設備について

現在使用の無線設備について紹介をします。 QROするにあたっても、特に特徴のある構成ではなく、ごく一般的な設備ですが、今後とも愛着をもって使用して行きたいと思っています。

無線設備編

 使用している主要なリグです。機械ものは上を見ればキリがなく、新しいものや、開局当時には手がでなかった懐かしのリグもオークション等で、程度の良いものを目にすると、手を出したくなるところではありますが、当面は現状のリグを使い倒してからと、自制をしているのは私だけではないと思います。主要なリグは、HF+50MHz用のFT−2000Dと主にリモート運用時とV/UHF用に使用 している、TS−2000SXです。
私の運用形態は、主に固定運用ですので、移動運用で使用する設備は、車載機としてFT−857とHF〜UHFまで1本で対応できる、ATAS−120Aで運用をしていますが、モービル運用での利用のレベルです。

シャックの様子

●FT−DX5000(トランシーバ)
 八重洲のうたい文句と、デモを見て久しぶりの新品ニューモデルを買ってしまったものです。詳しくはブログ「JF1MVF WebLog (アマチュア無線よもやま話)」で使用感等は追い追い紹介して行くつもりです。ただ、FT−2000Dのオプション類(スピーカ、データマネージメントユニット、RFμチューニング等)が全て移行して使用できるので、ベーシックモデルの購入で充分だったのは助かりました。 HFの主力機 FT-5000D

●FT−2000D(トランシーバ)
 このシャック構築時からのメインリグとして活躍してきましたが、兄貴分が来たため現在は、リモート運用の中心機として活用しています。残念ながら、FT−DX5000にはまだPC操作ソフトの提供がされておらず、リモート運用には適していないためもありますが、付属のオプション類も兄貴に譲っていますので、リモート専用機としてはベストな状況です。サブVFO側がアナログ回路で作られており、DSPでなくクリスタルフィルターが搭載されているのもCW運用時には、私の耳にはよくマッチしています。 リモート運用の主力機 FT-2000D

●TS−2000SX(トランシーバ)
 このリグは、アパマン時代(とは言っても自宅はアパマンですが)より使用していたものです。 HF〜UHF(1.2G)まで1台のリグでオンエアできるのがアパマン時代にはマッチしていましたし、コストパフォーマンスとしては良かったと思います。
但し、HF帯をFT−2000Dと聞き比べると、FT−2000Dで聞こえている局が聞こえないとか 性能比がある訳ではないのですが、 受信音の心地よさはCW/SSB運用する場合にはFT−2000Dに 軍配を上げざると得ません。当然人それぞれの好みがありますので主観ですし、IMD値等定量的な比較をした訳でも ありません。 但し、リモート運用する場合のKENWOOD提供の操作ソフトウェアの操作性のよさや、リモート運用の場合Skypeを経由して音声交換されることにより、オーディオ周波数特性が変わることから さほど違いが感じられないことと、V/UHF帯でFM運用は良好であるため、TPOに合わせて使い分けるようにしています。
V/UHF&V/Uリモート運用機 TS-2000SX

●VL−1000(リニアアンプ)
 QROに合わせて導入したものです。選択の決めては単純にHFのメインリグであるFT−2000Dとの 運用性の良さを決めてにしていますが、海外のメタル管を利用したリニアアンプも魅力的です。今は、FT−DX5000に接続変更を行っています。A級バイアスをエキサイターでSSB運用をした場合、私の環境では特段のインターフェア対策をすることもなくTVIや電話・インターフォンへの障害は確認できませんでした。但し、CW運用ではコモンモード電流を測定すると、相当高い電流値の状況を確認しましたので、別項掲載の インターフェア対策を施しています。
リニアアンプ

その他

 その他の設備としては、特出するものはありませんが、第2タワーへの給電設備を工事に合わせ、シャック内への無線設備用の分電盤を電気工事しました。以前は従来より各部屋のコンセントよりタコ足配線で利用していたことから、送信時に電圧降下を起こすこともありましたが、主幹分電盤より専用に配線をしたため、安心して使用できるようになりました。
シャック内の配電ボックス

 その他測定器類は、ごく一般的なものです。
測定器類