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日日是白樺派 2012-05

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2012-05-28 Mon

* トルストイの曾孫がロシア大統領の顧問に就任 [トルストイ]

時事通信によると、ロシアのプーチン大統領は5/23にトルストイの孫の孫(やしゃご、5代目の子孫)であるウラジーミル・トルストイ氏(49歳)を大統領顧問に任命した。単に文豪の子孫だからということではなく、「大統領直属の文化委員会メンバーも務めるなど政権に近く、今年3月の大統領選ではプーチン氏の代理人の一人として選挙運動を支援した」ことがその理由。日本でも与謝野晶子の孫が大臣になったりするわけだから、文豪の子孫が政治活動をしてもおかしくはないか。

時事ドットコム:「トルストイ」を顧問に=ロシア文豪の子孫−プーチン大統領
[http://jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012052400065]

* 全館再開記念「北国の染織」(芹沢けい介美術工芸館) [民芸][震災]

仙台にある芹沢けい介美術工芸館(けいは金に圭)は、東北福祉大学の敷地内にあり、落ち着いた雰囲気の良い美術館だ。東日本大震災で休館し、半年前から一部開館していたが、今年4月から全館で展示を再開とのこと。それを記念して「北国の染織」が開催中である(4/4〜7/7)。「展覧会を通して先人たちの遺してくれた豊かな北国の文化を再考し、震災を乗り越える原動力となればと思います」とあったが、歴史とつながることで先祖も乗り越えたであろう苦難を思い、新たな力となってほしいと思う。

芹沢けい介美術工芸館
[http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/]

2012-05-20 Sun

* 「お目出たき人」と「童貞スピリット」 [実篤]

ぱろすけさんの「童貞スピリット、武者小路実篤『お目出たき人』」というエントリーが話題になっていたので読んでみた。
「お目出たき人」を童貞小説と呼ぶのには抵抗はないが、「童貞精神」について何か書いている作品ではないと思う。そういうところにフォーカスして読むこともできるが、この作品で問うているのは「自我」についての問題であり、私がやはり拘泥してしまうのは最後に出てくる「無意識・意識下」への接し方である。
なお、この作品は実体験を描いたものでは到底なく、自己戯画化であると声を大にして言いたい。これが元で「実篤って気持ち悪い」と思われると困るのだ。実篤の作品は生真面目でストレートであるため、すべて実体験と思われがちだが、「お目出たき人」はわざわざお目出度い人物を創作して描いた作品である。

童貞スピリット、武者小路実篤『お目出たき人』 | ぱろすけのメモ帳
[http://parosky.net/wordpress/?p=361]

* 神代植物公園「春のバラフェスタ」 [調布]

神代植物公園では「春のバラフェスタ」を5/27(日)まで開催中である。神代植物公園は大きな森という感じで、中に入ってしまうと緑の深さに東京都内にいることを忘れてしまうほど。西洋式のバラ園が整備されていて、春と秋の2回、見事な花を見ることができる。
実篤公園・記念館を見学してから、つつじヶ丘駅まで出て、そこから植物公園までバスが出ている。帰りは深大寺を散策してから、つつじヶ丘、調布、三鷹行きのバスというのがおすすめ。

お知らせ|神代植物公園|東京都公園協会
[http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/info045.html]

2012-05-02 Wed

* 2012年度の展覧会情報を更新 [展覧会][更新情報]

今年度の全国の展覧会情報の更新をひとまず完了。これまで「武者組」でとりあげた美術館・博物館のリストを調べきった。

以下、作業のメモ。
・1回しかリストに出てこないところは、たまたま巡回展などを開いただけかもしれないので、チェックしない。逆に何度も出てくるところは、「武者組」的な関心の高い展示をやることが多いため、必ずチェックする
・デパートやホテルなどは先の予定が出ていないため、チェックしない
・年度途中までしか予定が出ていないところは△印をつけて別ファイルをつくり、それぞれ掲載されている展示の最終日付近に改めてチェックする。リマインダとしてRemember the milkを利用する予定
・閉館したところは×印をつける
・複数回リストに出てくるところは、最新のものだけチェックし、あとは−印をつけてチェックしない
・来年度はこれに2012年度の実績を追加して作業する
・このやり方だと新しい美術館がひっかからないが、それは毎週のニュースのチェック等でカバーする
・リスト以外の美術館をチェックするために、「artscape」「インターネットミュージアム」「ミュージアムカフェ」などのサイトを確認したが、キーワード検索で展覧会と所蔵品が一緒に検索されたり、過去の展覧会も検索されたりして、使いにくかった。もっとゆるやかな使い方(地域とジャンルからどんな展覧会があるか見てみるとか)を想定しているのだろう

2012年度の展覧会
[http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/exhibition/2012show.html]

* 鎌倉文学館が過去の図録の一部をインターネットで公開 [展覧会]

鎌倉文学館の過去の展示会一覧を見ていたら、図録のテキスト部分が公開されているのを見つけた。
平成元年度の吉屋信子展と平成4年度の林不忘展の2つだが、図録のテキスト部分だけPDFで公開されている。図録じたいは完売しており、鎌倉文学館では閲覧可能。遠方の方向けに、有料のコピーサービスも行っているそうだ。写真の部分は説明だけしかないが、これだけでも展示で紹介されていた内容はわかると思う。珍しい試みだが、このようなデジタル資料を活用した動きが広がることを期待したい。

鎌倉文学館 企画展バックナンバー
[http://www.kamakurabungaku.com/exhibition/back.html]

2012-05-01 Tue

* 実篤記念館の2012年度スケジュールを掲載 [更新情報]

武者小路実篤記念館の2012年度の展示スケジュールを掲載した。昨年度は調布市文化会館たづくりでの移動展があったため、記念館での展示が一つ少なかったが、今年度は元に戻って年8回の展示。中でも春の特別展「手紙に見る 実篤への思い」−岸田劉生・長与善郎・千家元麿−(現在開催中。6/3まで)と12月から来年1月にかけての企画展「写真から読み解く 実篤とその時代」が面白そうだ。6月7月の企画展「かお」−肖像と表情−もこれまでにない切り口だと思う。今年度も楽しみにして見学に行こう。

2012年度(平成24年度)の展示予定
[http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/museum/sch.html]

* 有島武郎研究会の夏季大会 [有島]

有島武郎研究会のホームページによると、第51回全国大会(2012年度夏季大会)は、6/2(土)に関西学院大学で開かれるとのこと。参加自由・聴講無料。発表要旨等は公式ホームページに掲載されている。今回は「特集《相互扶助の系譜》」ということで、鳴門市賀川豊彦記念館・田辺館長の講演「『賀川豊彦と相互扶助』をめぐって」がある。

有島武郎研究会ホームページ
[http://d.hatena.ne.jp/arishimaken/]

・鳴門市賀川豊彦記念館ホームページ
[http://www.tv-naruto.ne.jp/kagawa-kan/]


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