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5:30、朝メシタイム。成田銭湯効果絶大であった。全員すごい勢いで爆睡する。やはり第2ターミナル発の旅行には銭湯は欠かせないのだ。
6:00、QFの朝メシはオムレツとソーセージとマッシュルームのホットミールがでてくる。温かい塩味モノはありがたい。
6:30、外があかるくなってきた。下界が見える。NSWあたりだからまだ緑地帯だけど、中央部に突入すると殺風景な赤土になってしまうのだ。しだいに高度が下がってくる。942mb。SPAのペットボトルが変形する。
7:00、シドニー、キングフォードスミス空港着。
7:15、大行列をぶっちぎって空いたカウンタへ直行(団体さんは素直に行列に並んでいるのだった)。イミグレのおばちゃんに“Are you happy?”と聞かれる。予想外のことを聞かれたので返事に困る。Happyじゃなかったら入国させてくれないとでもゆーのだろうか。とりあへず通過する。
7:40、荷物がなかなか出てこない。やっと引き上げて国内線乗り換えのラウンジへ直行する。移動バスで約8分。
8:00、国際線〜国内線のバスに乗って移動する。国際線と国内線のターミナルは3kmぐらい離れているのだった。
8:15、郁ちゃんの望遠鏡セットがついにレントゲンにひっかかった。やっぱりな〜。金属のかたまりモノだからいつかはやられるだろうとみんなして笑っていると、検査係のお兄さんはけん銃のようなあぶない形をしたケースを取り出した。どかどか団全員大笑いする。中身は望遠鏡用の三脚が入っていた。ますます大笑い。郁ちゃん解放の後に、そのあやしい物件をひろげてみる。記念撮影。
8:25、カバさんが待合室の柱にコンセントを発見。すかさずつなぐ。各地で盗電するカバちのさんなのである。
9:00、売店へ飲み物を買いに行ったり、顔洗ったりする。QFの機内のおまけで着いてきた歯磨粉はオソロしくまずい。クレゾールの味がキョーレツで、殺菌効果は高そうだったが、今後もう使わんだろうな。
10:00、けつををアップする人、天体早見表の作成をする人、編み物する人、四股をふむ人、それぞれヒマをつぶす。あきてきた。
10:20、9番ゲートへ移動。大家族の旅行者がいた。
10:50、国内線QF-513に乗り込んだ。180人乗りの中型機だった。すぐ飛ぶ。離陸まで28〜30秒。
11:30、なんとおやつが出た。ビスケット、マフィン、お茶、チーズ。腹がへっていたのでぼりぼり喰らう。
11:40、喰ったらず〜っと眠る人達だった。
NSWを離れるとユーカリ林もまばらになり、茶色と黄緑と濃い緑の四角パターンが続く平原地帯だけが広がっている。空から見てる分にはきれいだが、下界に降りて住むにはきつそうなところだな...。
12:50、着陸するけんシートベルト締めんといけんよと言われた。
1:00、アデレード着。地面に直接降りるスタイルだった。
1:10、郁ちゃんの機内持ち込みにした望遠鏡一式が途中でスッチーのおばばに取り上げられたので、取り返すべく交渉するが「もー、機体預けのに持つと一緒に外へ出てしまったけん、バゲージのばしょへ行ってちょ」と言われる。郁ちゃんは心配でず〜っとヒコーキの荷物搬出口を見つめているのだった。
1:20、Mがバゲージのターンテーブルコーナーまで走る。すると、一番降り状態ですでに有美子様の手もとにある。すかさず郁ちゃんを迎えに走るMであった。
1:45、HERTSで車を引き上げる。トヨタのTARAGOつーこれまたおなじみの車である。トランクを詰め込むが、やたらな量なので最後列のシートがかたむいているのだ。荷物も積んだし地図のスタンバイOK。いくぞ!!
2:30、6人がかりでわあわあ叫びつつ、レイネラの宿着。ゴーカ、ゴーカ。じゃんけんで部屋を割り当てる。ジャクジー付きのゴーカな部屋は本山家、スタンダードルームはわしらとカバちの家の領土となった。エアコンを点検したり電気をつけたりして満足する。
3:15、郁ちゃんの部屋に集合。今から街へ行って本屋で地図、酒屋で酒の下見をするのだ。ペンフォールズ飯屋にも予約をしなくちゃなぁ...。
4:00、City Centre着。議事堂マニアのちのさんの希望により、アデレードのド真ん中に車をとめた。
4:15、大きいショッピングセンターでトイレ休憩。ついでにペンフォールズに電話するが、なんとFullだと云われてしまう。あああ、カモが、エビが、肉が、酒がーっ。
4:30、気をとりなおして本屋へ向かう。地図を買うんである。
わしは今までずーっとシドニー時間で記録していた!! 30分ずつずれているじゃないか。今更戻せないー。今から30分戻してアデレード時間とする。
5:40、あんまり寒いので街中のパブに突入。腹へったので伊仏系の飯屋に行ったら6:00開店だべと云われてしまう。6人分予約したのはいいが、全て店じまいした商店街をさすらうほどつらいことはない。楽しみにしていた飯屋にふられ、昨日からの長旅、気温の急激な差、腹へり、塩分切れ、等々の悪条件が重なって皆さんへとへとになっている。飯屋が開店するまでの間、ちょっとでいいから座りたい、とのことでパブ休憩とする。
6:10、レストランAMADORE一番乗りの客。棚に並んだワインに向かってTがあーだこーだとうなるうちに店のおやぢがやってきてアドバイスをくれる。自分達で仕入れてきたペンフォールズを見せたところ、おやぢは“うーむ、よい選択だが若いのう”と申された。
6:30、しばし意見をまとめて白1本、赤1本、足りなかったら自分達で仕入れてきた赤をもう1本、ということで酒は決まった。飯は、名物であるところの生ガキ、キルパトリック、ムール貝のトマトソース、を大皿でとってみんなで分け合う、メインは各自焼き肉ものを取る、ということで決定。
7:00、今日は3本制限付きなので飯の前に酒がなくなるのはつらい。それでもカキはんまい。酒が進んでしまうのだ。
8:00、ほぼ貸切り状態なのをよいことに、片っ端からラベルを写真にとり、バンテックス攻撃に出る、デジカメにとる。そのうち店のおやぢもお姐さんもわしらのペースにハマってどかどかになってしまうのだ。ううむ、これわ...。
9:00、ついにどかどか団の本領発揮。IBM製N○Cのノートパソコンが出た。おやじは店中のお客にわしらの行状を伝えて歩くので、何か他にも芸を披露しなくてはならんような気配になっている。各自、技を見せる団員たち。
9:20、わしらの芸を認めたお客さんのひとりがなんと「自社製のシャンペンだ。プレゼントする。」と云って、またしても発泡酒をくれた。この近くのワイナリのオーナーだという40ちょい過ぎぐらいの美女であった。をを...すばらしい。体で稼いだ2本めのシャンペンである。
9:45、記念すべき第一夜のどかどか宴会はこのようにして終了した。大喰、大飲、とどめはヴィンテージ・ポートでしめたのにひとりあたり4500円程度だった。お勘定はカバさんのカードでマイル稼ぎをする。
10:00、一路、St.フランシス・ワイナリ・リゾートへ。途中ガソリンスタンドに立ち寄り、水とポテチを仕入れる。
10:30、宿着。自分の部屋へ戻ってフロ入って寝るぞ。
10:45、ん...? シャンプー・リンス・歯ブラシ・頭用品一式を入れたビニールの赤いポーチがない...? まさか、家においてきたか? 荷物をがさがさひっくり返しているうちに事件発生だ!! をををっ!! フロのお湯が流れてくるぢゃないかーっ。
11:00、バスマットとタオルでダムを造ってお湯をせき止めるが間に合わず。ここのフロは溢れ返り防止用の排水口がついていないのだ。なんてこった...この疲れているときに...。
11:30、流れたお湯を処理して、今度こそフロだ。もー、洗い物は明日にしよう。ちきしょーっ。なくなったポーチもどこでなくしたのかわからないのだ。家においてきてしまったのか、それとも車に荷物を積んだとき上着を出したついでに落としてしまったのか...、うー、わからんぞ。まぁ...あれはたいしたもんではないのでどーでもいいか。
12:00、フロ終了。ホントにつかれた。肩こりがひどいな。けつを書いてねよう。
12:45、けつを記入終了。倒れる。
団員の旅行記(第2日目にリンク)