PC-9821Na13 ネタ
PC-9821Na13/H10は、ちょっとした作業に、モニタを繋ぎ変えなくても使えて便利なので、導入しました。
2010/ 7/ 31 改訂
98 NOTEシリーズは、Windows 95の発売にあわせて大きく様変わりし、主力の機種で、10.1"
TFTカラー液晶や、PCM, FM音源を標準で内蔵し、大幅に機能が強化されました。
1995年 11月には、Windows95プリインストールモデルが登場し、この
Win95モデルからデスクトップ機のように、98NOTEシリーズにも 「Lavie
(ラヴィ)」や、「aile (エール)」 という愛称がつきました。
その流れのなかで、1996年 3月、PC-9821Na13は、Naシリーズの最上位モデルとして、「さらにはやく、画面ワイドに。先鋭マルチメディアノート。」というキャッチコピーで登場しました。Na13/H10では、98NOTEで、初めて
800 x 600ドット表示が可能な、12.1" TFT液晶が搭載されました。ただし、640
x 480ドットや、640 x 400ドット表示では、画面の拡大機能は無いため、中央に小さく表示されます。
下位モデルの Na13/C10では、従来の 10.1" TFT液晶を搭載しています。これらの機種の位置付けとしては、デスクトップ機でいうところの、Xa13の、Kまたは、R型番に相当するといって良いでしょう。
その後、Naシリーズ最終モデルの Na15/X14の登場と共に、価格の改訂がありました。ちなみに、この
Na15は、Pentium 150MHzを搭載し、セカンドキャッシュは、脅威の 512kB、ディスプレイは、12.1"TFT液晶で、1024
x 768ドット、フルカラー表示という、ある意味、98NOTEで最強といえるモデルです
(きっと、CPUを MMX Pentiumに貼りかえれば、本当に最強でしょう (^ ^;;)。
ただし、Na15/X14は、98NOTEベイ用 TVチューナパックには非対応です。自分は、これを考慮して、あえて
Na13/H10にしました。
PC-9821Na13のラインナップ
| 商品名 | FDD | HDD | CD-ROM | 標準価格 (税別) |
| PC-9821Na13/H10 | 3.5インチ 3モード対応 1ドライブ | E-IDE 1.0GB | ATAPI 4倍速 | 720,000円-> 590,000円 |
| PC-9821Na13/C10 | 3.5インチ 3モード対応 1ドライブ | E-IDE 1.0GB | ATAPI 4倍速 | 630,000円-> 500,000円 |
Na13/H10は、先代の PC-9821Na12/9/7から、グラフィックアクセラレータが、Trident製
Cyber9320から、ビデオアクセラレーションに対応した、Cirrus Logic製
GD7548に変わり、Direct Draw性能も若干アップしました。
また、12.1" TFT液晶の採用により、ステレオスピーカ (ノイズが載り易い
(T_T)) の位置が、液晶画面の上から、下に移動しました。
このマシンでは、初めに、Windows 95と、Windows 3.1 + MS-DOS Ver6.2がデュアルインストールされていて、初回起動時にどちらかを選択します (選択しなかった方は消えます)。Windows 98にアップグレードしても、ビジネスソフト等、軽いアプリケーション用途であれば、現役で活用できます。また、FM音源が標準で搭載されているので、DOSゲームにも活用できます。(^-^)
★ マザーボード ★
Na13のマザーボードは、チップセットに i430MX (Mobile
Triton) を採用しています。i430MXは、i430FX (Triton)
をモバイル用にアレンジしたもので、性能は、i430FXとほぼ同じです。また、ベースクロックは、66MHzです。
なお、Na12, Na9のマザーボードも、搭載する TFT液晶により、コネクタが異なる以外、同じ物です。
★ 搭載 CPU とセカンドキャッシュ★
Na13に搭載されている CPUは、intelの Pentium (133MHz) です。TCPパッケージ (薄いフィルムに CPUコアが固定されている) のため、CPUの交換は、専用の装置が無いと不可能です。キャッシュメモリは、 16kB内蔵で、コプロセッサ (浮動小数点演算ユニット) も CPUに内蔵されています。
セカンドキャッシュは、標準で、バーストSRAMを 256kB搭載しています。セカンドキャッシュは、簡単にいうと高速で動作する CPUとメモリの間のデータ転送速度の差を埋めるものです。これのある無しでは、体感で分かるほど、処理速度が変わってきます。特に、ノート PCのように、メモリ周りの遅い PCでは、きわめて有効ですが、消費する電力が多く、バッテリーが消耗しやすいという、デメリットもあります。
★ メモリ ★
メモリは、ファーストページモードの DRAMに対応しています。標準で 16MB内蔵し、専用のメモリモジュールで、最大 80MBまで増設できます。ただし、メモリが増えると、発熱が多くなるほか、消費する電力が増え、バッテリーが消耗しやすくなります。
なお、Na13では、1.25MBタイプのフロッピィディスクドライブ (FDD) 互換の RAMドライブ機能は、削除されています。このため、DOS等で、FDD 2ドライブ必須のソフトを動かすためには、フリーソフトを使うなど、工夫が必要になります。
★ 補助記憶装置 ★
Na13では、C10, H10両モデルとも、本体右側の
CD-ROMベイに、3.5インチ 3モード対応で、2HDタイプの FDDを 1ドライブと、Enhanced
IDEタイプで、1.0GB (接続可能なのは、最大 4.56GB (未フォーマット時)
まで) の 2.5インチ ハードディスクドライブ (HDD) を搭載し、Windows 95がインストールされています。
バックアップディスクは、CD-ROMメディアで、2枚付属します。
CD-ROMは、本体右側の CD-ROMベイに、 ATAPI接続で 4倍速 CD-ROM (東芝製 XM-1202B) を搭載しています。
★ 液晶ディスプレイ ★
上位モデルの、Na13/H10では 12.1インチ TFT (Thin Film Transistor: 薄膜トランジスタ) バックライト付き カラー液晶ディスプレイを採用し、最大 800 x 600ドットで、65,535色の表示ができます。ただし、DOS画面の 640 x 400ドットや、640 x 480ドットモードでは、中央に小さく表示されます。
Na13/C10では 10.1インチ TFT (Thin Film Transistor: 薄膜トランジスタ) バックライト付き カラー液晶ディスプレイを採用し、最大 640 x 480ドットで、26万色の表示ができます。
なお、C10と H10の TFT液晶モジュールは、コネクタ部分が異なるため、違う種類同志の交換はできません。
★ グラフィック機能 ★
グラフィック機能は、標準で従来の 640 x 400ドット (4,096色中 16色: Enhanced Graphic Charger) に加え、ウインドウアクセラレータ機能として、高速な PCIバス接続で、ビデオアクセラレーション機能に対応した Cirrus Logic製 GD7548 と VRAMを 1MB搭載しています。なお、初代と二代目A MATEシリーズに搭載されている、256色のプレーンアクセスモードは利用できません。
Na13/C10では、液晶ディスプレイ上で、Windowsでは、最大 640 x 480ドットで 1677万色 (ディザ処理により、26万色に減色) 、DOS上では、最大 640 x 400ドットで 4,096色中 256色の表示が可能です。
Na13/H10では、液晶ディスプレイ上で、Windowsでは、最大 800 x 600ドットで 65,535色、DOS上では、最大 640 x 400ドットで 4,096色中 256色の表示が可能です。
また、両モデルとも、アナログ CRTを接続時には、Windows上では、最大 1,024 x 768ドットで 1677万色中 256色、DOS上では、最大 640 x 480ドットで 1,677万色中 256色の表示が可能となります。その際、ディスプレイ I/F 変換ケーブル 「PC-9821N-K06」が必要になります。
なお、Windows95の製品版や、Cabsフォルダには、GD7548のドライバは含まれていません。このドライバは、Na13付属の 「バックアップ CD-ROM (OS除く)」 または、Direct X Ver 5.0以降にあります。
★ サウンド機能 ★
サウンド機能は、118音源相当の PCM録音再生機能、拡張 FM音源機能 (FM 20音)に加え、PC-9801-86互換の 基本 FM音源機能 (FM 6音、リズム 6音、SSG 3音) を標準で搭載しています。いわゆる 「三代目 Canbe 音源」 です。
このため、86音源の PCMと違い、 Windows 95等でも再生時に CPUに負荷が軽く、音飛びしにくくなっている他、は、86音源互換 FM音源を搭載しているので、FM音源対応の DOSゲームでも、特に面倒な設定の必要が無く、そのままで鳴ります。ただし、音源チップに依存するソフトウェアでは、正常に動作しない可能性があります。
さらに、専用変換ケーブル「PC-9821N-K07」または、「PC-9821N-K08」を プリンタポートに接続することで、外部 MIDI音源や、Sound Blaster互換のジョイステックを接続できます。
また、EBAP (Enhanced Bass Amplifire) 回路付き、出力 0.5W + 0.5Wのステレオスピーカと、マイクロホンを搭載し、CD-ROMドライブベイに搭載した、CDの音声もこのスピーカより出力できます。ただ、残念なことに、ノイズが載り易いという欠点があります。(^ ^;;
なお、Windows95の製品版や、Cabsフォルダには、Na13のサウンドドライバは含まれていません。このドライバは、Na13付属の 「バックアップ CD-ROM (OS除く)」 または、Direct X Ver 5.0以降にありますが、インストールは、やや複雑で、後期の CanBeシリーズや、Nrシリーズ同様、「98 CanBe PCM/Mixer Driver」、「外部 MIDIポート」、「内部 OPL3 FM音源」 を個別にインストールします。
★ インタフェース ★
| 位置 | 種類 | 形状 |
| 本体後部 | テンキーボード | ミニ Din 8pin |
| バスマウス | D-Sub 9pin | |
| LINE出力と入力 | ステレオミニジャック | |
| ヘッドフォン出力 | ステレオミニジャック | |
| RS-232Cシリアル I/F | アンフェノールハーフ 14pin、最高115,200bpsまで対応 | |
| プリンタ用双方向パラレル I/F | アンフェノールハーフ 20pin, (MIDI/Joystick対応) | |
| アナログディスプレイ出力 | ミニ Din 10pin | |
| 拡張バス | 198pinタイプ |
カラー CRTを接続するには、接続ケーブル (PC-9801NS/L-01, PC-9821N-K06) が必要です。また、一般のデスクトップ機とは、シリアル I/F、プリンタ I/Fの形状が違うので、接続の際には、別のケーブルが必要です。
この機種では、プリンタポートに、別売りのMIDI/JOYSTICK変換ケーブル A 「PC-9821N-K07」または、MIDI/JOYSTICK変換ケーブル B 「PC-9821N-K08」を接続することで、サウンドブラスター互換の MIDI/Joystick対応機器を接続できます。Aと Bの違いは、前者は、プリンタポートとの同時使用ができないのに対し、後者では可能となっている点が異なります。
★ 拡張用スロット ★
Na13の拡張には、以下の 4か所があります。
| 拡張スロット | 主な対応機器 | 補足 |
| PCカードスロット | メモリ系、I/O系 PCカード。 | PCMCIA 2.1/JEIDA 4.2規格の PCカードが使用でき、TYPE IIIが 1枚または、TYPE IIが 2枚使えます。ただし、Card Busには非対応です。 |
| 98 NOTEベイ | セカンドバッテリ、PCカード増設スロット、FDD、TVチューナーパック。 | TVチューナーパックのみ、Na15では非対応。 |
| CD-ROMドライブベイ | CD-ROMドライブ (倍速、4倍速)、FDDパック、バッテリーパック。 | Nx/Na7で初めて採用されたベイ。Nb/Nrシリーズとは互換性がありません。 |
| 198pin 拡張バス | 外付け FDD、拡張ボックス 「PC-9801-N08」 やポートリプリケータ、ドッキングステーション等。 | 旧規格の 110pin用の機器を接続する場合は、変換アダプタ 「PC-9821N-U07」 が必要になります。また、Cバスボードを利用するためには、拡張ボックスが必要になりますが、グラフィックアクセラレータや LAN I/F、 FDD I/F等、一部のボードは使用できません。 |
★ Dip SWの設定 ★
ハードウェア Dip SWはなく、動作環境設定から、「98NOTEメニュー (デスクトップ機でいうセットアップメニューに相当)」 があります。呼び出し方は、電源投入後もしくは、リセットボタンを押してから 「HELP」 キーを押し続けます。
また、本体後部にバックアップメモリスイッチがあり、通常に本体を使うときは
ONにしておきます。特に、レジューム機能等を使うためには、ONにしておかなければなりません。
ただし、内蔵する周辺機器を取り付けるときは、必ず
OFFにしてから行わなければなりません。でないと、マザーボードに通電状態になっているので、周辺機器を壊してしまう可能性があります。
ちなみに、しばらく電源を入れていないと、「セットアップが初期化されました、セットアップを実行してください」というメッセージが出ます。その場合は、放っておいても問題ありませんが、気になるようでしたら、「98NOTEメニュー」 で設定を確認してください。
★ バッテリ駆動時間 ★
バッテリ駆動時間は、付属のバッテリパック 「PC-9821N-U03」 装着時に、H10モデルで、約 1.0〜1.4時間、C10モデルで約 1.0〜1.5時間、さらに、CD-ROMドライブベイに別売りのセカンドバッテリパック 「PC-9821NA-C02」 を装着することにより、H10モデルで、約 2.0〜2.8時間、C10モデルで約 1.0〜3.0時間に延長することができます。 12.,1"TFTモデルの H10の方が、わずかに駆動時間は短いですが、Pentiumマシンとしては、ほぼ標準的です。
また、バッテリ充電時間は電源 ON時には、約 2.6時間 (CD-ROM未搭載時のみ可能)、電源 OFF時には、約 1.5時間となっています。ただし、これらは、動作環境やバッテリの状態によって変化します。
ちなみに、ACアダプタは、「PC-9821NA-U01」 が付属しています。
★ その他の特徴 ★
Na13では、ポインティングデバイスとして、98スライドパッドが搭載されています。しかし、DOSゲームには向かない上、なれるまでは、かなり苦労します。自分は、マウスを接続しています。(T_T)
あと、ノートパソコンなので、レジューム機能に対応しています。これで突然停電になっても安心です。(^-^)
★ はじめに
ここでは、CPUの換装について書かれていますが、メーカーの禁止している改造行為に当たるので自己責任で行ってください。特に、TCPパッケージのノート PCの場合、CPUが壊れても、個人では交換できないため、マザーごと交換となり、修理代は数万円から、十数万円と、非常に高額になります。
また、全ての PC-9821Na13でうまくいくとは限りませんし、何の前触れもなくいきなり不安定になったり、最悪壊れることも考えられますので十分ご注意ください。たとえ、動かなかったり、故障したりしても、こちらに文句をいわないでください。詳しくは注意事項をお読みください。これは、改造の上での常識です。
★ TCPの Pentium
さて、だいたい Na13のことが分かったところで CPUの換装です。と言いたいところですが、この Na13の CPUである、Pentiumは、マザーボードに直付けされているうえ、TCPタイプ (薄いフィルムに CPUコアが固定されている) のため、一台、数億円といわれる、専用の装置が無い限り、換装ができません。
また、コプロセッサや ODP用のソケットも無いので、CPUのパワーアップは、個人ではできません。(T_T)
なお、2002年 5月現在では、MAXUSコンピュータ社が、有償で CPUを張替える改造を請け負っています。これを利用することにより、最高 MMX Pentium 266MHzまでパワーアップできます。価格は、3万円ほど (CPUの張替え、電源部の改造、ただし、往復の送料、消費税は別) かかります。
メリットは、動作クロックが倍になるので、処理速度が、数段パワーアップするほか、Mobile
MMX Pentiumは、動作電圧が 2.0Vと、Pentiumの 3.3Vより大幅に低いので、発熱や消費電力が少なくなります。しかし、グラフィック周りはそのままなので、体感的には、それほど変わらないかもしれません。
ただ、同じ MMX Pentiumを搭載している Nr, Nwシリーズには、拡張バスが無い他、同
266MHzクラスの 98液晶ノートは、まだ、中古でもかなり高価なので、買いかえるよりは、安上がりだと思います。試してみる価値は、あるかもしれません。(^-^)
★ 標準内蔵 Pentiumの 166MHz化
それでも、どうしても高速化したい場合は、Pentiumの内部逓倍設定を変更する方法があります。ハンダ鏝必須でな改造です。また、133MHzを 166MHzにしたとしても、グラフィックアクセラレータを交換できない、ノート PCでは、体感的には、ほとんど変わりません。
CPUをオーバークロック動作させていると、CPUの寿命が縮みます。前日まで、動作していても、翌日には、いきなりお亡くなりになることがよくあります。
Pentiumは、ご存知のように、設定ピンをいじることにより、動作倍率を
1.5〜 3倍に切り替えることができます。Na13では、動作倍率が、2倍に設定
(66 x 2 = 133) されているので、これを 2.5倍や、3倍に切りかえれば、それぞれ、166MHz、200MHzで動作するようになりますが、Pentiumは、オーバークロックに対する耐性が低いので、どちらも、厳しいと思います。(^
^;;
なお、どのピンが、倍率設定ピンなのかは、データシートを入手し、ご自分でお調べください。
ただし、CPUは、規定クロックを超えて動作するので、発熱が増え、OSや、アプリケーションのフリーズ、暴走の原因となるほか、確実に CPUの寿命が縮みます。特に、ノート PCでは、筐体内にスペースが無く、小型のファンがついているだけなので、発熱の増加は、デスクトップ機よりも大きな問題となりますので、くれぐれもご注意ください。
では、改造法ですが、自分は試していませんが、方法は、次ぎのようになります。
まず、あらかじめ、システムセットアップメニューで、ビープ音のボリュームを調整しておきます。その後、電源アダプタを外し、バックアップメモリスイッチを切ります。筐体をばらして、マザーボードを取りだし、ハンダ鏝を使って、CPUのピンを直接いじるか、ピンを辿って、接続先のパターンを切るか繋ぐ
(あとで、簡単に元に戻せるような場所を選びます) かして、2.5倍になるように設定しなおします。3倍設定でも良いですが、恐らく無理だと思います
これが終わったら、改造箇所を、良く確認し、ハンダ箇所に、不必要なショート等が無ければ、マザーボードを仮組みし、バックアップメモリスイッチを入れ、電源アダプタを繋いで、電源を入れてチェックします。
「ピポッ」と鳴れば成功です。鳴らなければ、すぐに電源を切って、改造箇所をチェックしなおしてください。あとは、問題が無ければ、元通り組み上げて終了です。
あとは、CPUの発熱対策を取る必要があります。おすすめは、PCカードスロットに挿す PCカード型クーラです。PCを改造していなくても、長時間稼動などで、発熱が原因で、動作が不安定な時は、かなり効果があるそうです。
CPU換装による高速化はできませんが、Windowsを使う場合は少しでも快適に使えるように、メモリを増設しましょう。メモリの増設は、スライドパッド右側の専用メモリソケットに増設します。
ただし、メモリが増えると、発熱が多くなるほか、消費する電力が増え、バッテリーが消耗しやすくなるので、注意が必要です。
メモリ増設の際のカバーの外し方は、蓋を閉じて、本体を裏返し、CD-ROMドライブベイから、CD-ROMまたは、FDDを取り外します。外したら、ネジがあるので、それを外し、本体を表側にして、蓋を開き、スライドパッド右側のカバーを横にスライドさせると外せます。
Na13用のメモリは、PC-9821Na9/ Na12/ Na15/ Nb7/ Nb10/ La7/ La10と共通で、純正品では、「PC-9821NA9-B01/02/03/04」、サードパーティー製では、I-O DATA製の 「Nb34シリーズ」やメルコ製の 「ENBシリーズ」があります。これらを 1枚増設して、容量を最大 80MB (79.6MB) まで増やすことができます。
代表的な 専用メモリボード (専用メモリモジュール )
| メーカー | 製品名 | 容量 | 枚数 | 標準価格(税別) | 現状 |
| NEC | PC-9821NA9-B01/02/03/04 | 8/16/32/64MB | 1枚 | ? | 生産終了 |
| メルコ | ENB | 8/16/32/64MB | 1枚 | 26,000円 (64MB) | 発売中、(8MB, 16MBのみ生産終了) |
| IO DATA | Nb34 | 8/16/32/64MB | 1枚 | 26,000円(64MB) | 生産終了 |
* Nb7は、64MBのメモリモジュールに非対応です。
★ はじめに
PC-9821Na13は、Windows 98SEまで正式に対応しています。Pentium 133MHzに加えセカンドキャッシュを 256kB搭載しているので、ビジネスアプリであれば、快適に利用できます。
しかし、 Windows 95以上でおおいに活用するには、標準の HDDでは、1.0GBと容量が少なく、ネットに繋ぐようになれば、すぐにいっぱいになってしまいます。なので、容量の大きい HDDに交換した方が良いでしょう。Na13の IDE I/Fは、1ドライブ辺りの容量が、4.56GB (未フォーマット時) までの 2.5インチ HDDで、厚さは、12.7mmまでのドライブが内蔵可能です。
一般的には、NECフィールディングや、サードパーティー製品を利用した方が無難ですが、サードパーティー製品は、2002年 5月現在、すでに入手が困難になりつつあります。
★ 交換の手順
交換の方法は、Na13に限らず、Na系, Nd系 ,Ne2, Ne3, Nf, Nm, Np, Ns, Nx各機種でも、同じ方法ですので、以降は、Nxの 記事を参考にしてください。(^ ^;;
ただし、バルクの 2.5"HDDで、容量が 4.56GB (未フォーマット時) 以内の物は、現行製品では、最低でも 6.4GBとすでにありません。実際、メーカー製 HDDパックでも、搭載されているのは、6.4GBのドライブで、出荷時に制限をかけ、容量 4GBに見せかけています。
万が一入手できない場合は、フリーソフト (Vectorなど、ネット上を検索してみてください) で、 容量を 4.56GB以下に制限することで、使えるようになります。なお、その操作を行う場合は、容量 4.56GBの IDEドライブを接続できる PC本体が別に必要になります。また、使い方は、自分は使ったことが無いので、各自、そのソフトのヘルプファイルを確認してください。(^ ^;;
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