エンドウ製ワフ29500にLED室内灯を追加する。 |
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エンドウからは各種貨車キットが発売されています。今回はそんな息抜き工作でしかも見栄えが良いように、ワフ29500にLED室内灯を追加してみました。 |
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箱をあけて説明書を読んだとき、まずびっくりしたのはテールライトキットの集電方法です。このままでは室内灯どころかテールライトさえ「激しい明滅」をするのは必至です。そこでまず「集電ブラシ」から作り始めました。フクシマ製の物では長さが足りなかったため、写真のように0.4mm燐青銅線とラグ板を使い作りました。なお0.3mmでも良かったようです。 |
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集電ブラシを床板に取り付けた所です。床板もプラ製のため、絶縁を考える必要が無いため簡単です。 |
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キットに付属のウェイトが使えなくなってしまいましたので、小型のウェイトを床板に取り付けました。 |
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次に室内灯ユニットを作ります。市販の蛇の目基板を使用しました。なおLED駆動には「定電流ダイオード」を使用しました。簡単な回路で出来るためオススメです。写真のLEDの順方向定格電流が20mAのため、少しでも明るくするため15mAの物を使用しました。ヘッドライト等に使用するときは定格の半分の電流で充分です。逆流防止ダイオード(ブリッジダイオード)ちらつき防止コンデンサー、定電流ダイオード、LEDの順に配線すれば出来上がり。なお基板が大きめなのは両面テープの接着シロのためです。 |
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屋根板に固定した所です。LEDは下に向け、光拡散用キャップをはめておきます。なお今回は3mm径で電灯色のLEDが入手出来なかったため、温白色のLEDを使いました。ちょうど白色蛍光灯の色です。本来ワフ29500は「電灯」なのですが。 |
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光拡散用キャップです。3mm用と5mm用があります。 |
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さて今回使用したパーツの価格ですが、白色LEDが@¥80。定電流ダイオードが5本¥150。ブリッジダイオードが7個入り¥100。万能基板は¥100位です。写真はテールライトに便利なリード線付き赤色LEDと添付の仕様書。5本入り¥100です。電子部品を扱っているお店で購入できます。
秋月電子通商などでは通販も扱っているようです。 |
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車体を組み立て、配線を床下でまとめた写真です。この時極性に注意するのは言うまでもありません。 |
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車体を組み立て完成した写真です。(トップの写真と同じです)車体はプラ用のつや消しスプレーで塗装し、さらに屋根は「黒板用スプレー(黒)」を塗りました。かなり艶が消えた感じに仕上がりますが、プラには直接塗れません。
なお室内の内張は「浅黄色」の紙で簡単に作ってあります。 |
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組み立ててから気づいたのですが、キットに付属のデカールでは「灯油ストーブ表記」の白帯が足りません。これから組む方は、前もって塗装で表現した方が良いでしょう。 |
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写真奥のヨ8000は昔組み立てたアダチ製です。室内灯は12V電球で、テールライトは片側のみLEDで点灯します。室内灯の色の差がお分り頂けますでしょうか? |
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