例言

  1. 本書は、多摩ニュータウン建設事業に伴って発掘調査を行なった多摩ニュータウンNo.471−B遺跡の発掘調査報告書である。
  2. 本遺跡の発見は昭和62年5月2日で、これを受けて急遽センターはその取り扱いについて東京都教育庁文化課を通じて関係部局と協議を行ない、発掘調査は同年5月28日(木)から同年7月17日(金)にかけて実施された。
  3. 遺跡の担当職員は次のとおりである。
    No. 471−B遺跡(都市基盤整備公団)発掘調査時
    調査研究部長石井則孝
    担当者調査研究係長舘野 孝
    調査研究員原川雄二、新井真博、小松真名
    嘱託員植田 孝
  4. 本遺跡の調査に関しては、1987年に以下の概要報告をした。
    東京都埋蔵文化財センター調査研究部 1987「多摩ニュータウンNo.471−B遺跡の調査概要」『月刊文化財』No.291
  5. 本遺跡の遺物整理は発掘終了時から随時行ない、実質的な報告書の作成は平成12年12月から同13年3月末日にかけて行なったものである。
  6. 本報告書の全体総括は調査研究部長佐藤 攻、執筆・編集は調査研究部課長補佐舘野 孝が担当した。
  7. 本報告書に使用した遺物写真の一部は、星野 薫の撮影によるものである。
  8. 本報告書に掲載した遺物および発掘調査・整理作業にともなう図面・写真などの記録額は、すべて埋蔵文化財センターに一括して収蔵・保管してある。
     また、発掘現場の土層は記録保存のために、植田 孝によりラックフィルム手法により剥ぎ取りが行なわれ、収蔵庫に保管するとともに、随時標本として展示室で活用されている。
  9. 本遺跡の発掘調査から整理・報告書作成にあたる過程において、多くの方々や関係諸機関からご助言・ご協力を頂いた。記して御礼申し上げる次第である。(敬称略・五十音順)
     <−芳名略−>

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