もう一度ご説明させていただきます


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記載者:高木つねひで on April 05, 2105 at 13:53:28:

元の記事:ちょっと言っときます。 /記載者:西岡 on April 05, 2105 at 01:33:37:

私が書いた内容を誤解されているようです。

おっしゃるとおり「カーテンとガラスの間の空気層による断熱」は「ガラスに接する空気が動きにくくなる」ことで得られるものです。私は、断熱効果は結露対策には有利に働くいっぽうで、空気が動きにくくなることは不利に働くと述べさせてもらいました。また、カーテンには「防湿の働きはないので結露を防止することはできません」と書かせていただきました。

「防湿」というのは、壁体内結露を考えるとき、とても重要です。断熱性を上げれば結露しないという単純なものではないです。ただ、窓と壁では、結露のメカニズム物理的な法則は同じですが、求められる機能がまったく異なるので、窓ガラスの結露の話しから、そのまま壁体内結露の話しへ結びつけるとおかしなことになりますね。

結露という現象では、ガラスとカーテンの間の空気を動きにくくすることで相反する要因があり、「防湿」つまり水蒸気の移動を遮断しないかぎり「防止」はできないということです。内側で防湿する場合、ガラスには透湿性がありませんので、防湿層とガラスの間は乾燥した空気が密封される必要があります。これは、複層ガラスの考え方といっしょですね。

西岡さんが、結露について知りたい動機が分からないので的外れかも知れませんが、もし、ご自宅の新築にあたり外周壁の充填断熱について不安があるのなら、断熱材の内側に防湿シートを隙間なく張ってください。外側の合板に張る防水シートは透湿性のものにして外壁材との間に通気層をとってください。私の設計では防湿シートと内装ボードの間にさらに空気層を設けて、夏期の冷房時の壁体内結露に備えています。勉強家の西岡さんのことですから、とうにご存じとは思いますが・・・。工務店に任せずに信頼できる建築家に設計監理を依頼するのが間違いないと思います。

申し訳ありませんが、私からの返信は、ここまでにさせていただきます。事務所にお訪ねいただけるなら、なんなりとご相談に応じます。


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