GBのアームチェアCinema見ist:パイレーツ・オブ・カリビアン

パイレーツ・オブ・カリビアン

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち:
Pirates of the Caribbean/The Cruse of the BLACK PEARL

監  督 ゴア・ヴァービンスキー
音  楽 クラウス・バデルト/ハンス・ジマー
主  演 ジョニー・デップ
助  演 オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ
製 作 年 2003/米
原  作 遊園地の乗り物
シナリオ テッド・エリオット/テリー・ロッシオ/ジェイ・ウォルパート

公開時に見たのだが、時間があったので、DVDを見直してみた。
テンポも軽快で速度感溢れ、痛快冒険活劇娯楽作としてはかなり出来のよい作品だと思う。

「明るく楽しい娯楽映画」で、あまりデータを気にしていなかったので、今になって気づいたことが沢山…
なんと、これはあのクソ・プロデューサー、ブラッカイマー作品。
通常では、このプロデューサーの名前が挙がっていたら、それは見ると損する作品。と言い切ってしまっても異論はそれほど無いだろう。
これとかこれなんかもね。

基本的に、このオッサンが関わると監督よりも誰よりも先にオッサンの名前がクレジットされるから非常に選択は楽になる。
気が付けば本作も、タイトルの前に、それもご丁寧に「全て大文字」で“A JERRY BRUCKHEIMER PRODUCTION”と書かれていた。
更に、パッケージの下端にも「全て大文字」で、これでもかとばかりに“FROM THE PRODUCER OF ARMAGEDDON AND PEARL HARBOR”と印刷されている。
(これ見てたらDVD買わなかったかも…って、このDVDは次男坊が買った物。彼はこの映画が大好きなようだ)

ただし、本作は、そもそもが遊園地の乗り物(アトラクション)をそのまま映像化しただけの物なので、金さえかければ、いくらでも(ただただ面白いだけの)出来の良い見せ物は出来るんだよ、と言う良い見本となっている。
「愛」とか「平和」の如き大それたテーマや、今更の「本当の史実」みたいな格好付けた御神託を掲げるから底が浅いのがバレちゃうのだ。
単にエンターティメントだけを謳っていれば、このオッサン、異様に優れたマーケティングやパブリシティの能力を持っているようなので、それはそれで悪くないんじゃないだろうか。
お願いだから、もう大上段に振りかぶった真面目な映画は作らないで欲しい。


パイレーツ・オブ・カリビアン それから、ふと気が付いたら、これと同じように、本作DVDも微妙に異なる2種類のパッケージがある。
ウチにあるのはこっちの方。
デザイン的にどうなのかは判らないが、人物の位置が入れ替わっているのはどういう意味なんだろう?
このパッケージは表面にシールが付いた状態だが、シールを剥がせば、上に挙げたパッケージと同じ所に同じアングルの海賊船が描かれている。
文字の位置も変わらないし…デザイナーの意図が読めないなぁ。



キーラ・ナイトレイ さて、話は変わるが、私は外人さんの顔の識別能力が低いらしい…
この映画でも、主演のジョニー・デップの名前は知っていたが、ここに出ていたあの格好良いジプシーのギター弾きと、いまだに同一認識が出来ていない。
更にだ…

この娘…(ワールド・プレミアの時の写真ですな)
どっかで見たんだよなぁ…

と、ずっと引っかかっていたのだが、やっとこれに出ていたあの娘だと言うことを今日認識してしまった。
銀幕上よりも現実の方がずっと可愛いね。


オーランド・ブルーム 更に更に、準主役のもう一人、色男の青年。

こやつも何処かで…
名前もどっかで聞いたよな…

髪型が違うと、もう認識できないし…
指輪のレゴラスさんだったのね。


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