総合的に考えて下さい


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記載者:安達治雄 on April 03, 2105 at 13:42:55:

元の記事:建築家の皆さん教えて下さい。(窓の結露対策としてのカーテン) /記載者:西岡 on April 02, 2105 at 20:20:01:

同じご質問を「教えて!goo」になさり、5つの回答があるのを読ませて頂きました。
ご自身が期待される方向の回答のみに「良回答」とされているのは、ちょっといかがかというのが偽らざる感想ですが、ご提示の質問は面白い「頭の体操」だと思います。

根本的なこととして、カーテン・障子・等に求められているのは、プライバシー確保・遮光・調光・断熱・吸音・等であって、窓の結露対策としてのみ議論するのは総合的な視野が欠けていると思います。
結露対策としては、断熱仕様のサッシとペアガラスがまず一番であり、このことは、建築家Aさんも前提としておられるのでしょうから、会話の成行きで 住宅の一要素としての「カーテン・障子」を排斥するお気持ちになったとしたら、全体としては間違った方向かな、と思われます。

とにかく、「カーテンや障子は結露を促してしまう。」は「条件が重なると促す場合もありうる」と修正し理解する必要があると思います。

1)
・もし、室内燃焼型の暖房をされているのなら、これにより水蒸気が発生するのですから、カーテン類による断熱で全体としての水蒸気発生量は抑制できます。
カーテンは(布地によりますが)吸水しますから、密閉的に垂らしても、吸水したものを(室内側の暖かい方が多量とは言え)窓側にも放出します。したがってこの場合はカーテンによって結露にタイムラグが生じ、これを後でカーテンを開けた時に「かえって結露している」と誤解するケースもあるでしょう。
・密閉的でなく煙突効果を生むような垂らし方だと表面的な現象としては「結露促進」に見えるでしょう。この場合、結露量は燃焼量に比例するわけですから。
・さらにカーテン無しだと(室内燃焼により)しっかり結露はするし熱は損するし、良いこと無しに感じます。

2)
・それ以外の暖房の場合、カーテンのあるなしは、窓における結露と断熱効果との単なるバーター(トレードオフ)関係と思います。
・カーテン無しに「ガラスを暖める」方法で「結露しないが熱は損失」というのが良いのかどうかは、なんとも価値判断基準によります。
・3重サッシにする手もあるかもしれませんが、開閉がやたら重いという点で、ディメリットもあるのではないでしょうか?

★いずれにしても、カーテンとガラスとの距離があまり近いと、カビの問題も出てくるでしょう。


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