No.Y1/No.Y2/No.Y3/No.Y4/No.Y5/No.Y6/No.Y7/No.Y8/No.Y9/箱庭作品のご紹介
YORIKOさんの箱庭No.Y8
作成日:1996年12月28日
題:「生きる力」
数:石 4、木 2、インディアン 4、侵略者 3
牛 3、馬2(人間がのっていない馬)、
鷲・コヨーテ・ワニ・サボテン 1
Hさんと会った時の箱庭です。インディアンと侵略者たちが戦っている。その横では、野生の動物たちが戦いなど関係なく、いつものように生きている。右上の岩にとまって、戦いの様子を見ている鷲が私です。右下の2頭の馬は侵略者がつれてきた馬です。左下のインディアンの脇にもコヨーテが見方としてついています。
Hさんには、「(私は)真ん中にいるインディアンの酋長かと思った」と言われました。そこで私は、彼になったつもりでセリフをしゃべってみました。彼は侵略者たちに「たとえ、私を殺したとしても、私はここに生き続ける」と言っていました。結局、侵略者たちはこの場を立ち去ることになります。
この時も、前日までとってもどん底の気分でいたのですが、この箱庭をみてとても元気づけられました。私は、いつも(現実の生活の中で)戦いたくないのに、つい戦ってしまう巻き込まれてしまう)ことが多いので、まるで自分をみているように感じました。それが、この時は戦っている人間と同時に、戦いなど関係なくただ生きている野生の動物のような存在が、自分の中にあるということに気づけて、とても嬉しかったのです。
SHINSAKUの感想
前回に較べると急に見通しが良くなりましたね。インディアンと侵略者との戦いをイメージして作っているようですが、置かれているものが小さいものばかりで、数も少ないため、わたしにはそれほど激しく戦っているようには見えませんでした。動物たちの印象から、どちらかというとのんびりした世界のように感じてしまいました。
地下から涌き出る水が小さな湖を作っているように見えます。そのまわりにはインディアンたちの味方になる動物たちもいます。
起ることすべてを、空高く飛ぶ鷲の視点で見ようとしているのでしょうか。
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