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最近の活動

「地唄舞に生かされて

地唄、地唄舞の魅力とは  2023年2月14日(火)6時開場 630分開演  

古典に戻って黒髪、雪、二曲共に想う人のあればこそ

 

黒髪

お話

 

地唄 黒髪 YouTube   地唄 雪 YouTube 

舞 閑崎 ひで佳 唄三弦 岡村 慎太郎  

トーク  YouTube 

閑崎ひで佳 岡村慎太郎

於:東京コンサーツラボ 新宿区西早稲田2-3-18  入場料 2500円

閑崎 ひで佳  地唄舞師範

共立女子大学文芸学部劇芸術コース卒業

地唄舞閑崎ひで女師に入門

名取 師範となり、リサイタル9回他

早稲田大学エクステンションセンターなど指導

古典「融」振付、クラッシック音楽での舞踊振付  

 

 

岡村慎太郎   地唄演奏家

東京芸術大学大学院音楽研究科修了

三味線組歌、箏組歌を菊藤松雨師に師事、両巻伝授

宮城会、紫桐会、はくが会、森の会、日本三曲協会、生田流協会々員

箏組歌会同人

NHK文化センター柏教室講師

Eテレ「にっぽんの芸能」、NHK-FM「邦楽のひととき」にて放送  

岡村慎太郎   地唄演奏家

東京芸術大学大学院音楽研究科修了

三味線組歌、箏組歌を菊藤松雨師に師事、両巻伝授

宮城会、紫桐会、はくが会、森の会、日本三曲協会、生田流協会々員

箏組歌会同人

NHK文化センター柏教室講師

Eテレ「にっぽんの芸能」、NHK-FM「邦楽のひととき」にて放送  

連絡先

閑崎ひで佳 hidekakanzaki@yahoo.co.jp

岡村慎太郎 kinohkai@gmail.com  

 

 

 

着物で舞うクラッシック音楽の試み

舞youtube

亡き王女のためのパバーヌ 

月の光 

アラベスク1番

 

トークショーyoutube

お客さんからひで佳、望さんとの出会いのエピソード

ピアニスト泰西の舞をピアノで解説

 

20221115日(火)6時開場 630分開演

東京コンサーツラボ 新宿区西早稲田2-3-18  入場料 2500円

   

亡き王女のためのパヴァーヌ:ラヴェル                  

月の光   ドビュッシー                    

アラベスク1番    ドビュッシ                      

  ピアノ 橋 望

 舞   閑崎 ひで佳

 橋 望 閑崎ひで佳によるトークを行います

会場の方のご意見も伺います  橋 望:ピアニスト

橋 望ドレスデン音楽大学にてP・レーゼルに師事。ライフワークのバッハ・ゴルトベルク変奏曲来年1月で10年連続  10回目となる。 またリサイタルシリーズは、これまで40回を数えオール・ドビュッシープログラムなど意欲的な活動行っている。

閑崎 ひで佳:地唄舞師範

閑崎ひで女師に入門以来、古典を学び続け、地唄舞に心酔しています。

地唄舞の型の美しさには、普遍性があると常日頃感じておりましたので、大好きなクラッシック曲に振付けを試みました。

 

連絡先 閑崎ひで佳  hidekakanzaki@yahoo.co.jp  090-9955-8610  

連絡先 橋望 nozomu-takahashi@hotmail.co.jp 049-277-3932  

 

 

 

 

 

令和三年年度(第76回)文化庁芸術祭参加公演

第九回閑崎ひで佳リサイタル白秋

 

 

第一部クラッシック音楽を舞う

youtube「ジャズと舞のコラボレイション」    

白鳥

アヴェ・マリア   

チェロ演奏須川 崇志 (Bass, Cello)   

 

第二部 you tube 地唄 雪 

峯崎勾当 作曲  流石庵羽積 作詞

 

唄三絃:岡村慎太郎

 

第三部 you tube 地唄 残月 

峯崎勾当作曲 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

唄三絃:岡村慎太郎 琴:岡村愛   

 

 

 

 

 

 

 

司会解説 宮本一弘

いつはとは時は分かねど秋の夜ぞ物思うことの限りなりける

古今和歌集 詠人不知

「秋の物思い」をテーマに番組を作りました。

最近取り組んでいる、クラッシック音楽で舞う「アヴェマリア」と「白鳥」はミーシャマイスキーのCDを聞いて振付しましたが、チェロ奏者の須川崇志さんと知り合ったことで、演奏を依頼しました。

ジャズを主に演奏されているので、即興の舞を取り入れるチャレンジをします。

ご覧下さる方それぞれのイメージを膨らませて、鑑賞して下されば幸いです。

「雪」と「残月」は岡村慎太郎さん、岡村愛さんの演奏で何回か舞っていますので、より息の合ったパフォーマンスを目指しています。  

 

 

'18年11月7日閑崎ひで佳の会第7回

平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加

おもかげyoutube

 

 

亡き王女のためのパバーヌyoutube

  

月の光youtube

 

     

 youyube

  

youtube 

面影の忘らるまじき別れかな 名残を人の月にとどめて    西行 

こしかたはみな面影にうかびきぬ 行末てらせ秋の夜の月   定家 

今回の舞の会「おもかげ」のイメージを昔の歌人が詠んでいましたのでお借りしました。

美しい歌にふさわしいパフォーマンスを目指します

日本橋公会堂 平成30117開演3時半 終演5時15分               

番組T

クラシック音楽の舞  閑崎ひで佳  

1 亡き王女のためのパヴァーヌ ラヴェル作曲   サンソン フランソア ピアノ CD 

2 月の光              ドビュッシー作曲 サンソン フランソア ピアノ CD 

1 「亡き王女のためのパヴァーヌ」はベラスケスの絵画 マルガリータ王女の肖像画に着想を得て、作曲したそうです。王女の侍女という設定で舞います。

 

2 「月の光」は月を眺めるうちに、若き日の恋の思い出に心が騒ぐという設定にしました。  

 番組U

お話 伝統と創造 共立女子大学名誉教授 演劇評論家  近藤瑞男   

番組V

 地唄 融     舞 閑崎ひで佳  唄三弦 岡村慎太郎 琴 岡村愛

 「融」を振付けました。世阿弥作の複式夢幻能「融」から取材した地唄舞です。「融」とは歴史上の貴人嵯峨天皇の皇子で臣下に下り、源姓を賜った「源融」のことです。左大臣融は平安京内の六条あたりに広大な河原院を営みました。紫式部の「源氏物語」の主人公、光源氏のモデルのひとりとされています。河原の左大臣は政治力があり、一方で風雅をも愛しました。陸奥の風光明媚な塩竃について知り、自らの庭園にその塩竈を写し、難波津の浦から潮を汲ませて、塩作りを模しました。

  地唄では、後場から始まります。 左大臣融が、ありし昔の優雅な姿で現れ、月光の下、月の神秘に想いを馳せながら、昔の夜遊のままに袖をひるがえして遊舞の舞を舞います。夜通し舞い続けてもなお興はつきませんが、夜明けとともに、光陰に誘われて月の都に向かい姿を消していきました。 

番組W

地唄 雪     舞 閑崎ひで佳  唄三弦 岡村慎太郎

浮世を捨て、尼になっている女性が、過ぎ去った恋の思い出に引き込まれていく内容です。深夜、枕元に響く霰の音に、恋人が訪れた錯覚を持ち、過去の記憶を探りながら、夢とも幻とも つかない世界に入っていきます。 楽しいことも、辛いことも一通り辿ったところで、徐々に冷静さを取り戻してゆきます。

冒頭の「花も雪も払えば清き袂かな」は苦しみを乗り越えた清浄な心を表しています。 雪は現実の世界を一面に覆い尽くしますので、不要なものは埋もれたままでよいのです。 傘は感情表現の脇役として扱うようにしています。

チケット申し込み e+イープラス pc/携帯:http://eplus.jp 直接購入:ファミリーマート

 

 

           

 地唄舞体験講座参加無料 ) 

地唄舞を理解していただくための講座です。

少々動いていただくことで、地唄舞とはどういうものか体験して下さい。

若い方、中高年の方、男性の方、それぞれに合った無理のない動きをしていただきますのでご安心下さい。

艶物の「黒髪」、祝儀物の「高砂」を取り上げます。 

洋服での参加で結構です。勿論、着物でしたら大歓迎です。

洋服で参加する場合は、綿ソックスをお持ち下さい。 

定員それぞれ 20名 2回とも参加可能です。 

(1回目 127日    金曜日  午後2時〜330 都合により1月予定)

1220日  木曜日   午後630分〜8 

文京シビックセンター内 アカデミー文京 茶室・和室

文京区春日11621 丸の内線、南北線 後楽園駅

           都営三田線、大江戸線 春日駅 

お申込み  Eメール hidekakanzaki@yahoo.co.jp  

    FAX    0471316358

    柏市布施新町22111 閑崎ひで佳

 

 

 

 

  平成29年 閑崎ひで佳リサイタル

月に想いを

奇しくも満月の前日、待宵の月を想いながら

新趣向で、クラッシック音楽を舞ってみました

源融に思いを馳せ、貴公子の在りし日の姿を舞いました

平成29年10月3日(火)6時開場 6時半開演 深川江戸資料館小劇場       

 

 クラッシック選集(CD) 振付 閑崎ひで佳 舞  閑崎ひで佳

白鳥                サンサーンス作曲 チェロ ミーシャ・マイスキー  

 アヴェマリア シューベルト作曲 チェロ ミーシャ・マイスキー

 月の光   ドビュッシー作曲 ピアノ サンソン・フランソワ

 

地唄 残月         峰崎勾当作曲 振付 閑崎ひで女

                             舞 閑崎ひで佳 

                            唄三味線 岡村慎太郎 琴 岡村愛

   融           石川勾当作曲 振付 閑崎ひで佳

             舞 閑崎ひで佳

                   唄三味線 岡村慎太郎

 

 

 

 

 

 

 

世界舞踊祭

2017年1月9日世界舞踊祭、夜の部に出演します

演目:地唄舞「茶音頭」

御鑑賞ご希望の方、先着20名さまに御招待券を差し上げます(昼夜通し券)

            

         

 

 

 

平成28年11月

閑崎ひで佳稽古場にて地唄舞三曲を撮影、ユーチューブにアップしました

youtube 黒髪  袖香炉  茶音頭

tsu稽古場

 

 

閑崎ひで佳門下 おさらい会

向島百花園

平成27年4月12日幸いお日柄にも恵まれました

「白鳥」(サン=サーンス作曲演奏 ミッシャ マイスキーアルバムElegieより)

振りを付けてみました

 

閑崎ひで佳 お座敷の集い

舞:閑崎ひで佳

唄三弦: 岡村慎太郎

演目 1松づくし 2愚痴 3名古屋帯     

向島「桜茶屋」平成26年10月26日 

1時開演 終了3時半

 

 

 

 

閑崎ひで佳リサイタル「夢幻」

演目紹介

youtube

「融」を振付けました。  

世阿弥作の複式夢幻能「融」から取材した地唄舞です。

「融」とは歴史上の貴人、嵯峨天皇の皇子で臣下に下り、源姓を賜った「源融」のことです。

源左大臣、融の朝臣は、賜姓源氏として平安京内の六条あたりに広大な河原院を営みました。

紫式部の「源氏物語」の主人公、光源氏のモデルのひとりとされています。この邸宅が物語の六条院に想定されています。

融の左大臣は政治力があり、一方で風雅をも愛しました。

陸奥の風光明媚な塩竃について知り、自らの庭園にその塩竈を写し、難波津の浦から潮を汲ませて、塩作りを模しました。 

百人一首には「河原の左大臣」として、

みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに 乱れそめにし我ならなくに

の歌が選ばれています。  

陸奥に思いを馳せていた様子が歌にも窺がえます。

融の左大臣が亡霊として六条院の庭園に現れ、昔の栄華を偲び、月を愛でて舞った姿を地唄舞にしました。 作者の創作でしょうが、月の運行に自然の不思議を感じ、知的好奇心を持ったのでしょう。

地唄では、後場から始まります。

源融が、ありし昔の優雅な姿で現れ、月光の下、月の神秘に想いを馳せながら、昔の夜遊のままに袖をひるがえして遊舞の舞を舞います。夜通し舞い続けてもなお興はつきませんが、夜明けとともに、光陰に誘われて月の都に向かい姿を消して行かれるのでした。

  youtube

浮世を捨て、尼になっている女性が、終わった恋の思い出に引き込まれていく内容です。

深夜、枕元に響く霰の音に、恋人が訪れた錯覚を持ち、過去の記憶を探りながら、夢とも幻ともつ かない世界に入っていきます。

楽しいことも、辛いことも一通り辿ったところで、だんだんに冷静さを取り戻してゆきます。

冒頭の「花も雪も払えば清き袂かな」は苦しみを乗り越えた清浄な心を表しています。

雪は現実の世界を一面に覆い尽くしますので、不要なものは埋もれたままでよいのです。

傘は感情表現の脇役として扱うようにしています。

愚痴 youtube

恋人とやっと逢えても、夜明けの鐘が聞こえ、路地を人の行き来する駒下駄の音がして、別れの時間が来てしまったという女心の切なさを歌っています。

普段着の女性が語りかけるような調子の上方唄です。

他の二曲と違い、くだけた雰囲気で舞うつもりです。

日時:平成25年11月13日18時開場

  会場:深川江戸資料館
 東京都江東区白河1-3-28 TEL03-3630-8625
半蔵門線 都営大江戸線 バス「清澄白河」下車
入場料:4000円(30歳未満無料)   
 

 

 

   

 「地唄舞」のご紹介 女性美の粋を求めて 

「地唄舞」とは江戸時代の末に上方で生まれた舞踊。「地唄」に合わせて舞います。

歌舞伎舞踊よりシンプルに女性美が際立つものです。

舞台上演の際は芸者姿で舞われます。 

指導  地唄舞閑崎流 師範 閑崎ひで佳

会場  中央区日本橋小舟町4−1 

伊場仙ビル セミナールーム

1回 527日 月曜 230分〜4

  地唄舞の最高峰 「雪」の実演  舞 閑崎ひで佳

   A     浴衣の着付けと粋な着こなし

   B     「地唄舞」基本動作の実習

   C     伝統芸能の歴史と現代の舞踊を考える

 第2回 610日 月曜 230分〜4

   @     地唄舞「黒髪」の実演  舞 閑崎ひで佳

   A     浴衣の着付けと選び方

   B     「地唄舞」基本動作の実習

   C     地唄舞を楽しんでアンチエイジング

 第3回 624日 月曜 230分〜4

   @ 地唄舞「こすの戸」の実演  舞 閑崎ひで佳

   A     浴衣の着付けと夏の着物について

   B  地唄舞」基本動作の実習

     グローバル化の時代の舞踊と日本女性の誇りとは

 

閑崎ひで佳 舞ざらい

薫風に包まれて」

 平成24年5月4日()3時開演 

代々木能舞台(新宿区代々木)八島

舞 閑崎ひで佳    唄三弦 岡村慎太郎

鐘が岬

舞 閑崎ひで佳    唄三弦 岡村慎太郎

残月

舞 閑崎ひで佳    唄三弦 岡村慎太郎 琴 岡村愛

能舞台で地唄舞を舞いたいと思い、代々木能舞台を見学に行きました。時を経て風情を増した古い能舞台に一目で魅せられ、舞台を予約するのと同時に、そこで能のお稽古をしている浅見慈一先生に入門しました。

能から取材してセリフのある地唄、葵上や珠取りなどもあるので、いつか謡を習いたいと考えておりました。3回お稽古をしていただきました。難しいですが、新しい世界が開けて楽しみです。また、仕舞を見学しましたら、自分も動いてみたくてうずうずしました。4月からお願いしようと思います。

能舞台では動きの多いもの、劇的なものが向きます。

お座敷の会では出来ない3番を選びました。

 

地唄舞体験教室

平成24年4月12日、26日

地唄舞を知っていただき、体験していただくための教室です。女性の美を追求したものが主流ですが、きりっとした男舞も有ります。

今回は男性も歓迎いたします。

日本の舞踊は、男性が女舞を、女性が男舞を舞う習慣が続いていますので、

両方とも男性女性とも体験していただいたら面白いと思います。

初心者は勿論のこと、仕舞、日舞、バレエなど、他のジャンルを学んだ方にも地唄舞の特徴を知っていただきたいです。

洋服での参加も結構です。その場合、足袋か、厚手の靴下を履いて下さい。

舞扇をお持ちで無い方には貸し出しますのでお申し出下さい。

 第1部の女舞は[浮舟]

第2部の男舞は[高砂]

両方参加、また2日目の参加、計4回、でも1回だけでもご都合に合わせてお申込み下さい。その面白さをご参加の方々と味わえるのを楽しみにしています。

[日時]

1日目 4月12日(木) 

1部 4時30分〜5時30分

2部       5時40分〜6時40分

2日目 4月26日(木) 

1部 4時30分〜5時30分

2部       5時40分〜6時40分

[会場]

   北千住駅前(JR,東京メトロ、日比谷線千代田線、つくばエクスプレス)

   シアター1010(マルイ10階)、音楽練習室

 

江戸の情緒と粋

愛と修羅を舞う

平成23年1113

東京芸術センター

番組

一、茶音頭 閑崎ひで佳  

  唄 三味線 岡村 愛 琴 岡村慎太郎

二、寿   閑崎喜美佳  

  唄 三味線 岡村慎太郎 

三、ぐち  閑崎 佳青  

  唄 三味線 岡村慎太郎

四、ゆかりの月 閑崎ひで佳  

  唄 三味線 岡村慎太郎

五、菊の露    閑崎ひで優  

  唄 三味線 岡村 愛

六、八島     閑崎ひで佳  

  唄 三味線 岡村慎太郎

七、万歳     閑崎ひで野  

  唄 三味線 岡村慎太郎

八、雪      閑崎ひで佳  

  唄 三味線 岡村慎太郎 胡弓 岡村 愛

 

 

 

 

 

 

雪に魅せられて」

閑崎ひで佳の会第四回

日本橋公会堂

平成21年4月8日

師匠の閑崎ひで女先生が昨年の3月逝去されました

先生が自ら振り付けられた「残月」に連れられて月の世界に行ってしまわれました。

本物の美は何かを教えて下さった先生。その魂はしっかり受け継がせていただきました。

先生が大好きだった「雪」と「残月」を先生を偲びながら、舞わせていただきます。

また、「八島」を岡村さんに演奏していただいて先生の舞を思い浮かべたいと存じます。

あちらから見ていて下さることとを願いながらこれからも舞い続けていきます。

 

閑崎ひで佳プロファイル

共立女子大学文芸学部劇芸術コース卒業。 在学中地唄舞を知り 遠藤慎吾教授のかつての教え子、神崎ひで女に師事を決め、卒業後入門、のちに名取りとなる。ひで女師が閑崎流を興し、神崎ひで佳から閑崎ひで佳となり、師範を許される。浮舟の会、百合の会主宰。早稲田大学エクステンションセンター講師、明海大学教養課程指導を経て現在に至る。

 

本調子端唄。流石庵羽積作詞。峰崎勾当作曲。浮世を捨て、尼になっている女性が断ち切れぬ恋の思い出に引き込まれていく内容。合いの手は「雪の手」と言われ、歌舞伎の下座としても使われている。傘の扱いの面白さも見所のひとつ。

歌詞

花も雪も払えば清き袂かな ほんに昔の昔のことよ 我待つ人も吾を待ちけん 鴛鴦の雄鳥に物思い羽の 凍る衾に鳴く音もさぞな さなぎだに 心も遠き夜半の鐘 聞くもさびしき独り寝の 枕に響く霰の音も もしやといっそせきかねて 落つる涙の氷柱より 辛き命は惜しからねども 恋しき人は罪深く 思わぬことの悲しさに 捨てた憂き 捨てた浮世の山かづら

 

八島

三下り謡い物。作詞者不詳。藤尾勾当作曲。天明二年刊「歌系図」に曲名、同八年「新体系糸のしらべ」に詞章初出。能「八島」に取材した本行物。

地唄では、春の夕暮れの海辺で漁夫が釣りをする在所の長閑な風景から一転して、源義経と能登守教経率いる平家の軍勢との壇ノ浦の戦い見せる。

歌詞

釣りの閑も波の上 霞渡りて沖行くや 海士の小舟のほのぼのと見えてぞ残る夕暮れに 浦風さえも長閑にて しかも今宵は照りもせず 曇りもやらぬ春の夜の 朧月夜にしくものぞなし

西行法師の なげけとて 月はものを思わする 闇は忍ぶによかよか うなななぜ出たぞ 来そ来そ曇れ

また修羅道の閧の声 矢叫びの音震動して

今日の修羅の敵は誰そ なに能登守教経とや あらものものしや 手なみは知りぬ 思いぞ出づる壇ノ浦の その船軍今ははや 閻浮に帰る生き死にの 海山一度に震動して 船よりは閧の声 陸には波の盾 月に白むは剣の光 潮に映るは兜の星の影 水や空 空 行くもまた 雲の波の 打ち合い刺し違うる船軍の駆け引き 浮き沈むとせし程に 春の夜の波より明けて 敵と見えしは群れ居る鴎 閧の声と聞こえしは浦風なりけり高松の 浦風なりけり高松の 朝嵐とぞなりにけり

 

残月

地唄三曲。寛政期の作品。峰崎勾当作曲。若くして他界した峰崎の門人、松屋某の娘の追善の歌で曲名は法名、残月信女に因むと伝えられる。聞き所の五段の手事など技巧を要する難曲である。

歌詞

磯辺の松に 葉隠れて 沖の方へと入る月の 光や夢の世を早う 覚めて真如の明らけき 光の都に住むやらん 今は伝手だに朧夜の 月日ばかりはめぐり来て

同時開催

「百合の会」第一回

ごあいさつ

閑崎ひで佳の門弟のおさらい会を百合の会と名付け、第一回を四月八日に開催することになりました。

舞踊の大好きな人たちですが、それまであまりふれていなかった地唄舞をはじめますと、難しいけれど、奥の深い舞に魅せられて付いてきてくれました。当日は楽しんで舞ってくれることと思います。また閑崎流の先輩、閑崎ひで野さんが賛助出演して下さいます。皆様の温かいご指導をよろしくお願い申し上げます。

閑崎 ひで佳

江戸土産

歌舞伎役者三代目中村歌右衛門が、江戸で見た人物像を七変化にし上方で上演しました。それをお座敷用にアレンジしたもの。傾城、座頭、業平、越後獅子、弁慶、相模海人、朱鍾馗の七役を付かず離れず舞い分けるのが良いとされます。

【仮初の夢も浮き寝の仇枕 結ぶ契りは深見草 花に戯る越後獅子 笛や太鼓の拍子よく 突く杖たよりに都をさして 上る法師の唐衣 着つつ馴れにし在原の 形も容も透き額 月の眉墨武蔵坊 七つ道具の七化けと 変われど同じ色の道 芝玩ぶ 在所ながらも相模の海士の 笑顔もよしや難波津に 浦々までも懸けて見る この一軸の朱鐘馗さんは 国を守りの神かけて 栄ゆる春こそ目出たけれ】 

茶音頭

お茶のお手前が入った曲。お道具がそこにあるようにお茶を立てます。茶の湯の語に男女の機微を掛けており、袱紗の赤が女心と華やかさを醸し出します。品良くはんなりと舞うよう心掛けております。

【世の中に勝れて花は吉野山 紅葉は立田茶は宇治の 都の辰巳それよりも 里は都の未申 数寄とは誰れが名に立てし 濃茶が色の深緑 松の位にくらべては 囲と云うも低けれど 情けは同じ床飾 飾らぬ胸の裏表袱紗捌けぬ心から 聞けば思惑違い棚 逢うて如何して香筥の 柄杓の竹は直ぐなれど そちは茶杓の曲み文字 憂さを晴しの初昔 昔話の爺婆と なるまで釜の中冷めず 縁は鎖の末長く 千代萬代もえ】

 袖香炉

袖香炉とは着物の中に入れて薫を留める香炉。作曲者峰崎勾頭の師、豊賀検校を追善して伽羅の香をたく様を歌いました。亡き人を偲んで舞いますが、暗くなりすぎずに春の夜の匂やかさを感じさせなければなりません。帰る雁に託し、心の区切りをつけます。

【春の夜の 闇はあやなしそれかとよ 香やは隠くるる梅の花 散れど薫りはなお残る 袂に伽羅の煙り草 きつく惜しめどその甲斐もなき魂衣ほんにまあ 柳は緑紅の 花を見捨てて帰る雁】

御所のお庭

京都御所に植えられた右近の橘、左近の桜を愛でます。次に雛人形の右大臣、左大臣、緋袴の官女が登場し、雪の場面、渡辺綱の鬼退治など、次々に変わるのを分かりやすく舞わねばなりません。軽い曲調の洒落た舞です。

【御所のお庭に右近の橘 左近のささささ ふくふくらららら 右大臣 左大臣 ささささ緋の袴はいたる 官女官女たちたち 雪はちらちら 子供は喜ぶ 大人はかじける 犬めは跳び上がる 雪をこかして ささささ箒ではくやら 屋根の雪や竿でかく  下の東寺の羅生門には 茨木童子というげな 住むげな 渡辺の綱の兜をささささひっかんで舞い上がる 太刀ぬきはなって腕切った】

こすの戸

前半は恋の憂さをしっとりと歌っておりますが、後半は癪を介抱してくれる人が傍におり、二人で蚊帳を吊る場面で終わります。薄物の着物で夏の風情を出しています。

【浮草は 思案の外の誘う水 恋が浮世か浮世が恋か ちょっと聞きたい松の風 問えど答えも山不如帰 月やは物のやるせなき 癪にうれしき男の力 じっと手に手を何にも言わず 二人して釣る蚊帳の紐】

黒髪

雪の降る夜、片袖を夫に見立てて一人寂しく寝る女心を歌った曲。合いの手のないものが江戸長唄にもあります。豊かな黒髪に注目する様な振り付けになっています。

【黒髪の結ぼれたる思いをば 解けて寝た夜の枕こそ 独り寝る夜の仇枕 袖は片敷く夫いやと言うて ぐちな女子の心と知らず しんと更けたる鐘の声 夕べの夢の今朝覚めて ゆかしなつかしやるせなや積もると知らで積もる白雪】

由縁の月

思わぬ人に身請けされ、恋しい男と会えなくなった女が、つらいと思っていた昔を懐かしむという内容。歌舞伎「廓文章」などの夕霧伊佐衛門ものの下座歌などに用いられています。

今年一月の新橋演舞場で上演された恋飛脚大和往来で合いの手の部分が使われていました。

【憂しと見し 流れの昔なつかしや 可愛男に逢坂の 関よりつらい世のならい 思わぬ人にせき留められて 今は野沢の一つ水 澄まぬ心の中にもしばし すむは由縁の月の影 忍びて写す窓の内 広い世界に住みながら 狭う楽しむ真と実 こんな縁が唐にも有ろか 花咲く里の春ならば 雨も薫りて名や立たむ】

鐘ヶ岬

江戸長唄「京鹿の子娘道成寺」の歌詞とほとんど同じですが、歌舞伎舞踊と違って、抑えた表現で舞います。衣裳も桜模様の娘姿も付けますが地唄舞らしく、素で舞う事も多いです。

【鐘に恨みは数々ござる 初夜の鐘を撞く時は 諸行無常とひびくなり 後夜の鐘を撞く時は是生滅法と響くなり 晨鐘の響きは 生滅めつい 入相は寂滅為楽と響けども 聞いておどろく人もなし 我も五障の雲晴れて 真如の月を眺め明かさん

云わず語らぬ我が心 乱れし髪の乱るヽも つれないはただ移り気な どうでも男は悪性者 桜さくらと唄われて いふて袂のわけ二つ 勤めさえただうかうかと どうでも女子は悪性者 あずま育ちは蓮葉なものじゃえ

恋のわけ里かぞえかぞえりゃ武士も道具を伏せ編み笠で 張りと意気地の吉原 花の都は唄で和らぐ敷島原に 勤めする身は 誰とふしみの墨染 煩悩ぼだいの撞木町より難波四筋に通い木辻にかむろ立ちから室の早咲き それがほんに色じゃ一二三四 夜露雪の日霜の関路も ともに此身を馴染み重ねて中は丸山ただ丸かれと 思い初めたが縁じゃえ

 

 

 

平成19年秋講座を担当しました。

11月26日、第8回「歌舞伎は出雲の阿国から始まる」

12月3日、第9回「歌舞伎舞踊のルーツと現在」

12月10日、第10回「舞踊は身体表現の芸術」

地唄舞 閑雅の会(第三回)

平成19年3月14日(水)於 日本橋公会堂 

閑崎ひで野 八嶋 

閑崎ひで佳 万歳 残月

地方    小原 直 岡村慎太郎 岡村愛

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お座敷の集い」

平成19年11月3日会場   浅草瓢庵。 

立ち方 閑崎ひで佳 
地方  小原直   
MC  幇間  悠玄亭玉八 
番組  御所のお庭 
       ひなぶり 
           愚痴 

地唄舞の「座敷舞」の原点に戻って東京下町料亭に遊ぶ。

魚亭サンのブログをリンクします。

「魚亭圭尊」閑崎ひで佳「お座敷の集い」

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閑雅の会 第2回

露は尾花 写真集

雪    写真集

 平成16年10月12日(火)                      

  於 日本橋公会堂

 番組

 1 西行              舞 閑崎 ひで野 

 2 露は尾花  舞 閑崎 ひで佳

 3 黒髪        舞 閑崎 紫野(ひで野門下)

 4 こすの戸      舞 神崎 かな

 5 雪         舞 閑崎 ひで佳

 6 鉄輪        舞 閑崎 ひで野 

  唄、三弦  小原 直

 唄、三弦  岡村 慎太郎

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閑崎ひで佳 舞さらい  

銕仙会入口看板, 舞さらい写真集へ

平成十六年二月十一日(建国記念日) 

銕仙会(てっせんかい)能楽研究所

演目  

1壽、2 橋尽し(演奏のみ)3 袖香炉、4 名護屋帯

舞 閑崎ひで佳

地唄、三弦 岡村慎太郎