GBのアームチェアCinema見ist:パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(原題:Pirates of the Caribbean/Dead Men Tell No Tales)
監督 ヨアヒム・ローニング/エスペン・サンドベリ
脚本 ジェフ・ナサンソン
原案 ジェフ・ナサンソン/テリー・ロッシオ
出演 ジョニー・デップ/ハビエル・バルデム/ブレントン・スウェイツ/カヤ・スコデラリオ/ケヴィン・マクナリー/ジェフリー・ラッシュ
音楽 ジェフ・ザネリ
製作年 2017/米
朝一から出かけて映画のはしご。
一本目は…
アメリカの寅さん釣りバカ?
もう、良くも悪くもジョニー・デップ=ふにゃふにゃ海賊ジャック・スパロウを見るための映画なのだろう。
製作ジェリー・ブラッカイマー。
いつも言うが、ブラッカマイヤは大嫌いだが、商売は確かに上手い。
最初の作品からもう14年も経ってしまったんだな。
結論から言うと、今回は本シリーズにしてはそんなに長くない130分物(それでも長編)全編ジェットコースター。アクション楽しいし、18世紀の軍艦がドンパチ走り回るのも楽しいし。
派手である、とにかく派手である。迫力満点。
アクションやドンパチのカタルシスは満点。
存分に金、掛かっている。
これはもう、儲かった者勝ちと言うしかない。
デップが嫌いでなければ、まぁ、これは観とけ、かな?
『パイレーツ・オブ・カリビアン』(Pirates of the Caribbean) は、ウォルト・ディズニーのテーマパーク、「カリブの海賊」を元にしたファンタジー・冒険映画シリーズ。
(そもそも私ゃ出銭ランドのカリブの海賊大好きだし…)
シリーズは2003年に公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』より始まった。第1作の成功の後、ウォルト・ディズニーピクチャーズは、三部作計画があることを明らかにした。
で、何も考えずに観ても勿論息をも継がせぬ速度感で楽しいのだが、流石に14年目の5作目、出てくる人物に見覚えはあるモノの、「あれ?この人、なんでこんな事に?」という場面幾つか。
おさらいをしてから行った方が良かったかも。
(DVDは多分過去作全部あるが、一体何時間かかるんだ?)
1.呪われた海賊たち(143分)2003年
2.デッドマンズ・チェスト(150分)2006年
3.ワールド・エンド(169分)2007年
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは本作を以て終了する3部作構成の予定であったが、ジョニー・デップの嘆願もあり、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が製作された。ただし、ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)やエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は出演しない。
4.生命の泉(141分)2011年
5.最後の海賊(129分)
原題は「Dead Men Tell No Tales」で日本語で言えば「死人に口なし」。
この映画の元となったディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」内で聞かれる有名なフレーズである。
思わせぶりな邦題であるが、“最後の”等という印象は全くない。
今作もこのラストは、けっして“Conclude”ではない。
と言うよりも本シリーズの常套、エンドロール後の To Be Continued... は健在である。
どう見たって「最期」(それすらアヤシイモンだ)はあっても「最後」じゃない。
この映画に関しては、「うっかり最初のを見てしまった」ら、続けてここまで来るしかない、と言うモノであるので…
そもそも、作った方も「うっかり一つ作っちまったら、間違えて当たっちまった」んで「んじゃ、続けちまうべ」という色、なきにしもあらずではある。
なお、何となく寂しいと思ったら、一作目から前作までは関わっていた音楽のハンス・ジマーが、今作は関わっていない。
私はあの3D映画という奴が嫌いなので当然フツーの映写で鑑賞。
そもそも暗い場面が多い本作、偏光眼鏡を通してみたら疲れて仕方がないだろうに。
はしご2本目へ続く…
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