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日日是白樺派 2012-09

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2012-09-30 Sun

* 東京ステーションギャラリーで来春木村荘八展の予定 [木村]

東京駅丸の内駅舎の保存・復原が話題になっているが、ステーションギャラリーを思い出して調べてみた。すると来年3/23〜5/19に木村荘八展を予定しているそうだ。開催されたぜひ行ってみよう。ステーションギャラリーと言うと、河野通勢展が印象深い。赤レンガの展示場に細密描写の自画像を見たのが忘れられない。

東京ステーションギャラリー
[http://www.ejrcf.or.jp/gallery/]

* 岸田吟香展(豊田市郷土博物館) [劉生]

これも来年だが、岸田劉生の父・岸田吟香の展覧会が、豊田市郷土博物館で予定されている。会期は来年2/2〜3/10。現在その準備レポートが「資料館だより」に連載されていて、webでも読める。おもしろい試みだと思う。

豊田市郷土資料館
[http://www.toyota-rekihaku.com/]

豊田市郷土資料館 資料館だより
[http://www.toyota-rekihaku.com/shiryo/f_shiryo.html]

豊田市郷土資料館だより No.80
[http://www.toyota-rekihaku.com/shiryo/pdf/80.pdf]
平成24年度特別展準備レポート\x87@
岸田吟香の故郷を訪ねて〜美作国へ〜

豊田市郷土資料館だより No.81
[http://www.toyota-rekihaku.com/shiryo/pdf/81.pdf]
平成24年度特別展準備レポート\x87A
岸田吟香とヘボンとの出会い〜日本で初めての本格的な和英辞書「和英語林集成」の誕生〜

* 「開運!なんでも鑑定団」の公式サイトに岸田劉生のデッサン [劉生]

8/21に放送された「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)で、岸田劉生の「輪廻」の下絵が出品されていたが、その放送の要約が公式サイトに上がっていた。鑑定士のコメントは、評価額を出すボタンを押した後に表示されるので注意。「絵にまったく興味がないのでもし高ければ売ってしまいたい」とあったが、どうなっただろうか。

岸田劉生のデッサン|開運!なんでも鑑定団|テレビ東京
[http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20120821/03.html]

* 「ザ・大阪ベストアート展 −府&市モダンアートコレクションから−」 [劉生]

大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室では「ザ・大阪ベストアート展 −市&府モダンアートコレクションから−」が開催中である(9/15〜11/25)。リクエストで選ばれた50作品を展示するということで、岸田劉生の「静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)」(1917)も出展する。ちなみにこの作品はリクエストでは33位で、第1位は佐伯祐三の「郵便配達夫」だった。大阪は文化関係でごたごたしているが、これらの作品は今回選ばれなかったものも含めてぜひとも無事所蔵・公開されることを祈る。

大阪市イベント・観光 「ザ・大阪ベストアート展 −府&市モダンアートコレクションから−」を開催します
[http://www.city.osaka.lg.jp/yutoritomidori/page/0000166029.html#tenjikikan]

* ゴッホ美術館の改修工事 [ゴッホ]

オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館は、今年9月末から来年2013年4月まで改修工事に入る。そのため、作品はアムステルダムのエルミタージュ美術館アムステルダムに移される。その移送についてNHKのニュースで報じられた。「ヨーロッパでは、名画を狙った盗難事件が後を絶た」ず、「警察が厳重に警備する中、専用の車両で」運ばれたとのこと。来年5月の再オープンまで、何もないことを祈りたい。

ゴッホの名画 厳戒態勢で移送 NHKニュース
[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120924/k10015253371000.html]
アムステルダムのゴッホ美術館が7カ月閉館 主要作は別会場で公開 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
[http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/09/24/kiji/K20120924004189070.html]

* 「飢餓海峡」の陰に有島武郎(北海道岩内町郷土館) [有島]

北海道岩内町郷土館で「飢餓海峡」の企画展が開催中である(11/12まで)。有島武郎が死の前年、1922年に岩内町で講演したのをきっかけとして始まった青年たちの文化活動(白水会)が、水上勉を岩内に招いたことで書かれた作品ということで、不思議なところでつながっている。その資料も展示されているとのこと。

小説「飢餓海峡」の企画展 岩内−北海道新聞[道央]
[http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/407870.html]

岩内町郷土館 ホームページ
[http://www.iwanaikyoudokan.com/]

2012-09-22 Sat

* 奈良の志賀直哉旧居の紹介記事 [志賀]

2008年8月と少し古いものだが、奈良の志賀直哉旧居を紹介した記事があった。一通り紹介されていて全体像を知る助けにはなると思う。この家は現在も公開されていて、行った人には好評のようなので、ぜひ一度行ってみたいと思っている。

古い家に学ぶ 小説家・志賀直哉 奈良の自邸 [注文住宅] All About
[http://allabout.co.jp/gm/gc/29026/]

* 岸田劉生の「切通しの写生」が切手になった [劉生]

東京国立近代美術館の開館60周年、京都国立近代美術館の開館50周年を記念して、今年6/1に記念切手が発行されていた。両館所蔵の優品があしらわれているが、その中に劉生の「切通しの写生」も入っていた。劉生の絵が切手になったのはこれで3作目。

特殊切手「東京国立近代美術館開館60周年・京都国立近代美術館開館50周年」の発行 - 日本郵便
[http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2012/h240601_t.html]

発行済の2点については、次のwebページに紹介がある。

岸田劉生:切手と本 - FishEyeArt
[http://www2u.biglobe.ne.jp/~fisheye/japan/stamp/kishida.html]

* 竹中直人の実篤のモノマネ [実篤]

竹中直人がテレビに出始めたころ、いろいろな人のモノマネをしていたが、その中に実篤のモノマネがあった。面白かったという評判をあちこちで聞いたが、私は実物を見たことがなかった。
今回ようやくYoutubeに上がっているのを見ることができた。戯画化されているが、なんとなく放送当時(昭和58年とあった)の実篤の受け入れ方がわかる。ネタは芥川龍之介、実篤、遠藤周作、松本清張の順。

竹中直人 (笑いながら怒る人, 日本文学全集)
[http://youtu.be/7V5sykjo84U]

2012-09-17 Mon

* 「お目出たき人」がラジオ番組で取り上げられた [ラジオ][実篤]

昨日(9/16)の「パナソニック メロディアス ライブラリー」(TOKYOFM系、10:00〜10:30)で、実篤の「お目出たき人」が取り上げられた。パーソナリティは小川洋子で、毎週1つの作品について語る番組。昔のメモを見たら、この番組では2010年2月に「友情」が取り上げられていた。

「パナソニック メロディアス ライブラリー」ホームページ
[http://www.tfm.co.jp/ml/]

聞きもらしたので、番組に関連したtweetを拾ってみた。全体像はむずかしいが、少しは情報があると思う。

「パナソニック メロディアス ライブラリー」武者小路実篤「お目出たき人」 - Togetter
[http://togetter.com/li/374260]

* 『柳宗理‐「美しさ」を暮らしの中で問い続けたデザイナー』 [][新刊情報][民芸]

昨年亡くなった柳宗理の特集号が出ていた。『柳 宗理‐「美しさ」を暮らしの中で問い続けたデザイナー』(KAWADE道の手帖)[http://ow.ly/dKrsm]。多くの人が文章を寄せていて、読み応えがある。
その中で久野恵一さんの文章はどこかで読んだことがあると思っていたが、手仕事フォーラムのホームページで3回に分けて掲載されたものだった(本では追記もあるようだが)。ホームページと本の関係については、以下のblogに書かれていた。

柳宗理さんの本 | 手仕事フォーラムblog
[http://blog.teshigoto.jp/?eid=865205]
 物食日記 :知られざる柳宗理さんの本
[http://blog.livedoor.jp/slowkuno/archives/51686336.html]

実際のホームページの記事はこちら。若い頃の柳さんの話はなかなかエキサイティングだ。リンクを張っておくので、興味のある方はぜひこれだけでも。
柳宗理さんを偲んで [前編・柳宗理さんの功績]
[http://teshigoto.jp/serial_report/kuno/vol74.html]
柳宗理さんを偲んで [中編・日本民藝館館長になる]
[http://teshigoto.jp/serial_report/kuno/vol75.html]
柳宗理さんを偲んで [後編・民藝を継いだ人]
[http://teshigoto.jp/serial_report/kuno/vol76.html]

* 奈良の志賀直哉旧居に扁額寄贈 [志賀]

奈良市高畑の志賀直哉旧居に、孫の志賀道哉さんから、志賀と親交のあった熊谷守一の書いた扁額が寄贈された。「直哉居」と書かれたもの。一瞬志賀の書かと思ったが、熊谷守一の書(書家じゃない、画家だぞ>産経新聞)も交流が偲ばれて良いと思う。

志賀直哉旧居に扁額寄贈 孫・道哉さん「祖父が愛した奈良に」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-00000121-san-soci]

* 志賀も愛好した女流義太夫の現在 [志賀]

志賀が学生時代にはまった娘義太夫は今は女流義太夫と言うそうだが、MSN産経ニュースに記事があったので調べてみたところ、東京では毎月公演があるようだ。「床本」まで読んでというのはなかなか難しそうだが、一度は見ておきたいと思う。
女流義太夫演奏会・お江戸日本橋亭
[http://www.gidayu.or.jp/page137006.html]
女流義太夫演奏会・国立演芸場
[http://www.gidayu.or.jp/page137.html]

【土・日曜日に書く】論説委員・清湖口敏 10回見たら面白くなる- MSN産経ニュース
[http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120902/ent12090203110001-n1.htm]

* 児島喜久雄「長寿吉教授像」

九州帝大法文学部西洋史学講座の長寿吉教授の肖像画。児島が1934年から3年間非常勤講師として同大学に招かれていた縁で描いたようだ(1940年)。

アートコレクション | 九州大学文学部・大学院人文科学府・大学院人文科学研究院
[http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/art/post_5.php]

* 富山市の美術館「ギャルリ・ミレー」で中川一政作品も展示 [中川]

北陸銀行が所有する絵画を展示する美術館「ギャルリ・ミレー」が、9/1に富山市中央通りに開館した。ミレーの「羊の毛を刈る女」やバルビゾン派の作品が中心だが、北陸ゆかりの作品も展示され、棟方志功や中川一政の作品も見ることができるようだ。

中日新聞:ミレー気軽に見られ 富山まちなかに美術館 にぎわい創出へ北陸銀:北陸発:北陸中日新聞から(CHUNICHI Web)
[http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012090202000182.html]
北國・富山新聞ホームページ - 富山のニュース
[http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120902202.htm]

2012-09-16 Sun

* 秋の気配

しばらくぶりにblogを書いてみる。厳しい暑さはようやく去り、少し過ごしやすくなった。

* 「志賀直哉と谷崎潤一郎との美食との考察」 [志賀]

masashi_akiyamaさんのtweetで、大岡玲が志賀と谷崎の食について語っているのを知る。
[http://twitter.com/masashi_akiyama/status/246863533814468608]

検索すると、話を聞かれた方のblogに行き当たった。
No.156「大岡玲先生」: 復刊ドットコム 社長blog
[http://blog.fukkan.com/yaen/2012/09/no156-7bca.html]
志賀がいかに食に関してわがままだったか、谷崎が食にも色の道にも、いかに変態であったか、二人が何を食べたかについてたっぷり語ったうえで、文学論にまとめていたそうだ。
11月には東京経済大学で「食いしん坊な文学者の肖像〜志賀直哉と谷崎潤一郎を中心に」という話もするようなので、近いうちにこの話で本を書いてはもらえないだろうか。

* 藤本巧「韓国民俗の粋を撮る」 [民芸]

9/14の日経新聞朝刊文化面に、藤本巧「韓国民俗の粋を撮る 工芸あふれる日常テーマに42年、「五十年誌」を夢見て」という文章が載った。浅川巧にちなんで「巧」と名付けられたことが縁で、朝鮮の工芸品の写真を撮り始めたそうだ。柳宗悦の見方にとらわれていると韓国の美術評論家に諭されたことから、韓国の現状を幅広くとらえるようになったというのは貴重なことだと思う。
このたび「韓国の物は韓国に戻す」と撮りためたネガを韓国の国立民俗博物館に寄贈され、それを記念した展覧会が開催中とのこと。当初「韓国を愛した日本人、巧」というタイトルだったが、日韓関係の急激な悪化のため無難な「7080、過ぎ去った私たちの日常」に変更されたのは残念なことだ。

日本人写真家が42年間撮った韓国の70-80年代(中央日報)
[http://japanese.joins.com/article/091/158091.html?servcode=400&sectcode=420]
藤本巧写真展「7080 過ぎ去った私たちの日常」|韓国旅行「コネスト」
[http://www.konest.com/contents/spot_event_detail.html?id=5170]

* 筑摩書房『明治文學全集』復刊 [][白樺]

筑摩書房の『明治文學全集』全99巻+別巻の全100冊セットで復刊されるそうだ。第76巻の『初期白樺派文學集』は「白樺」創刊ごろのレアな作品が載っている(一部のBL系の人たちには有名)のだが、販売は揃いのみで、好きな巻だけ買えるわけではない。私は少し前に某大学図書館の旧蔵本を古本屋で買ったが、品薄なのは変わらないようだ。古書価は下がるかもしれないが。

筑摩書房 明治文學全集 全99巻・別巻(全100冊)セット
[http://www.chikumashobo.co.jp/special/meijibungaku/]


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