旧型国電の作り方

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第4章 ドア、縦樋の取り付け


この章ではドア、縦樋を取り付けます。 ここではドア、縦樋を取り付けます。
クツズリ取り付け用の治具です。 ドアを取り付ける前にクツズリをハンダ付けします。写真はそのための治具です。
治具を使ってクツズリをハンダ付けします。 治具を使用してクツズリを挟み、ハンダ付けをした所です。治具は各サイズのドアに合わせて作ってあります。
内側を削ります。 クツズリのハンダ付けが終わったら、いったん温湯で洗いフラックスを落とします。その後写真のように内側に出っ張った部分を削ります。きれいに仕上げる必要は無いので、細目程度のやすりで良いでしょう。
ドア取り付け用の治具です。 ドアハンダ付け用の治具です。ピノチオのキットは車体の下端とドアの下端が揃えばいいので、この状態で車体に押しつけるように保持します。
ドアの裏側をハンマーでたたいて、平面性を良くします。 ドアのプレス部分の歪みが気になるようであれば、写真のように必ずアテ金(あてがね)をして様子を見ながらたたいてやると、平面性の良好なドアが出来ます。
写真のようにドアを保持して仮止めします。 写真のようにドアを保持し、位置に注意しながら表側から仮止めします。
ドアーを本付けします。 ドアを半田付けします。写真のようにしっかりと押さえつけながら、まず仮止めした反対側をハンダ付けします。位置を確認の上仮止めした方もハンダ付けしますが、仮止めに使ったハンダを吸い出すような要領でハンダ付けして下さい。
この部分は隙間が出来やすいので、再度フラックスを塗ってハンダ付けします。 下端部にもフラックスを塗ります。
じっくりとコテをあてて下さい。 ドアの中央部にもしっかりとハンダを流します。この部分にスキマがあるとフラックスが残り、後々腐食の原因になります。
ドアのハンダ付けが終わりました。 ドアのハンダ付けが終わった所です。このあと第3章で紹介した作業台に再度はめ込み、キサゲ処理をします。
縦樋を加工します。 縦樋の上部のじょうご部分を加工します。キットに付属のなまし線を使い、写真のように金床や万力などの上で先端をたたき、「じょうご」状にします。
拡大写真です。 上の写真の拡大です。
加工した縦樋をハンダ付けしますが、垂直に注意して下さい。 上部をやすりで整形し、車体に沿うように曲げます。そして写真のように車体と垂直になるようにハンダ付けします。
丸管タイプの縦樋です。 クモハ51は連結面の縦樋が丸管のままだったようなので、写真のように0.8ミリの真鍮線と割ピンでハンダ付けしました。
通常の更新車の縦樋です。 クハ68は通常の更新タイプの縦樋のため、キットに付属のなまし線を使い写真のようにハンダ付けします。
だいぶ電車らしくなってきました。次章は楽しいディティール工作です。

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