注意事項

今回の企画では、メーカー保証範囲外の内容も含まれます。
メーカーが保証しない内容についてサポートに問い合わせたりすることは絶対にしないでください。
また、保証範囲外の行為を行ったが為に機器の故障やデータの損失等のトラブルが起こってもメーカーや当研究所ではいかなる責任も負いません。
あくまでも自己責任でお願いします。m(_ _)m
なお、この記事を参考に HDDを運用する場合は事前にバックアップをとっておくことを強く勧めます。
この企画のページの文章や表の無断転載は禁止します。

はじめに

 2000年現在では、PC-98の世界でも SCSIボードと言えば PCIバスが一般的となっていますが、98MATE VALUESTARシリーズや、CanBeシリーズ等の PCIバスの空きが無い、または少ないマシンや初期の MATEシリーズ、PC-9801型番などでは SCSIインタフェース (I/F) を増設するには、C (汎用拡張) バスを利用する以外ありません。
 また最近は、IDE仕様 HDD (ハードディスクドライブ) 同様に、SCSI仕様 HDDでも 9.1GB以下の小容量のドライブや Narrow (50pin) の内蔵ドライブは、入手が難しくなって来てます。
 そこで、今回は、数ヶ月の長期間に及ぶ某氏 (名前を出しちゃいけないそうなので (^ ^;;)、の実験結果を基に A MATEシリーズ等の Cバス SCSIボードのスルー化と、大容量ドライブを使うにあたって Cバスボードの 2枚挿し、Cバスボードへの大容量ドライブの接続についてまとめてみたいと思います。内容的には、A MATE寄り (主な、実験機が、Anのため) ですが、その他の機種でも充分参考になると思います。
 なお、今回の企画の内容のうち「検証、SCSIボードによるスルー化の安全性」と「Cバス接続 SCSIボードの 2枚挿し」の各「余談」と、「参考資料 PC-9800対応 SCSI I/Fボード一覧」以外は、頂いた実験結果にTRISSが加筆修正を加えた物です。
 最後に、貴重な研究結果と詳しい解説を提供して頂いた某氏には大変感謝しています。m(_ _)m

テーマ

★ 検証、SCSIボードによるスルー化の安全性 ★

A MATEや PC-9801FA等の内蔵 HDDの高速化として一般的なスルー化は、本当にエラーも無く安全かを徹底検証。

★ Cバス接続 SCSIボードの 2枚挿し ★

CバスSCSI I/Fボードの 2枚挿しは、理論上可能でも、実際には、そう簡単にはいきません。
どんなボードならうまく行くのか、そして最良の組み合わせとは。

★ Cバス用 SCSIボードと 8GB超の HDD ★

容量 8GB以上の HDDを接続できる CバスSCSI I/Fボードの種類は、2種類しかありません。
それでは、それをサポートしていないボードに接続したらどうなるか。その実験結果を発表します。

★ SCSIボードについての追加情報 ★

SCSIボードについて投稿いただいた情報をまとめて公開しています。

★ 参考資料 PC-9800シリーズ対応 SCSI I/Fボード一覧 ★

98対応 SCSI I/Fにはどんな物があるか、一覧表にしてみました。
ジャンクボードの素性を調べる時に、お役立てください。
また、SCSI I/Fの利用にあたって、メーカへのリンクなど便利な一覧表もあります。




PC-98, PC-9801, PC-9821, PC-H98, PC-9800, FC-9801, FC-9821, FC-9800, SV-98, 98SERVER, VALUESTAR, CanBe, 98NOTE等は、NEC社の商標または登録商標です。

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この他、製品名、型番等は、一般に各メーカーの商標または登録商標です。