●以下に掲載するのは、東京都埋蔵文化財センター(以下、都埋文)による、TNT471-Bの正式報告書印刷版(調査報告第100集/発行日2001年5月31日)を、忠実にHTMLで再現したものである。
●東京都教育庁文化課は、2000年11月5日に発覚した事態を踏まえ、都埋文に(今まで出されていなかった)報告書の作成を指示すると共に、別に有識者で「多摩ニュータウンNo.471-B遺跡調査委員会」(2000年12月13日〜2001年4月23日 )を組織し、TNT471-Bの事実関係・石器等の検証を行った。その結果は2001年5月10日に報道発表され、Webにも掲載された。調査委員会の報告書は、都サイト内でPDFにて公開されているが、閲覧の便宜を図るため、本サイトで独自にHTML化して掲載したので、合わせてご覧いただきたい。
●TNT471-Bの石器資料は、2001年10月19日に都文化財指定が解除された(東京都教育庁のWeb掲載情報)。
●この報告書は2001年10月上旬に機関等に配付されたが、追って12月11日付けで事情説明の文書が送付された。

多摩ニュータウン遺跡 −No.471-B遺跡− 2001.5 東京都埋蔵文化財センター

  例言
凡例
目次
I 遺跡の位置
II 調査に至る経緯
III 調査方法
IV 層序
V 遺構と遺物
 1 旧石器時代
 1)遺物出土状態
 2)遺物
  A.上層の石器群
  B.下層の石器群
VI まとめ
引用・参考文献
SUMMARY
報告書抄録
●留意事項
  1. オリジナルはA4判で、本文(写真頁含め)ノンブルは55頁、巻頭部分等も含めると64頁。
  2. ここでは、写真は省いた。
  3. 「第1図 遺跡の位置」のかわりに、経緯度からマピオン地図へのリンクを示す。
  4. ページは印刷版の頁順で並べた(IEの最近のバージョンであれば、カーソルキー左右でナビゲートできる…但し本フォルダ内に限る)。
  5. 文書の構造化に気を配りつつデザインしたが、内容自体は印刷版に忠実を期しており、(次項を除き)校訂は一切行なっていない。
  6. V−2) の事実記載(上層・下層)では石器番号が連番では無いが、V−1) の第6・7図(分布図)は、調査委員会報告(上掲)と共通番号を使っており(同じ資料を使っているから当然なのだが...)。対比しやすくするため、共通番号を【 】で示した。
  7. 共通番号3(事実記載では小剥離痕を有する剥片4−第10図2)の先端部欠落(一辺2cm程度の三角形状か)が、鎌田氏のスコップが発掘時に接触したためと記載されているが、その破片自体の記載は無い。
  8. 個々の出土状態を裏付ける層序資料は欠落している。
  9. (「調査委員会報告」でも記載が無かったが)藤村氏の雨の日の単独行動など、重要な情報の証言が欠落している。

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