えば 544MBまでの全領域を利用可能。
528MB  PC/AT互換機の IDE I/F  起動時にハングアップする  IDE-BIOSの仕様。
シリンダ数 1024、ヘッド数 16、セクタ数 63が限界
 解決策は無い
544MB  94年 6月以前に出荷された PC-9800シリーズの内蔵 HDD I/F  メモリチェック後にハングアップする  HDD-BIOSの仕様 (セクタ数のバグ)。
シリンダ数 65535、セクタ数 17が限界
 解決策は無い。
 なお、PC-9821Ap2/As2の場合は、フリーウェアなどを利用して HDDのブートセクタにパッチを当てれば 4,351MBまでの HDDが利用できるようになる。
4.56GB  94年 6月以降に出荷された PC-9800シリーズの内蔵 HDD I/F  メモリチェック後にハングアップ  PC-98の HDD-BIOSの仕様。
 ヘッド数 8、セクタ数 17、シリンダ数 65535が限界
 再起動はできなくなるが、メルコの「ADVANCED BIOS」やフリーウェアなどを利用し、HDDのブートセクタにパッチを当てば 32,256MBまでの HDDが利用できるようになる。
 PC-9821An※1 または、PCIバスを搭載している機種に限り、玄人志向の Cバスボード PK98-MISTRESS9※2 を利用すれば、127GBまでの HDDが利用できるようになる。
8.4GB  97年 5月以降に出荷された PC-9800シリーズの内蔵 HDD I/F
 I-O DATA IDE-98
 PC/AT互換機の E-IDE I/F
 ドライブを正常に認識できない  CHSパラメータの限界。
シリンダ数 16383、ヘッド数 16、セクタ数 63が限界
 フリーウェアなどを利用し、HDDのブートセクタにパッチを当てば、32GBまでの HDDが利用できるようになる。
 または、玄人志向の Cバスボード PK98-MISTRESS9を利用する。
32GB  I-O DATA UIDE-98
 I-O DATA UIDE-98M
 I-O DATA UIDE-66
 ドライブを正常に認識せずハングアップ  PC-98では 32GB以上の HDDを管理するパラメータが規定されていないため。
 ヘッド数 16、セクタ数 63、シリンダ数 65535が限界
 フリーウェアなどを利用し、HDDのブートセクタにパッチを当てば、127GBまでの HDDが利用できるようになる。
約 127GB  メルコ IFC-USP-M/M2※3
 玄人志向 PK98-MISTRESS9
 HDDの全容量、またはドライブを正常に認識しない  HDDを管理するパラメータの限界。
 ヘッド数 16、セクタ数 255、シリンダ数 65535が限界
 現状で、解決策は無い。
 なお、IFC-USP-M/M2は、理論上 127GBまで、対応しているが、実際には、約 60GB (ヘッド数 15、セクタ数 128、シリンダ数 65535) が限界らしい。
約 2TB  挑戦者 UIDE-133/98
 挑戦者 UIDE-133/98-A※4
 HDDの全容量、またはドライブを正常に認識しない  PC-98では 64bitLBAアクセスが出来ないため  PC-98では 48bitLBAまで対応している。よって、ヘッド数 255、セクタ数 255、シリンダ数 65535が限界となる。
 ハード、OS共に非対応のために現状では HDDの容量制限以外に解決策は無い。

※1 まりもさんが製作した PC-9821An専用のデータを、PK98-MISTRESS9のフラッシュ ROMに書きこむ。まりもさんの HPは、通信課よりどうぞ。

※2 PK98-MISTRESS9は、Cバスボード上に、フラッシュ ROMを搭載したボード。IPL起動段階で、BIOS ROMにパッチをあてる等の用途に利用できる (つまり、IPL起動段階以前に停止するような、俗に言う封印解除は出来ない)。ちなみに、おまけで、USB I/Fが搭載されている。現状では、個人で製作したドライバにより、USBマウスのみが使用できる。

※3 IFC-USP-M/M2は、E-IDE系の HDDを、SCSI仕様に変換 (SDAT機能) して接続できるボード。

※4 UIDE-133/98は、限定 100枚、 UIDE-133/98-Aは、期間限定完全受注生産 (最終的に、約 1,600枚) によって、 挑戦者 (Super Tank)より製造販売されたボードで、現在は、受注も出荷も終了している。

★ SCSI HDDの場合

製品 トラブルの症状 原因 対策
NECチェック NEC PC-9801-55、
NEC PC-H98-B03及び、
その互換の純正 SCSI I/F。
 起動時にビープ音が鳴り響き本体が停止。  正式には HDDの壁ではないが該当するボードに、ベンダ名の先頭 3文字が NEC以外のデバイスを接続した場合にシステムを停止させる。  NECまたはベンダ名の先頭 3文字が NEC (nEC) のデバイスのみ接続する。
1,024MB NEC PC-9821A-E10の初期ロット (ボード上のチップが、SAGAT777以外の物) と
ICM IF-2769の BIOSのバージョンが 1.01の場合。※5
 HDDの先頭 1GB以上の領域から OSのブートができない。  BIOSの仕様。  まりもさんが製作したパッチを当てる。または、先頭の 1GBまでの領域を含むようにパーティションを切る。
 例としては、4GBの HDDの場合は、「950MB (A:)、2GB (B:)、残り (C:)」と切れば、Aと Bのドライブから OSのブートができる。
約 8GB BIOSを搭載した、Cバス接続の SCSI I/F。
ただし、メルコ IFC-NN (Ver 1.10以前)、
Logitec LHA-301A (Ver 1.07以前)は除く。
 HDDの全容量、またはドライブを正常に認識しない。  BIOSの仕様。
 ヘッド数 8、セクタ数 32、シリンダ数 65535が限界となる。
 BIOSを切る。IFC-NNでは BIOS ROMをバージョンアップする。
 ただし、書き換えのできないボードがある。この場合は BIOS ROMを交換する (無償)。
 LHA-301Aでは BIOS ROMを交換する (有償)。
約 32GB BIOSを搭載した、PCI接続の SCSI I/F (I-O DATA SC-UPCIシリーズ除く) 及び、
メルコ IFC-NN (Ver 1.10)、
メルコ IFN-NS (Ver 1.10)、
Logitec LHA-301A (Ver 1.07)。
 HDDの全容量、または、ドライブを正常に認識しない。
 ボードによってはハングアップする。
 BIOSの仕様による。98では、32GB以上の HDDを管理するパラメータが規定されていないため。
 ヘッド数 8、セクタ数 128、シリンダ数 65535が限界となる。
 HDDの容量を 32GBに制限する。または、BIOSを切る。
 32GB以上の HDDで OSをブートさせたい場合は、IFC-USP-M/M2※6、CHANPON1以外では現状で解決策は無い。

 IFN-NSは、IFC-NN用 BIOS Ver 1.10に書き換えることで IFC-NN同様に 32GBまでの HDDに対応する。

 なお、SC-UPCIシリーズは、保証外ながらパラメータ解析機能を使うことにより、擬似的に 32GB超の HDDを接続することができる。
 この場合、Windows9xでは、ブートが可能だが Windows2000では、SCSI BIOSでは無く HDDの情報を参照する為にブート不可となる。
 SC-UPCIシリーズは、理論上 2TBまで対応できるらしい。

約 60GB メルコ IFC-USP-M/M2、
玄人志向/ FNECHARD CHANPON1-PCI。
 HDDの全容量、または、ドライブを正常に認識しない。  HDDを管理するパラメータの限界。
 ヘッド数 15、セクタ数 128、シリンダ数 65535が限界となる。
 現状で、解決策は無い。
 IFC-USP-M/M2や、CHANPON1では、理論上 127GB (ヘッド数 15、セクタ数 256、シリンダ数 65535) まで、対応しているが、実際には、約 60GBが限界らしい。

※5 PC-9821A-E10では初期ロットのみではなく全モデルで同一仕様の可能性がある。まりもさんの「E10PAT」でバグつき PC-9821A-E10かどうか確認ができる。

※6 IFC-USP-M/M2は、E-IDE系の HDDを SCSI仕様に変換 (SDAT機能) して接続できるボード。

★ OSにおける壁

製品 トラブルの症状 原因 対策
32MB MS-DOS 3以前  32MB以上の領域、ファイルが扱えない  OSの仕様。
セクター数を16ビットで管理していたため
 なし。
128MB MS-DOS 3.3D以前  128MB以上の領域が確保できない。  OSの仕様。  なし。
1,024MB MS-DOS 5.0
MS-DOS 5.0A
 1,024MB以上の容量の HDDを接続していると OSが異常終了 (フリーズ) する。  OSのバグ。  PC-98の各機種に FDメディアとして添付、もしくは添付されている再セットアップディスク収録の OSのアップデートパッチで修正される。修正後のバージョンは5.0A-H。
2,048MB Windows95 OSR1以前  2,048MB以上の領域が確保できない。  OSの仕様。FAT16では 1パーティション辺り 2GBまでしか DOS領域を確保できない。  なし。
8,192MB MS-DOS 6.2  8,192MB以上の容量の HDDを接続した場合に領域を正常に認識できない。  OSのバグ。  PC-98の各機種に FDメディアとして添付、もしくは添付されている再セットアップディスク収録の OSのアップデートパッチで修正される。
約 32GB Windows 95 (OSR2以降), 98, 2000  32GB以上の領域を、FAT32で確保しようとするとエラーとなり正常に確保できない。  OS付属のフォーマッタのバグ。  フリーウェアのフォーマッタを使えば回避できる。
パーティション 全ての MS-DOS  1ドライブあたり 4カ所以上の領域をアクティブにできない。  OSの仕様。  フリーウェアを使えば、5つ以上をアクティブにできる。

※ まりもさんの HPやベクターヘ行くと壁を超えるための便利なツールがあります。通信課よりどうぞ。

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SCSI I/F関連メーカへのリンク (PC-98関連のみ)

 過去に PC-98用 SCSI I/Fを製造していたメーカーへのリンクです。ドライバを落とせる場合があります。ただし、メーカーによっては、すでに PC-98用 SCSI I/Fや PC関連製品のサポートが終了している可能性があります。

 Internet Archive www.archive.orgに過去のウェブページのアーカイブデータが博物館のごとく保管されています。倒産などによって閉鎖されたサイトのアーカイブデータの中にはドライバ、ソフトウェアが残っている場合も有ります。削除されてしまう場合もあるので必要な方はお早めにどうぞ。

メーカー アドレス
NEC (日本電気) 個人向け http://121ware.com/
企業向け http://www.nec.co.jp/
NECフィールディング http://www.fielding.co.jp/
Adaptec (アダプテック、PMC) http://www.adaptec.com/ http://www.adaptec.co.jp/ (日本語)
PMC社に事業を売却。
Advanced System Products (アドバンシス) http://www.advansys.com
Initio社に統合されました。
CRC総合研究所/ CRCソリューションズ http://www.crc.co.jp/
伊藤忠テクノサイエンスと合併し伊藤忠テクノソリューションズ
ELECOM (エレコム) http://www.elecom.co.jp/
I-O DATA (アイ・オー・データ機器) http://www.iodata.co.jp/
ICM (アイシーエム) http://www.icm.co.jp/ (倒産のためサイト閉鎖、現在のサイトは無関係な別会社です)
ドライバは、98Station (SENRIさん) にあります。ファイルのダウンロードは
「http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9855/maker/icm/drv/」の後にファイル名を入れれば出来ます。
Initio http://www.initio.com/
ここからダウンロード可能。
IOI/ Abaptec http://www.ioi.com.tw/
LANDコンピュータ http://www.landcomp.co.jp/
Memorex Telex (メモレックステレックス) http://www.memorex.co.jp/
兼松エレクトロニクスに吸収合併
Panasonic (松下電器産業) http://www.panasonic.co.jp/
Pioneer (パイオニア) http://www.pioneer.co.jp/
RATOC (ラトックシステム) http://www.ratocsystems.com/
SCSI製品の取り扱いは SCSI Pro Shopに移管
Q-Vision (キュービジョン) http://www.qvision.co.jp/ (倒産のためサイト閉鎖)
ここからダウンロード可能。
SONY (ソニー) http://www.sony.co.jp/
TEAC (ティアック) メーカー http://www.teac.co.jp/
サポート http://www.tsc.teac.co.jp/
アルファデータ http://www.alpha-data.co.jp/ (サイト閉鎖)
ここからダウンロード可能。
インフォメーション アンド コントロール研究所 (ICL) http://www.icl.co.jp/
インタフェース http://www.interface.co.jp/
キヤノン (Canon) http://canon.jp/
キャラベルデータシステム (Caravelle) http://www.caravelle.co.jp/ (倒産のためサイト閉鎖)
コンピュータテクニカ http://www.com-tec.co.jp/ (倒産のためサイト閉鎖) ここからダウンロード可能。
サイキューブ (CyQ've) http://www.cyqve.co.jp/ (サイト閉鎖)
シー・ピー・セニット/ サイバーガジェット http://www.cpcenit.com/
2002年現在、業務はサイバーガジェットが引き継いでいます。(2012年現在は不明)
ジャズマルチメディアジャパン http://plaza28.mbn.or.jp/~jahelp/JazzWeb/ (サポート終了)
ジェック http://www.jec-net.co.jp/
セイコーエプソン (EPSON) 総合 http://www.epson.co.jp/
PC関連 http://www.i-love-epson.co.jp/
バッファロー (Buffalo)/ メルコ (MELCO) http://www.buffalo.co.jp/
マクニカ http://www.macnica.co.jp/ (サポート終了)
マイクロスタッフ http://www.microstaff.co.jp/
メディアインテリジェント (Media Intelligent) http://www.epson-service.co.jp/ (サイト閉鎖)
Media Intelligentは倒産のためにサポート業務は、エプソンサービスへ移行しました。
2013年 3月末にエプソンサービスがエプソンに統合されたためサイトが閉鎖。現在はドライバのダウンロード不可です。
ここからダウンロード可能。
ロジテック (Logitec) http://www.logitec.co.jp/
加賀電子 (TAXAN) http://www.taxan.co.jp/
玄人志向 http://www.kuroutoshikou.com/
PC-98用 CHANPON3 BIOSは PCパーツショップの OVERTOPIIにありましたが公開終了しています。
2018年2月現在 Internet Archiveにファイルが残っています。9821BIOS.LZH
情報技術開発 http://www.tdi.co.jp/
神鋼商事 http://www.shinsho.co.jp/
アドバンシス製品の輸入元。
挑戦者 (Super Tank) http://supertank.iodata.jp/
UIDE-133/98-Aの出荷は終了しています。SCSI I/Fとは直接関係有りませんが。(^ ^;;
東芝 (TOSHIBA) http://www.toshiba.co.jp/
東芝情報システム http://www.tjsys.co.jp/ (サポート終了)
日商エレクトロニクス http://www.nissho-ele.co.jp/
日本テクサ (TEXA)/ 旧 ウインテク http://www.texa.co.jp/ (サポート終了)
製品、保守サービスなどのサポートはバイオスが継承。
日本マイクロコンピュータ/ ジェイエムシー http://www.jmc.ne.jp/ (サポート終了)
富士通パーソナルズ http://www.personal.fujitsu.com/
緑電子 http://www.midorielec.co.jp/ (倒産のためサイト閉鎖)




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