姨捨駅

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篠ノ井線
姨捨駅

1980年4月8日撮影
姨捨駅を発車する2825列車

姨捨駅は塩尻駅起点55.4Km(1980年10月1日における)にあります。稲荷山駅から冠着駅間(冠着トンネルの冠着側出口まで)は連続25パーミル(約14キロ)の上り急勾配となっており、篠ノ井方から「桑ノ原信号場」「姨捨駅」「羽尾信号場」とスイッチバックが続きます。
姨捨駅の配線図です。運行形態が解るよう色分けで表示しています。青色が下り列車、赤色が上り列車です。 姨捨駅での列車交換について
下り列車の場合冠着方から来た列車は、そのままホームへ進入します。発車の際は青い矢印の経路で引き上げ線に入線し、篠ノ井方に向かいます。
上り列車の場合は一旦引き上げ線に入った後、バックでホームに向かいます。発車時は赤い矢印の経路で冠着方に向かいます。
ここでは2825列車(長野行)と434M(新宿行)の列車交換の様子と836列車の入線を紹介します。

 2825列車と434Mの列車交換 1980年(昭和55年)4月8日撮影 OM-2N 200mmF4 Try-X D-76 希釈現像
左側(下りホーム)に2825列車が止まっています。右側(上りホーム)に止まっているのは434Mです。画面右下に「赤倉」の後ろ姿が見えます。 左側(下りホーム)に2825列車が止まっています。
右側(上りホーム)に止まっているのは434Mです。どちらも8輛編成のためホームいっぱいに止まっています。
4049M(しなの9号)と2801D(赤倉)の通過を待ちます。画面右下に(赤倉)の後ろ姿が見えます。
434Mが発車していきます。 上り線の有効長は345m
14時15分、434M(新宿行)が発車していきます。
発車を待つ2825列車 下り線の有効長は347m
停車中の2825列車。発車時刻は14時18分です。
2825列車が動き始めました。 列車が動き始めました。
引き上げ線へとバックしていきます。 線路脇にいると、バックもなかなか迫力があります。
EF64が見えてきました。 EF6445が引き上げ線へと押して行きます。
この機関車は6次形で形態的には前期型の最終機になります。昭和46年川崎重工で製造され、新製配置は甲府機関区でした。その後篠ノ井機関区開設とともに移っています。平成19年JR貨物にて廃車されました。
引き上げ線は奥に向かって25パーミルの急勾配です。 引き上げ線は有効長299m。奥に向かって25パーミルの急勾配です。
列車が止まりました。 列車が止まりました。
長野に向かって発車です。 列車がやってきました。
この列車は次の桑ノ原信号場でも「しなの」と交換です。 ちなみにこの列車、次の桑ノ原信号場でも「しなの」と交換です。当時4カ所あったスイッチバックのうち列車交換が無く通過したのは羽尾信号場だけでした。
なおペアとなる836列車とは、潮沢信号場での交換です。
 836列車の入線。1980年(昭和55年)4月8日撮影 OM−2N 200mm F4 KR64 
篠ノ井方から836列車がやって来ました。 篠ノ井方から836列車がやって来ました。EF6411の牽引です。この機関車は昭和40年に川崎車両、川崎電機で製造され福島第2機関区に配置されました。「国鉄時代 Vol 19」にはキハ82時代の「つばさ」の前補機として活躍していた姿が掲載されています。
その後稲沢機関区を経て当時は篠ノ井機関区配置でした。形態的には1次形と分類され、前面窓まわりの防護柵取り付け用のボルト、テールライトの赤色円盤取り付け座などが特徴です。平成16年にJR貨物にて廃車されました。
牽引機はEF6411です。パンタグラフがPS-22に換装されていました。 この列車は12時21分着、同22分発です。
引き上げ線に入線する836列車。 引き上げ線に入線する836列車です。
バックでホームに向かって走る836列車。 ホームに向かってバックする列車。
 牽引機のEF6411はパンタグラフがPS-22に換装されていました。


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