愚行連鎖 所蔵品が増えたので増設…。
(かみさん、もう何も言わない…)

GB楽器博物館

アコースティックギター 別館

martin00042 reprica
SIGMA(Martin)SEC・42

小型ボディのギターが大好き。
MartinによるSIGMAブランドの00042のセルフレプリカモデル。
要するに、OvationとApplause、あるいはFenderとFender Japanの関係と同じような物か?
オリジナルと違い、トップとネックはソリッドだがサイドとバックは合板だと思う。
Ovationの中古を探しに行って気に入った物がなくがっかりしていたところで見つけた。
自分のギタースタイルからはドレッドノートではなく、小型(こちらが本来のレギュラーサイズなのだが…)の方が合っていると思う。
狂いはないものの、結構乱雑に扱われていた様で状態は最良では無かった。故に値引き交渉も出来た。

帰宅後すぐに完全クリーニング、ポリッシュして弦をEx-lightに張り替えたら、コレは大当たり。
オリジナルMartinと比べたら可哀想だが、割合気楽に手を出せる価格帯でこの音なら大満足。


ちなみに先日某所で発見した1940年代のMartin0028は、外見は50年の風雪に耐え、と言った風情でぼろぼろだったが、試奏させてもらったら心鷲づかみされるような凄い音が出た。
欲しくて夢にまで見てしまった。
まさにビンテージギターは外見ではないのだ。して、お値段は68万円だそうな。Old Martinとしてははっきり言って廉いと思うが、外見は粗大ゴミそのものだった。 一般人には一寸買えない値段だけど、万が一にも買えたとして、持って帰ってかみさんに値段がばれたら、コレはきっと殺されてしまうな。
上のSIGMAだって「これがこんなにするの?」とのたまったくらいだから。
(約1/10のお値段でした)
そーだよなぁ、地元のレコード屋の店先には一見同じ様な格好をしたギターが1万円台で並んでいるもんなぁ。

  →PEG(弦巻きについて)2

Ovatin Applause AA10 Voyager

Applause AA10 Voyager

旅行用にトラベルギターを探していた。携帯用ギターの候補としてはMartinのBackpacker、kurosawaのGigpacker等がある。
手持ちのMorris miniギター MG-62Eも本来はトラベルギターなのだが、ミニチュアギターとも言える物で結構かさばる。更にミニチュアギター故にスケールも3/4ショートスケールで弦長が短く、運指に違和感があるのは否めない。
候補としてはMartinのBackpackerは“腐ってもMartin”の魅力があるが、携帯性優先設計でこれまたショートスケール。その上小型に…と言う思想から必要最小限(?)の超小型変形ボディなので音も…
Gigpackerは悪くは無いのだが“腐ってもMartin”Backpackerと価格が殆ど同じと言うのが一寸ねぇ。
等と歩き回っていたら、こいつが見つかった。
ApplauseはOvationのサブブランドで、KAMAN社廉価版ギターにはこのブランドが使われる。
仕上げは…玩具みたいだなぁ。と言うのが第一印象だったが、なんと定価の60%offセール!もちろん衝動買い。
殆ど期待していなかったのだが、帰宅して鳴らしてみるとこれが予想外にちゃんと音が出る。(もちろん標準ボディのギターとは比べるべくもないが…)。ううむ…プラスチックボディ恐るべし!


そんなわけで、ちゃんとした大きさのプラスチックボディのギターを弾いてみたくてOvationの中古(ロワークラスの韓国製は廉いんだけど中級以上の本国製は新品ではちょいと買いにくい価格)探しの旅が始まったのであった。


K.Yairi O16 Newyorker
K.Yairi O16 Newyorker NY-016

待ち恋がれて、やっと届いたギター。
MartinのO16もオーダーだそうだが、K.YairiのO16もカタログに載っているモデルなのに、殆ど受注生産に近いらしい。
もっともNewyorkerタイプなんて欲しがる人間もそう多くはないだろうから、ちゃんと手に入るだけでも感謝しないとね。
00045ジョーンバエズなんか、ホントの憧れだが、小さなボディで12Fで、マホガニーの(コナでも良かったんだけど手の届く範囲に無い)、そしてスロッテッドヘッドの、思いっきりチープな雰囲気のギターが欲しかった。
西部劇でカーボーイが持ってたり、ニューオリンズ辺りの裏町で黒人が抱えているような…
21タイプもあったが、ローズウッドボディは取り敢えず良いやと言う事でタイプ16にした。


まず、第一印象。 ホントにあっさりさっぱりしてて、こりゃフツーの人はこんな値段だして買わないだろうな、という感じ。そっけないくらいのデザインで金色のゴトーのペグばかりがキンキラと目立つ。
ううむ…もっと渋いPEGは…国産では無いんだよなぁ。

仕上げは…はっきり言って余り良くない。デカールなんか汚ったない汚い!
デカールを止めてヘッド表には何も付けずにヘッド裏に焼印を入れてもらおうと思ったが(+5,000円だそうな)、更に半年納期が延びると言われて止めた。

でも、音出しした途端に大満足。
こんな小さなボディなのに、鳴る!
まったくの新品でトップも真っ白の状態で(ラッカーなんで変色が楽しみ)音はまだ暴れまくっているが、落ち着いて来た時にどんな表情になるかとても楽しみ。
でも、オールマホガニー、それにコンパウンド弦、軽くて良いね。

  →特別公開!これが弦の中身だ

K.Yairi O16 end pin
現物をまったく見ずに発注し、結果的にはかなり気に入って満足だが、エンドピンを見てがっかりしてしまった。
エレキギターに使うような、金属の三角錐形の木ネジ止めの物が付いていた。
ちょっとこれはあんまりじゃない?
部品箱に黒いエンドピン(白ドット入り)があったので、早速リーマーで穴を空けて取り替えてしまった。
やっぱりこっちの方が雰囲気だよな。


CAT'S EYE CE-250
CAT'S EYE CE-250

また増えてしまった…

ご不要のギター有りましたら、お声がけ下さい…
ってやったら、職場の智子さんの妹さんの妙子さんから「使ってないから上げます」との有り難いお言葉。
相応のお礼をしたいと申し入れたが「バザーで廉く手に入れた物だからいいです」と、何と只で貰ってしまった。
今はなき倒壊…ぢゃなかった、って他でも同じことやってるな。
気を取り直して、東海楽器の銘機CAT'S EYEの末弟、だと思う。
材質、仕上げはグレードそれなりだが、鳴らしてみると合板とは思えないほど真面目な音が出る。
やはり基本的制作技術のあるファクトリーは違うなと感じた一本。
惜しい工房をなくした物だ…
気に入ったらしく、早速長男が自分の部屋に持ち込んでしまった。

智子さん、妹さんの妙子さんありがとう!!


東海楽器はかつてMartinの日本総代理店で、Martinの輸入販売の他、Martinで修行した職人がレプリカ(CAT'S EYE)を作っていた。
本気でコピーモデルしていたプリウォータイプのD-28なんか、欲しかったなぁ。
これは、もしかしたら本家の新しい28よりも良いかも知れないとの風評もあった。
当時レプリカですら高くて手が出せなかったもんな。

リンクのページでもご紹介している “Acoustic Guitar Home Page”前田 清毅さんのメインギターが東海のアッパークラスの(確か)000の筈。
(違ってたらメールくださいね)
これなんかもかなり気合いの入った楽器だよね。


既に末期的症状…。
(かみさんに離縁されないだけマシかも…)

A.B.Manson Kingfisher-I

“命名:翡翠(カワセミ)一號”
A.B.Manson Kingfisher-I

舌の根の乾かぬうちに…

半年ほど前からShopに「中古委託品」の札付きで飾ってあったギター。
ずっとずっと、とても気になっていたが、ちょっと相場より高いし、癖のある楽器だからそう買い手なんか付かないだろうと思っていたのだが、試奏した客が何人かあったと店員から聞かされた。
ううむ…こいつは国内ではなかなか手に入らない…とにかくコレを逃したらもう買えるかどうか分からない!欲しい欲しい!
もう、カミさん拝み倒しの借金地獄であった。
これで暫く昼飯は立ち食いのかけ蕎麦、だな…

特徴のある楽器で、かなり好みの別れる所であろうが、私はとにかく気に入ったのだった。
12フレットジョイントで、しかし、ナット幅は“D”等の14フレットモデルと同じナロータイプ。ネックも三角気味で薄め。ボディも薄く、サイズは“0”と“00”の中間位。 内部力木の形状や入れ方もかなり独創的である。 外見はMartinのコンサートモデルを範としているが、音も含めて実は全く違った方向を目指した楽器の様だ。
さて、ケルトの風は我が家にも吹いてくるのだろうか…


形と音、ネック形状は勿論だが、名前がとにかく気に入った。
買う前から、カミさんに「欲しい、欲しい!!遠く英吉利からワシの為に遥々海を渡って来た、翡翠(かわせみ)のギターなんだよぉ!」と言い続けたのだった。 これで
「※思い出の鱒釣り」なんかをコピーしたら、そりゃぁ、雰囲気だなぁ。

※フライフィッシングをテーマにした打田十紀夫のアルバム。

Ovation欲しい!なんて気持ち、とっくにどっかへ行ってしまった。

詳細は→こちらのベージにて…



断末魔…?。
(ウチのかみさんってば天使かも知れない…既に見放してる??)

Martin OM28V

いつかはMartin…
Martin OM28V

鰊骨、亀甲羅模様、長牛骨、三角棹、雪片五星…

やってしまった。

この間までは28ECが欲しくて探していた。
超出物があると聞いて電車に揺られて1時間ちょっと…
恐らく手放した方が一度もケースから出していないと思われる00028EC(表板は真っ白、フレットに弦傷すらなかった)の話を聞いて出かけたら既にHOLD!
悔しくて堪らず、都内を彷徨、店頭でOM28Vを見て、うっかり触ってしまったら…
左手のグリップの感触が消えなくなってしまった。

OMは生産台数が少なく、この機会を逃したら今度いつ出会えるか分からない…中古もほとんどないし、OLDはとても無理だし…
最初は新品などは全く考えていなかったのだが、前述の通り、OMは中古市場にはほとんど出ないし、ECもここ数年の物は中古も新品も実売価格は数万円と変わらない。また、28ECは玉数も多く、結構中古でも出回っているし、若干価格も安定(値崩れ開始?)してきたようにも見える。28ECなら、これからも出会える可能性は高い。(…って、出逢ったらどうする!?)

オールドで音が出来ている物ならともかく、中途半端に人手に渡って育ちきっていない物より、生まれたてを手に入れて一緒に生きてゆくのも良いかな、等とも思う。

>詳しくはこちら


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