● GIS(地理情報システム)が最終的なキーワードになるのかどうか不明だが[下記囲み内参照]、地図的表現、ないし位置関係としての空間情報の表現と分析、といった分野がある。(※本ページはCSSを多用しております)
■ 世界測地系への移行関連情報をまとめました(01.11.28)。
GIS参考リンク
GIS取組みの現状関連情報
1997年以来、奈良文化財研究所で毎年2月頃『遺跡GIS研究会』が開かれている(当初は『遺跡地図情報システム研究会』→[活動状況])。この研究会の参加社(発表者の所属が企業の場合)は以下の通りである(但し測量部分に関わると思われる発表分は除き、リストは発表順とした)。無論、ここに挙がっていないGISプレイヤーも多数存在する。 以下、気付いた範囲で関連プレイヤーを紹介する。 行政の取組み以前から、一部の自治体(埋文担当)では遺跡地図のコンピュータ化が行なわれており、実績はある。インターネット時代や情報公開に対応したモダーンな遺跡データベースは、現在計画が進行中のようである。 遺跡台帳GISの導入当面の目標の一つである、遺跡地図の電子化については、測量会社系の業務用ソリューションを導入するというのが模範的な解答であろう。ただ、本格的でありすぎるため、全国的に導入が進むには相当の年数が必要になるだろう。自治体レベルで全庁的にGISが導入されれば、それに参加するのが一番望ましいが、特定の部署が先行している場合だと、意外と庁内の部署間の風通しは悪いらしい。 |
簡易な地図システム
特にGISアプリケーションを用意しなくても、GISは一種のハイパーメディアだから、理論的には、HTMLやPDFの機能を生かすことでも実現できる。クリッカブルマップを使えば、見かけ上はGISと変わらない。 問題は地図画像データと、生産性である。地図は、力技でも作成できる。PDFなら、一つのパッケージとしてまとめられる。 仮にHTML/Webの場合を以下で考えてみる(思考実験である)。
●地図のエンドレスな表示 ●遺跡の表示 ●遺跡の検索 ●ヒットした遺跡のハイライト表示 関連情報 似たようなシステムが実在しました 簡易GISの可能性OLEをハイパーリンクとして活用すると、VBないしVBAなどで、簡易GISが組める可能性がある。実装例も存在する。 |
製品としてのGIS製品としてのGISはいずれも高価な業務用ソリューションとして提供されている。インフォマティクスのSIS、パスコのARC/INFO、ArcViewなど一連の製品(開発元:ESRI)、アジア航測のGeoMedia、オートデスクのAutoCAD Map、BentleyのMicroStation関連製品、 ドーンのGeoBase、三井造船システム技研のMapInfo など、多数存在している。 ネットワーク時代に対応した互換性ということに関しては、OpenGIS(OpenGIS コンソーシアム)が標準化を担っている。またG-XMLも注目される。 ハイエンドのRDBMSでも、例えばIBMのDB2では、地理情報エクステンダー(有料オプション)が用意されている。 パーソナルレベルでは、例えばゼンリンの電子地図帳Z II、インクリメントPのMapFan、住友電工のAtlasMateなど、最近の地図ソフトでは、多角形が描画でき、属性をデータベース化でき、それらのデータをユーザ同士で交換できるものがある(あくまでクローズドなものなので、一般性はない)。 関連情報
フリーウェア・シェアウェアフリーウェアとして著名なものは、GRASSである。IDRISIは安価に入手可能(元々教育用)で、様々なライセンスがある。ESRIからもいくつかフリーウェアがリリースされている。 関連情報
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