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Introduction to the Draft International Core Data Standard for Archaeological Sites and Monuments
原文(http://www.cidoc.icom.org/arch0.htm )の最終更新日:1997年12月31日
この共通データ規格は、二つの組織の密接な共働によって生み出されたものである。つまり、ヨーロッパ文化遺産協議会の文書記録計画に参画した、考古学者と建築家の研究班の、密接な共働作業の所産なのである。遺跡共通データ規格国際版の作成は、1992年9月のCIDOCケベック大会で設置された考古遺跡班の最大の目的であった。
1987年から1992年まで、共通データ規格は史的建造物の記録化のために準備されていた。史的建造物保護に関するヨーロッパ会議を支援するために設けられたヨーロッパ協議会の活動として、準備されたものである。建造物データ規格は、1992年10月のナント国際会談で合意に達した。
歴史環境に関連する全ての情報を、一つのデータベースで運用可能にしておくために、CIDOCの考古遺跡共通データ規格は、建造物データ規格の準備作業との密接な関係を保ってきた。
考古遺跡の文書化は、考古学的文化遺産への理解と保護を促進する上で、主要な役割をはたす。ヨーロッパ域内では、一つの国の中でさえ、文化遺産目録編纂のために、実に様々な記録様式が採用されてきた。こうした多様な目録が生み出されてきた背景には、様々な要因が考えられる。中でも、遺跡保護に関する情報公開が、多様化の最大の要因だったようである。
遺跡共通データ規格には、以下のような三重の目的がある。
遺跡共通データ規格は、CIDOCの遺物共通データ規格、及び遺物を含む博物館資料の情報化指針ともリンクしている。
データ規格は細分されているが、これは、企画、管理、学術、その他の目的において、史跡/遺跡の合理的な評価のために必要な、最小限の情報項目(情報カテゴリ)を表すためである。なお、史跡/遺跡の詳しい理解と保護のために必要となる参考文献も、データベースに含まれてよい。
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