愚行連鎖 Palantinoのケース

GB楽器博物館

Palatino VE-500
どうやって運ぶんぢゃ?-2-

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Palatino VE-500 バッグ

このVE-500のバッグには手提げも付いている…というか、手提げしか付いていない。
これが持ち難いこと夥しい上に、取り付け位置のバランスが無茶苦茶。(写真は改造前)

折角軽量コンパクトな楽器なのに、これでは運搬もままならない。
ご覧の方からのご質問もあり、どうやって運ぶんぢゃ?で一寸触れたPalantinoのバッグの改造についての続き。

これが前回にもご紹介した縦持ち運搬用のストラップ。

Palatino VE-500 バッグ このストラップの下から腕を入れ、バッグの向かって右上に出し、ネックを抱えるようにして持ち上げる。
こうして縦に持つのが一番運搬しやすいようだ。

ちなみに、ストラップは100円ショップで完成品を販売していることがある。
これがその現品。なかなかしっかりと出来ていて値打ちモノである。
一般の手芸材料店などでは未完成の材料のみで10倍以上の価格になってしまう。


Palatino VE-500 バッグ
楽譜入れ上部にストラップと同様のナイロンテープを二点留め。
手で持つ部分は二つ折りにした。

縦持ちにして楽器を抱えると、丁度自然に指先が掛かる位置である。


Palatino VE-500 バッグ こちらは、肩掛けストラップD環の取り付け位置一寸したに取り付けたナイロンテープ。

ネックを抱え込んで手を前に回したときに丁度指が当たる位置である。

ふつー、そうやって持つだろう?どう考えても。


Palatino VE-500 バッグ
そして、これが運搬中に楽器がバッグ内部で踊らないように取り付けたバックル付きのナイロンテープ。


Palatino VE-500 バッグ こんな具合に締める。

このナイロンテープは10mm幅。
ストラップや持ち手よりも幅狭タイプ。
これも手芸店などで調達するとかなりの金額になってしまう。
実はこれも100円ショップ。携帯CDプレーヤー用のバッグのショルダーストラップを利用した。
ストラップを撤去したCDプレーヤーバッグはそのままシールド・バッグや小物入れとして利用できるので無駄が出ない。


Palatino VE-500 バッグ さてさて、最後に、これも又、100円ショップで発見したバッグハンドル。
ただのテープだけの手提げは運搬中にぶらぶらして非常に鬱陶しい。
このハンドルでまとめてしまえばすっきりする上に、ショルダーから持ち替えたときにも非常に使いやすい。
紛失しないように片側の手提げに縫いつけてある。


斯様に、100円ショップは利用に仕方によっては素材の宝庫なのであった。
>続く


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