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小さな中庭のある家

特徴

ローテクな生活を目指すお施主様と共に、楽な方向へと流れて仕舞いがちな部分を是正しつつ造り上げました。…とは言え、防犯上雨戸の取り付けが出来ない場所は、シャッター、天窓は雨鏑センサー付きのものを取り入れ、思い切って入れたのは食器洗浄機です。他はなるべくローテクに。それぞれ使った自然素材の持ち味を生かすように検討を重ねました。またなるべく手造りを目指し、キッチン、家具建具類は職人さんの技が光ります。中でもこだわりは家具や建具の取手、ハンドルです。取り付ける為のビスの姿は見えない物にしました。ご主人は、自分専用の書庫を希望して、奥様はアトリエを。今は以前からの楽しみにしていたチェロをはじめたようです。小さな中庭は光と風を運んでくれます。

出会い

以前見学会でお目に掛かり、土地を見つけたので見て欲しいと電話がありました。既にPAOとやっていこうと決めて下さっていたようです。HPや雑誌もご覧頂いたようでした。先ず一歩踏み出され住みたい地域を絞って土地を探された様です。とても静かな住宅街です。そこに立たないと建物のイメージは沸きません。中庭で解放、これしかないとの思いを伝えましたら、お施主様も合意。始めのイメージはとても大切です。

                          

住宅雑誌「ニューハウス NewHouse」 ’04.8月号 
撮影の日は雨でしたが、照明も使わず綺麗に撮れていて驚きです。
撮影/野寺治孝 文/吉原美奈子
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敷地面積100.26u
建築面積49.22u
延べ床面積95.23u
1階48.02u
2階48.85u
施工(株)中野工務店
石油温水+ファンコンベクターによる床下暖房

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