第三研究所 Third Reserch Institute


           
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ioPLAZA【インテル Compute Stick】

はじめに

 パソコンのパワーアップについて大きく分けるとメーカー保証内かメーカー保証外かの二つに分かれます。特に NEC PC-9800シリーズ (PC-98)、PC98-NXシリーズ、Express5800シリーズ等は、自作 PC/AT互換機等と違い好きなようにパワーアップできない分、製品には、しっかりした保証とサポート制度があります。
 そこで問題になるのが、好きなようにパワーアップができないということです。パソコンは日進月歩常に進化を続けています。パワーアップができれば、それにより性能を上げ比較的長持ちさせることができます。まあ、どちらにしてもいずれは買い替えることにはなりますが (^_^;)。でも、せっかく高いお金を出して買ったのですからなるべく長く使っていきたいものです。

 例として、メーカー保証内の方法では、その機種への対応をうたっている (最近、急速に減ってきています (T_T) ) NEC純正またはサードパーティー製の製品を用いたメモリの増設や C-Bus (汎用拡張バス) や PCIバス等への増設、外部コネクタへの周辺機器の接続等があります。一般的にこれらの方法をやり尽くし、もうそれ以上のことができなくなった時点で、メーカー保証外の方法を考えるとしたほうが良いでしょう。
 また、初心者の方や、パソコンを買って保証期間内 (多くの場合 1年) の場合は、その機種に正式に対応した製品を多少高くても選んだほうが良いでしょう。

 一方、メーカー保証外の方法とは、その機種の対応を正式に認めていない NEC純正またはサードパーティー製の製品を用いたメモリの増設や C-Busや PCIバス等への増設、外部コネクタへの周辺機器の接続等、CPUの交換、HDDの換装や、ハンダごて等を使った改造、改変がこれにあたります。そして、これらの行為 (特に製品の改造) を各メーカーは禁止しています。なお、ここでは、便宜的にメーカー保証内の方法をパワーアップ。メーカー保証外の方法を改造と呼ぶことにします。

基本的な重要事項

 基本的に、このページ内のパワーアップや改造は自分が試みた方法について紹介しています。方法を紹介しているからといって改造を勧めているわけでは決してありません。これらの方法は、説明書に載っていない使い方や、初心者にまず無理なハンダごてを使う過激 (^_^;;) な方法です。これら方法を何も考えず鵜呑みにしたり、誤ったやり方をすると、動作が不安定になったり、その製品が壊れる可能性があります。
 ですので、これらを参考にやってみようと思った方は、方法を十分に検討してから行ってください。当研究所の内容は、かなり気を付けていますが、たまにウソがある場合もあります。(^_^;;)
 ただし、同じ製品でもロット (製造時期) や周辺機器との相性によってうまくいく場合と駄目な場合があります。

 この手のパワーアップや改造は、動作保証の無い機種へ使ったり、メーカーの定める目的外に使う等、保証外の使い方や保証書に記載されている改造行為にあたる場合がありますので、保証期間中であっても当然メーカー保証外になります。また、場合によっては、サポート (修理、問い合わせ) も受けられないことがあります。しかし、そうなったとしても…

  • 保証外の行為ですので、メーカーを非難したり文句を言ったりしては絶対にいけません。
  • これらの件についてメーカーのサポート等に電話、手紙、FAX、電子メール等いかなる方法でも問い合わせては絶対にいけません。
  • 自分がこの方法で成功したというだけで、方法を紹介した私にも一切責任はありませんし、文句を言われても知りません

 ですから、これらの方法でパワーアップを試みて失敗したり思うように動作しなかったとしても、全て自己の責任でお願いします。 改造にリスクは付きものです。
 でも、質問なら分かる範囲でお答えできると思います (^-^)b (すぐには無理だと思いますが・・・)。

 うまく行かない時や方法をもっと詳しく知りたいとき等は、インターネット上や雑誌で情報を集めて検討してみてください。検索サイトで 「改造」 「パワーアップ」 等のキーワードで検索すると見つかり易いです。ただ、それでもうまく行かないときは、インターネット上にあるどるこむ等のパワーアップや改造等の情報を扱っている伝言板を利用すると解決が早まる場合があります。また、とても勉強になります。

実行前に知っておかなければならない事

 パソコンの本体や周辺機器は精密電子部品の固まりです。部分的に高電圧が掛かっているところや、金属製カバー等断面が鋭くなっているところ等があります。ですから、誤った取り扱いをするとこれらの機器を壊すだけでなく感電したりケガをする場合があり危険です。
 また、ハンダごてを使う場合は、取り扱いを誤ると火傷したり火災になるなど大変危険です。他にも、パソコンの異常動作により ハードディスク等のデータがふっ飛ぶこともありますので、実際にやる前に、面倒がらずに最低限つぎのことは確認しましょう。

  1. 実行前に方法や手順等を充分に検討し理解する (特に、ハンダ付け等の作業の場合は練習が必要です)
  2. 事前に重要なデータのバックアップを取る (消えてからではどうにもなりません)
  3. 必ず本体や周辺機器の電源プラグを抜く (抜いてから 5分程待って完全放電すればベスト)
  4. 自分の身体から静電気を抜く (ドアノブやアルミサッシの金属等にしばらく触れれば OK、空気乾燥時は特に注意)
  5. 濡れた手では作業しない (手が汗ばんでくると 5Vでも感電します、電源投入時にショートの危険も有り)

 操作が終わったら、次のことを確認しましょう。

  1. 取り付けが終わったら電源を入れる前に最終確認 (ケーブルの配線ミス、コネクタの付け忘れ等、指さし確認がベスト)
  2. 最終確認が終わったら本体の蓋を閉じる前に動作確認(焦げ臭くないか、煙は上がってないか、異音はしないか等)

 以上は最低知っておいてください。経験者は語るというやつです。いや、マジで (^ ^;;)。

万が一起動しなくなった場合

 改造に限らず、拡張ボード増設時の設定ミスや何らかのアクシデントで…

  • 画面出力がない、あっても何も表示されない
  • BIOS、ITFチェック等、メモリカウントの途中で止まる
  • 「ピポッ」(PC-98の場合、この音は、CPUが生きている証拠です) と鳴らない、
    または、ビープ音が鳴り響く (PC/AT互換機の場合、エラーコードを表す場合があります)
  • 画面にエラーの文字や、カラフルな意味不明の文字が表示される

 このように、まったく起動しなくなった場合、すぐに電源を切り、次の項目を試してみます。おもに PC-98を対象としています。

  1. 拡張ボードの増設やメモリの増設、CPUの換装、クロックアップ等を行った、または行っていた場合、各箇所の配線等を再度確認して再起動する
  2. 拡張ボードの増設やメモリの増設、CPUの換装、クロックアップ等を行った、または行っていた場合、作業前の状態に戻して再起動する
  3. パソコン本体を工場出荷時の状態 (どういう状態がそうかは機種、型番によって違います) に戻して再起動する
  4. PCIバス搭載機の場合 RESET+[HELP]+[ESC]+[9]を押して、PCIバス設定を初期化し再起動する。
  5. ソフトウェアディップスイッチ対応機種の場合、RESET+[GRPH]+[SHIFT]、
    ノートモデルの場合は、RESET+[CTRL]+[SHIFT] で設定を初期化する。
    ハードウェアディップスイッチ対応の場合、ディップスイッチ設定を初期化して再起動する
  6. 5分間ほどコンセントを抜いて放置 (完全放電) してから再び電源を入れる
  7. バックアップ電池を内蔵し外せる機種の場合は、これを外して 5分間ほど放置してから再び取り付け電源を入れる
    (PC98-NX、Express5800、PC/AT互換機では、CMOSリセットという操作です、ジャンパで行う場合もあります、説明書参照のこと)
  8. 正常動作が確認されている正規の物と同等の CPU、パーツに交換してみる

 以上を試してみれば、解決することが多いです。ちなみに、PC98-NX、Express5800、PC/AT互換機の場合は、BIOS ROMのデータが飛んだことも考えられます。 BIOSの種類によっては、BIOSの復旧で、復活できる可能性があります。

 それでも駄目な場合、残念ながらマザーボードがお亡くなりになってしまった可能性が大きいです。メーカーに正確に事情を説明し修理を依頼するしか有りません。ここで、改造をした場合でも必ずその旨を正確に伝えましょう。でないと、肝心な部分が修理されず修理が不完全になる場合があります。
なお、NECでは改造をした場合でも気まずい思いをするだけで修理を断られることは特にないそうです。この場合、そのほとんどがマザーボードの交換になり数万円単位 (最悪、中古の同型機を買っておつりが来るぐらい) の修理費用が掛かります。(T_T)

 これだけ改造というものは、パワーアップよりも大きな性能向上が期待できる分、リスクも大きいのです。

質問する側の心得

 パワーアップや改造に限らずパソコンの動作がおかしい時に、調べるのが面倒なので手っ取り早く各種掲示板や 2chに投げる方がいますが、この様な人はまず嫌われます。大抵は釣りや荒らしだと思われてあしらわれます。初心者かどうかも無関係です。質問をする前に最低限ご自分でインターネットで情報を集めて、よく調べてください。検索サイトでその機種名や、症状をキーワードで検索すると見つかり易いです。「どるこむ」や、2chの過去ログ等など。

  どうしてもわからない場合は、掲示板や、メールで質問となりますが、次の事を最低限報告しましょう。そうでないと、明確な回答が得られないばかりか、「過去ログを読め」としか回答がない、スルー (無視) されたり煽りと誤解され、いやな思いをするだけです。特に、2chでは、その傾向が強いです。

  1. パソコンの環境についての詳細: 機種名、型番はもちろん、(自作機の場合は、マザーボードのメーカーと型番、BIOSのバージョン) メモリ、HDD等内蔵機器、電源ユニットのメーカーと型番、周辺機器を使用している場合はそれについても全て報告する。症状と無関係と自己判断しないことが重要
  2. パソコンの OSについての詳細: OSが起動しない場合や、フリーズの多発など異常がある場合は必要な情報です。何か機器を増設しドライバを入れた場合は、そのバージョンが重要になる場合があります
  3. 異常動作の症状についての詳細: 電源投入してどうなったかを詳しく報告する。ファンが回らない、ビープ音がならない、画面出力の有無など症状にも色々あります
  4. 正常動作時から何を変えたらそうなったかを極力詳しく説明: CPUを変えたのか、メモリを追加したのか、グラボを増設したのかなど
  5. 自己で試みた復旧作業の説明:その異常に対し、どのような作業を行ったかを詳しく説明する。CMOSクリアしたとか、一度全てバラして組み直したとか、パーツに異常がないことを別のマシンで確認したとか等など
  6. 自己でどのような情報を集めたかを説明:インターネットの掲示板を読んだ、過去ログを探したなど。この情報がないと、結果として自己で調べた同じサイトに誘導されます

 回答者は、エスパーではありません。この程度は、最低限必要な情報です。パソコンに限らず何にせよ、質問するときやアドバイスを受けるときは、基本的に、明確な情報を相手に渡さないと、明確な回答は得られません。 この点をしっかり心得ましょう。

 あとは、回答してもらった場合は、常識として必ずお礼をしましょう。ネットの向こうにいるのは、機械ではなく人間です。仮想現実と現実の区別はしっかりつけましょう。
 特に、その回答で、解決した場合は、必ず解決したことを報告してください。解決したから後は関係ないでは困ります。質問者の解決できたという最後の情報は、今後同じような状態になった人への重要な手掛かりになるからです。

おわりに

 以上です。長々と読んでいただき、どうもありがとうございました。
パワーアップ、改造に挑戦してみようという方は、一、二台ぶっ壊すつもりで (ぉ) チャレンジしてみてください。(^_^)/~~



PC-98, PC-9801, PC-9821, PC98-NX, Express5800 は NEC社の商標または登録商標です。