THE MONKEES
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DAVID JONES | ||
MICKY DOLENZ | |||
MICHAEL NESMITH | |||
PETER TORK |
1980年、コダックのCMで「デイドリーム・ビリーバー」がオン・エアされ、デイビーの歌う強烈な"Cheer Up Sleepy Jean"というフレーズが流れました。当時モンキーズ・ショーが再放送中ということもあり、グループはすでに存在しないにもかかわらず、新たなモンキーズ・ファンを生み出しました。かつてのアルバムも低価格で次々と再発売され、スマッシュ・ヒットを記録。メンバーの来日も実現するなど、関東一帯では最大のリバイバル・ヒットとなりました。
60年代のオリジナル・アルバムは9枚。しかし、その資金力から膨大な未発表曲が作られたことを知りつつも、ファンはしばらくの間、ブートレッグでその氷山の一角に触れることしかできませんでした。そして、そのパンドラの箱が開く時が来ました。結成20周年を迎えた1986年、ライノ・レコードはそのマスター・テープの発掘に力を入れ、画期的な3枚のレア・コンピレーション「ミッシング・リンクス」や唯一の公式ライブ・アルバム「ライブ1967」をリリース。CD時代に突入し、オリジナル・アルバムを再リリースする際にはボーナス未発表曲を収録し、また「ヘッドクォーターズ」のセッションや1967年の公式ライブ4公演をリリースするなど、多大なる貢献をしました。新たに発表された曲数は、正式発表曲さえも上回りましたが、一部のマスターは依然散在しているため、まだまだコレクターには注目のアーティストと言えましょう。
モンキーズの再結成も数回あり、デビュー20周年を迎えた86年にはマイクを除く3人が再結成し、アルバム"Pool It!"を発表。30周年の96年には4人そろって"Just Us"を発表しました。ソロ活動も活発で、まだまだ現役の4人です。
シングル
AMERICAN SLEEVE | JAPANESE SLEEVE | Release | LABEL | TITLE | WRITERS | NOTES | |
'66-8 | Colgems 1001 | Last Train to Clarksville (恋の終列車) |
Tommy Boyce - Bobby Hart | デビュー曲で、見事1位を獲得。ビートルズの"yeah,yeah"の向こうをはる"no,no,no"で対抗。万華鏡のような特徴あるギターのフレーズ、ソウルフルなミッキーのボーカルで、インパクトあるデビューを飾りました。 | |||
Take a Giant Step (希望を胸に) |
Carol King - Gerry Goffin | キング&ゴフィンの佳曲。ミッキーがボーカルを担当しています。 | |||||
'66-11 | Colgems 1002 | I'm a Believer (アイム・ア・ビリーヴァー) |
Neil Diamond | 新進作家のニール・ダイアモンドを起用。電子オルガンとギターのリフが印象的で、7週間連続1位の座に輝きました。 | |||
(I'm Not Your) Stepping Stone (ステッピン・ストーン) |
Tommy Boyce - Bobby Hart | カバー曲も多い、正統派ロックン・ロール。ライブではミッキーがサイケデリックにいますう。アルバム収録のステレオ盤とは若干ミックスが異なります。 | |||||
- | '67-3 | Colgems 1004 | A Little Bit Me, A Little Bit You (恋はちょっぴり) |
Neil Diamond | 第3弾シングルは、またしてもニール・ダイアモンドのペンによる。彼お得意の、"Cherry, Cherry"タイプの曲で、電子オルガンが印象的です。全米2位までチャート・アップ。シングル・バージョンはハンド・クラッピングが特徴。 | ||
The Girl I Knew Somewhere (どこかで知った娘) |
Michael Nesmith | "She Hangs Out"から差し替えられたのは、マイク作のハープシコードも美しいこの曲。40ヒットを記録しました。 | |||||
'67-7 | Colgems 1007 | Pleasant Valley Sunday (プレザント・バレー・サンディ) |
Carole King - Gerry Goffin | ベテランのキング&ゴフィン作による4枚目のシングル。3位まで上昇しました。アメリカではかなり人気のある曲ですが、日本ではこちらがB面扱いでした。アルバムとはミックスが異なり、ミッキーのボーカル、コーラスの入り方、サイケデリックなエンディングなどに違いが見れます。 | |||
Words (恋の合言葉) |
Tommy Boyce - Bobby Hart | 11位まで上昇した、両面ヒットです。デイビー、ミッキー、ピーターの3人による追いかけるスタイルが印象的な曲。 | |||||
'67-10 | Colgems 1012 | Daydream Believer (デイドリーム) |
John Stewart | 当初"Love Is Only Sleeping"がシングル候補で、この曲はB面としてリリースされる計画もありました。5枚目のシングルで、1位を獲得して大ヒット。日本でもリバイバルのきっかけとなった曲です。 | |||
Goin' Down (ゴーイン・ダウン) |
Monkees - Diane Hilderbrand | モンキーズのメンバーとダイアン・ヒルダブランドの共作。ミッキーが早口でファンキーに歌います。TVショーでもおなじみです。 | |||||
- | '68-3 | Colgems 1019 | Valleri (すてきなバレリ) |
Tommy Boyce - Bobby Hart | TVショーでも人気があり、ラジオ番組でもTVショーバージョンがしきりにオン・エアされました。これはモンキーズのプロデュースによる新録で、第3位を記録しました。 | ||
Tapioca Tundra (タピオカ・ツンドラ) |
Michael Nesmith | マイクの自作自演で、ボーカルにエフェクトをかけた異色作。40ヒットを記録しました。 | |||||
'68-7 | Colgems 1023 | D.W. Washburn (D.W.ウォッシュバーン) |
Jerry Leibor - Mike Stoller | ベテラン作曲家によるボードヴィル調のナンバー。TVショーが終了し、モンキーズ人気がトーン・ダウンしたときに、「なぜこんな曲を?」といいたくなります。19位と、それまでのモンキーズにしては、大失敗のセールスでした。ミッキー一人で録音され、アルバム未収録となっています。 | |||
It's Nice to Be with You (君と一緒に) |
Jerry Goldstein | 両A面として発表されましたが、こちらは60位に入るのがやっとでした。デイビーのバラードで結構人気はありますが、アルバムには未収録。 | |||||
(未発売) | '68-10 | Colgems 1031 | Porpoise Song (ポーパス・ソング) |
Carole King - Gerry Goffin | 映画"HEAD"のテーマ曲で非常にサイケデリック。映画からして、わかりやすいTVショーとは一線を隔す内容で、ファンを困惑させたこともあり、チャート的には40位にも入りませんでした。アルバム・バージョンにはない、長いエンディングがあります。 | ||
As We Go Along (アズ・ウィ・ゴー・アロング) |
Carole King - Toni Stern | 大人になったモンキーズを感じさせる、美しい曲。 | |||||
Colgems 5000 | Teardrop City (涙の街角) |
Tommy Boyce - Bobby Hart | モンキーズ全盛期に録音されていたものを引っ張り出してきました。"Last Train to Clarksville"に通ずる、ギターのリフレインもかっこいい曲ですが、すでにチャートの上位には食い込めませんでした。 | ||||
A Man Without a Dream (夢のない男) |
Carole King - Gerry Goffin | コンテンポラリー・ロックの見本のような曲。重いギターやホーンが、曲のレベル・アップを伝えます。 | |||||
'69-7 | Colgems 5004 | Someday Man (サムデイ・マン) |
Roger Nichols - Paul Williams | ポール・ウィリアムスの出世作ともなった、デイビーによるコンテンポラリー・ロック。ホーンも効果的でいうことないと思うのですが、当初A面扱いされていたものの、ウケは今イチだったようです。 | |||
Listen to the Band (すてきなミュージック) |
Michael Nesmith | 当初B面扱いでしたが、DJにオン・エアされたのはむしろこちらで、チャート・アクションも上でした。マイクの面目躍如といった曲。アルバム・バージョンより間奏が短くなっています。 | |||||
'69-10 | Colgems 5005 | Good Clean Fun (すてきなブルーグラス) |
Michael Nesmith | マイクによるブルーグラス調の作品で、その筋では大絶賛されました。チャートでもスマッシュ・ヒットを記録しましたが、もはや全盛期の勢いは失っていました。 | |||
Mommy and Daddy (マミー・アンド・ダディ) |
Micky Dolenz | ミッキーの自作自演曲。妹のココが、ミッキーそっくりの声でハモっています。元歌はかなりきわどい歌詞でしたが、リリースにあわせて改稿しています。 | |||||
'70-1 | Colgems 5011 | Oh My My (オー・マイ・マイ) |
Jeff Barry - Andy Kim | オリジナル・モンキーズのラスト・シングル。ジェフ・バリーらしく、乾いた感じのファンキーな曲。100位にランク・インするのがやっとでした。 | |||
I Love You Better (やっぱり君が好き) |
Jeff Barry - Andy Kim | 初期モンキーズを意識したハンド・クラッピングと、特徴あるコーラス・フレーズによって、ポップさをかもし出しています。 | |||||
- | '71 | BELL 986 | Do It in the Name of Love (素敵な女の子) |
Bobby Bloom - Neil Goldberg | モンキーズは事実上解散となったが、未発表曲がベル・レーベルより発売されました。本国アメリカではモンキーズの名称を使えず、デイビー・ジョーンズ&ミッキー・ドレンツ名義でのリリースとなりました。ハンド・クラッピングが楽しいポップ・ソングですが、アルバム未収録でレア盤となっています。 | ||
Lady Jane (レディ・ジェーン) |
Bobby Bloom - Neil Goldberg | デイビーとミッキーが交互にリードを取る、ファンキーな曲です。 | |||||
- | '86-8 | Arista AS1-9505 | That Was Then, This Is Now (君がいて僕がいる) |
- | ミッキー・ドレンツ&ピーター・トーク名義で発表された、デビュー20周年記念曲。ヒット・チャート20位にランクされ、アメリカでのリバイバル・ブームに火をつけました。右はピクチャーディスクで、4種類が発売されました。この曲のオリジナルは、前年にモスキートスが発表しています。 | ||
(Theme from) The Monkees (モンキーズのテーマ) |
Tommy Boyce - Bobby Hart - Jack Keller | モンキーズTVショーの再放送とくれば、この曲がカップリングされるのも必然でしょう。 | |||||
(未発売) | '86 | Arista AS1-9532 | Daydream Believer [remix] | John Stewart | 当時の大ヒット曲をリミックスして、新録したドラムスでパワー・アップ。評論家は批判する人もいるけど、僕にとっては特にうれしいバージョンで、甘さを感じるオリジナルを引き締めてくれたように思うのですが。全米第79位。 | ||
Randy Scouse Git | Micky Dolenz | こちらは60年代、イギリスで2位を記録したミッキーのオリジナル曲ですが、特にリミックス等は行っていません。 | |||||
(未発売) | RHINO RNOR-74408 | Heart and Soul | - | - | |||
MGBGT [live version] | - | このシングルのみ収録のライブ曲。後にピーターのソロ・アルバムでも聞けますが、正式発表はこれが最初です。可愛い感じのポップ・チューンをピーターが楽しく歌います。ちなみにタイトルはMGというメーカーの自動車名です。 | |||||
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RHINO RNOR-74410 | Every Step of the Way [remix] | - | アルバム「プール・イット!」からのシングル・カット第2弾です。前曲がミッキーの代表曲なら、こちらはデイビーの代表曲で、元気いっぱいの作品です。デイビーのシャウトなど、アルバム収録のバージョンとはミックスが異なります。 | |||
(I'll) Love You Forever [live version] | - | デイビーの名曲をライブで聴けます。こちらもLPには未収録です。 |
SLEEVE | RELEASE | LABEL | TITLE | WRITERS | NOTES | |
'67-3 | Colgems 1003 | A Little Bit Me, A Little Bit You | Neil Diamond | 欠番となっているColgems1003「恋はちょっぴり」は、ドン・カーシュナーがメンバーに断りもなくカナダで先行リリースしたもので、メンバーの反対によって回収されました。「恋はちょっぴり」の正規盤Colgems1004は、B面が「どこかで知った娘」ですが、回収されたColgems1003は「シー・ハングズ・アウト」(別バージョン)となっており、メンバーはその完成度に満足していなかったため、ドンの強行な姿勢に猛反発して回収することになったものです。 左の写真がカナダで正規盤として発売され、後に回収されたColgems1003です。右の写真は、ドン・カーシュナーによるプロモ盤で、わざわざ"My Favorite Monkee"のデイビーなどとクレジットするあたり、露骨な態度がうかがえます。このデモ盤は通常、7インチ盤用の大きなホールがあけられていますが、この写真は珍しい小さなホールの盤です。 |
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She Hangs Out | Jeff Barry - Ellie Greenwich | 後にアルバムに収録されたものとは別バージョンで、確かに、未完成といった出来栄え。デイビーのボーカルに迫力がなく、アレンジも、もひとつ冴えません。ですが、このシングルが回収されて、このB面曲はお蔵入りとなったために、コレクターにとっては非常に貴重なバージョンとなりました。 | ||||
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'68 | RCA 45N 1546 | Valleri | Tommy Boyce - Bobby Hart | 「すてきなバレリ」の通常のシングル・バージョンです。 | |
Tema dei Monkees | NIstri - Tommy Boyce - Bobby Hart | イタリアでは、TVのテーマ曲もイタリア語というきまりがあり、おかげでこのイタリア語バージョンの登場となりました。ミッキーがイタリア語の詩をがんばって歌っていますが、迫力不足は否めません。また、このシングルは、もともと1分程度のイタリア語TVバージョンに、英語バージョンの演奏部分を加えて作られているため、おかしな感じがします。 | ||||
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'76 | CHRISTMAS 700 | Christmas Is My Time of Year | デイビー、ミッキー、ピーターの3人によるクリスマス・ソング。チップ・ダグラスのプロデュースで、作曲はタートルズのハワード・ケイラン。彼やリンダ・ロンシュタットを含むユニット「クリスマス・スピリッツ」のバージョンがオリジナルですが、モンキーズらしく、親しみやすいアレンジになっています。1976年にオリジナルが発売され、そのときはジャケットの代わりにちょっと大きめなリーフレットがついていましたが、1986年に再リリースされた時は、若干のリミックスを加え、歌詞つきのジャケットに衣替えしました。 | ||
White Christmas | おなじみの名曲を、デイビーがしみじみと歌います。 | |||||
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Relived Records BIR-004 | Steam Engine | Chip Douglas | 一般的に出回ってるバージョンとは異なります。イントロ部で、ミッキーのもだえるような声が入っていることと、歌いだし部分のメロディーを若干変えているので、はっきりわかります。正直言って、通常のバージョンの方がデキがいいでしょう。 | ||
Rainbows | Chip Douglas | デイビーによるカントリー調の穏やかな曲です。モンキーズ解散前の音源なのかは定かでありません。 | ||||
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'07 | RHINO PR-400171 | I Didn't Know You Had It in You Sally, You're a Real Ball of Fire | Denny Randell - Sandy Linzer | 3rdと4thオリジナル・アルバムのCDデラックス・エディションをライノからまとめて買うと、このボーナス・シングルがもらえました。「DWウォッシュバーン」や「レディース・エイド・ソサエティ」にも似た、ミッキーによるボードヴィル調の曲です。 | |
Daydream Believer (alternate mix) | John Stewart | ホーンやストリングスがダビングされておらず、少々物足りなさを感じます。 | ||||
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'10 | RHINO PR7-522250 | St. Matthew (acoustic version) |
Michael Nesmith | ライノ発売の5thアルバムCDデラックス・エディションの予約者限定でついてきたボーナス・シングルです。 | |
Lady's Baby (alternate acoustic version) |
Peter Tork | |||||
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'10 | RHINO RHM2-525670 |
Porpoise Song (Instrumental Mix) |
4:19 | Gerry Goffin - Carole King | |
As We Go Along (Instrumental Mix) |
4:20 | Carole King - Toni Stern | ||||
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'11 | RHINO RHM2-528791 |
I Go Ape (Acetate Version) |
2:53 | Howard Greenfield - Neil Sedaka | 1000セット限定のインスタント・リプレイのボックス・セットに封入されているシングルです。 |
(I Prithee) Do Not Ask For Love (Acetate Version) |
2:24 | Michael Martin Murphy | ||||
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'13-8 | RHINO RHM2-535908 |
Good Clean Fun (Previously Unissued) |
2:19 | Michael Nesmith | |
Mommy and Daddy (Previously Unissued) |
2:25 | Micky Dolenz |
アルバム
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THE MONKEES (1966-10-10 COLGEMS COS-101) (恋の終列車) |
このジャケット写真は、ビートルズのデビュー・アルバムでメンバーの4人が建物の手すりから下を見ている写真にインスパイアされたものです。メンバーの顔がアップでいいと思います。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | (Theme from) The Monkees | モンキーズのテーマ | Tommy Boyce - Bobby Hart | フィンガー・スナップをうまく使った印象的な曲です。アメリカ以外の国々ではシングル・カットされて大ヒットを記録しています。テーマ曲でもあり、僕はデイビーらメンバーもコーラスで参加しているとばかり思っていたら、ミッキーしかレコーディングに携わっていないと知り、ショックを受けたものです。作曲者のボビー・ハートは、この曲は詞の方向性やテーマについて何も指示がなかったけれど、通りを歩いているときにあのウォーキング・ビートが浮び、デイブ・クラーク・ファイブの"Catch
Us If You Can"をヒントに作曲したんだと話しています。日本では、タイガースやフォーリーブスが、ライブで自分たちのグループ名に替えて歌っているのも微笑ましいですね。 TVショーでのバージョンは、1分足らずのショート・バージョンで、アルバムの乾いた印象とは異なり、コミカルな映像と、歌詞の異なる親しみ易いエンディングが相まって、ワクワクさせてくれます。モノラルしか存在しないのが残念(Missing Links vol.3に収録)。 ほかに、トミー・ボイスのボーカルが前面に出ている初期バージョンもあり、やはり短いバージョンですが、軽いつくりで粗さが目立ちます。日本のみ、カラオケ・バージョンも作成されています。 "Tema dei Monkees"はイタリア語ショート・バージョンで、当時イタリアのTV放送がイタリア語しか認めなかったことで、このバージョンが作成されました。歌詞はNistri氏となっています。ミッキーも頑張っていますが、演奏を含め、明らかに迫力不足です。また、英語盤の間奏を継ぎ足したロング・ミックスもありますが、とても違和感があります。 |
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A2 | Saturday's Child | サタディズ・チャイルド | David Gates | 重低音のインストにあわせ、ミッキーが低い声で歌います。ハーマンズ・ハーミッツもモンキーズの直前に録音しましたが、発表はモンキーズが先でした。 TVショーのみで聴けるバージョンは、アレンジはほとんど同じものの、ミッキーのボーカルからして明らかに違います。 |
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A3 | I Wanna Be Free | 自由になりたい | Tommy Boyce - Bobby Hart | 今や名曲として扱われる、デイビーによるバラードです。モンキーズの中でも、もっともカバーされた曲といえるでしょう。モンキーズ・ショーのパイロット版で、ボイス&ハートがアップ・テンポとスローの2バージョンを吹き替えています。 当初、デビュー曲候補になったアップ・テンポ・バージョンもありますが、デイビーとミッキーのツイン・ボーカルながらパンチ不足で、電子オルガンも今となっては安っぽい印象です。モンキーズ・ショーのパイロット版で使用されました。"Missing Links vol.2"に収録されています。 日本でのみ発売されたカラオケCDには、カラオケ・バージョンが録されています。 |
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A4 | Tomorrow's Gonna Be Another Day | 明日の太陽 | Tommy Boyce - Steve Benet | トミーが以前コンビを組んでいたスティーブ・ベネットとの共作。「恋の終列車」にも似たサウンドを持ちます。作曲者のスティーブは、このころクスリのやりすぎでボロボロになっており、トミーは彼の作品をアルバムに入れたがったようです。実はアストロノーツ、サー・ラレイ、レジェンズ、サンズ・オブ・アダム等のほうが先に発表しており、モンキーズはカバーということになります。 | |
A5 | Papa Gene's Blues | パパ・ジーンズ・ブルース | Michael Nesmith | マイクの自作自演。当初、商業作曲家だけによるアルバムになる予定でしたが、一矢を報いました。カントリー調ですが、親しみやすいポップ・ソングに仕立てられています。当初「ブランドX」というタイトルでした。コーラスにミッキーが加わり、ギターにはピーターも参加しています。 | |
A6 | Take a Giant Step | 希望を胸に | Carole King - Gerry Goffin | デビュー曲「恋の終列車」のB面。名匠キング&ゴフィン作。TVショーでは、ボーカルがオーバー・ダビングされた、別のボーカルが聞けます。 | |
B1 | Last Train to Clarksville | 恋の終列車 | Tommy Boyce - Bobby Hart | モンキーズの記念すべきデビュー曲で、全米第1位を獲得。実は、マイクが自分の曲を入れようとしていることを知らずに、アルバム用の曲が足りないと勘違いしたボイス&ハートが即興で作ったのがこの歴史的名曲でした。 | |
B2 | This Just Doesn't Seem to Be My Day | 今日は不利 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ボイス&ハートらしい転調が聴けるポップ・ソング。オリエンタルなムードも盛り込んだ意欲作。「モンキーズのテーマ」「ダンスを続けよう」と同じ1966年7月5日の最初のセッションで録音されました。 | |
B3 | Let's Dance on | ダンスを続けよう | Tommy Boyce - Bobby Hart | ストレートなロックン・ロールで、軽快に踊れるナンバー。モンキーズ・プロジェクトのもっとも最初に用意された1曲で、マスターは紛失されましたがスナッフ・ギャレットのプロデュースしたバージョンもありました。モンキーズ・ショーのパイロット版ではボイス&ハートが吹き替えで歌っています。 | |
B4 | I'll Be True to You | アイル・ビー・トゥルー・トゥ・ユー | Gerry Goffin - Las Titleman | デイビーの甘いボーカルと美しい旋律で、日本でも人気のあった佳曲。イギリスのホリーズが一足速く"Yes
I Will"のタイトルでシングル・リリースし、ヒットを記録しています。つまりモンキーズはカバー曲で、その事実を知った僕は「あの大金をつぎ込んだモンキーズがカバー曲を?」とビックリしたものですが、ボーカルをとっている当のデイビーは、1989年になって、妻の一言から初めてそのことを知らされ、愕然としたらしいです。 モノ・ミックスでは、ボーカルがオーバー・ダビングされています。もともとWボーカルなのが、ステレオ盤は音を絞っているのかもしれません。 |
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B5 | Sweet Young Thing | スウィート・ヤング・シング | Carole King - Gerry Goffin - Michael Nesmith | キャロル・キングといえば、名シンガーソングライターで、この頃すでに"Locomotion"とか"Will You Love Me Tomorrow"なんかの名曲を残している大御所なのに、マイクときたらけんかしちゃうんですから、物おじしない性格がみてとれます。 | |
B6 | Gonna Buy Me a Dog | ゴンナ・バイ・ミー・ア・ドッグ | Tommy Boyce - Bobby Hart | デイビーとミッキーによるかけあいがTVショーを彷彿させる、コミカルな異色作。ドン・カーシュナーが「面白くやれ」と言ったようですが、作曲家のボイス&ハートにしてみれば「この曲を何もわかっちゃいない」らしい。きちんと歌っているバージョンがあるなら聴いてみたいところです。実はモンキーズ結成前のデイビーが、TV「ファーマーズ・ドーター」の劇中歌としても披露していました。 | |
13 | I Can't Get Her Off My Mind (early version) | Tommy Boyce - Bobby Hart | |||
14 | I Don't Think You Know Me (early version) | Carole King - Gerry Goffin | |||
15 | (Theme from) The Monkees (early version) | Tommy Boyce - Bobby Hart |
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MORE OF THE MONKEES ('67-1-9 COLGEMS COS-102) (モア・オブ・ザ・モンキーズ/アイム・ア・ビリーバー) |
アルバム・ジャケットは、ビートルズの「ラバーソウル」を意識したもので、森の中でメンバーを下から狙ったアングルとなっています。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | She | 彼女 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ボイス&ハート作曲による、このアルバムのハイライト的な作品です。 | |
A2 | When Love Comes Knockin' (at Your Door) | 恋のノッキング | Carol Bayer Sager - Neil Sedaka | 多重録音によるボーカルの掛け合いが見事な、ニール・セダカらしい佳曲。2分弱というコンパクトな作品で、アメリカでは評価が低いようですが、僕にとってはベスト・ソングに数えられる逸品です。 | |
A3 | Mary, Mary | メリー・メリー | Michael Nesmith | ポールバタフィールド・ブルース・バンドで有名なファンキーな曲。当時、同グループのファンたちが、アイドル・グループがカバーしたと思って文句をつけたようですが、そのアイドル・グループのマイクによって作られた曲だと知って、逆に舌を巻いたとか。 | |
A4 | Hold on Girl | ホールド・オン・ガール | Billy Carr - Jack Keller - Ben Raleigh | 日本人好みの哀愁が漂う、ビートが効いた佳曲。80年代、ラジオ関東の八木誠さんも、モンキーズの中の好きな曲に挙げていました。 | |
A5 | Auntie Grizelda | グリゼルダおばちゃん | Diane Hildebrand - Jack Keller | 珍しくピーターがボーカルをとる、楽しい楽曲です。 | |
A6 | (I'm Not Your) Steppin' Stone | ステッピン・ストーン | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B1 | Look Out (Here Comes Tomorrow) | ルック・アウト | Neil Diamond | ||
B2 | The Kind of Girl I Could Love | 最高の彼女 | Michael Nesmith - Roger Atkins | ||
B3 | The Day We Fall in Love | 恋をした日 | Sandy Linzer - Denny Randell | ||
B4 | Sometime in the Morning | サムタイム・イン・ザ・モーニング | Carole King - Gerry Goffin | ||
B5 | Laugh | ラフ | Phil Margo - Mitch Margo - Hank Medress - Jay Siegel | ||
B6 | I'm a Believer | アイム・ア・ビリーバー | Neil Diamond | ||
13 | Don't Listen to Linda (alternate version) | Tommy Boyce - Bobby Hart | 7thアルバム「インスタント・リプレイ」で情緒豊かなバラードとなっていますが、セカンド・アルバム用に録音された初期のプロダクションでは、カントリー調の軽いつくりになっています。 | ||
14 | I'll Spend My Life with You (alternate version) | Tommy Boyce - Bobby Hart | 3rdアルバム「灰色の影」で正式に収録されたバージョンでは、チップ・ダグラスの流麗なプロデュースとなりましたが、このお蔵入りしたバージョンは、ボイス&ハートらしいポップなイメージの強い曲になっています。 | ||
15 | I Don't Think You Know Me (alternate version) | Carole King - Gerry Goffin | ピーターがリード・ボーカルのバージョンは、1991年に4CDボックス"Listen to the Band"に初収録されましたが、こちらは別ミックスとなっています。 | ||
16 | Look Out (Here Comes Tomorrow) (alternate version) | Neil Diamond | 基本的にはアルバム収録バージョンと同じトラックですが、オルガンがフィーチャされています。このミックスはモンキーズ・ショーでも使用されています。 | ||
17 | I'm a Believer (Early version) | Neil Diamond | テイク4Aということで、市販されたものとは違うミッキーのボーカルがフィーチャされています。若干スロー・テンポです。 |
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HEADQUARTERS (1967-5-22 COLGEMS COS-) (ヘッドクオーターズ/灰色の影) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | You Told Me | ユー・トールド・ミー | Michael Nesmith | ||
A2 | I'll Spend My Life with You | 君と共に人生を送ろう | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
A3 | Forget That Girl | あの娘を忘れろ | Douglas Farthing Hatlelid | ||
A4 | Band 6 | バンド6 | David Jones - Michael Nesmith - Peter Tork - Micky Dolenz | ||
A5 | You Just Maybe the One | 君はひとりぼっち | Michael Nesmith | ||
A6 | Shades of Gray | 灰色の影 | Barry Mann - Cynthia Weil | ||
A7 | I Can't Get Her Off My Mind | 忘れられない彼女 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B1 | For Pete's Sake | ピートのために | Peter Tork - Joseph Richards | ||
B2 | Mr.Webster | ミスター・ウェブスター | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B3 | Sunny Girlfriend | サニー・ガールフレンド | Michael Nesmith | ||
B4 | Zilch | ミスター・ゼルチ | David Jones - Michael Nesmith - Peter Tork - Micky Dolenz | ||
B5 | No Time | ノー・タイム | Hank Cicalo | ||
B6 | Early Morning Blues and Greens | アーリー・モーニング・ブルース・アンド・グリーンズ | Diane Hilderbrand - Jack Keller | ||
B7 | Randy Scouse Git | ランディ・スカウス・ギット | Micky Dolenz | ||
15 | All of Your Toys (Alternate Mix) | Bill Martin | |||
16 | The Girl I Knew Somewhere (Alternate Version) | Michael Nesmith | |||
17 | Peter Gunn's Gun | Henry Mancini | |||
18 | Jericho | (Traditional) | |||
19 | Nine Times Blue (Demo Version) | Michael Nesmith | |||
20 | Pillow Time (Demo Version) | Janelle Scott - Matt Willis |
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PISCES, AQUARIUS, CAPRICORN & JONES LTD. (スター・コレクター) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | Salesman | セールスマン | Craig Vincent Smith | ||
A2 | She Hangs Out | シー・ハングズ・アウト | Jeff Barry | ||
A3 | The Door into Summer | ザ・ドアー・イントゥー・サマー | Chip Douglas - Bill Martin | ||
A4 | Love Is Only Sleeping | ラヴ・イズ・オンリー・スリーピング | Barry Mann - Cynthia Weil | ||
A5 | Cuddly Toy | カドリー・トイ | Harry Nilsson | ||
A6 | Words | 恋の合言葉 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B1 | Hard to Believe | ハード・トゥー・ビリーヴ | David Jones - Kim Capli - Eddie Brick - Charlie Rockett | ||
B2 | What Am I Doing Hangin' 'Round ? | 恋の冒険 | Travis Lewis - Boomer Clarke | ||
B3 | Peter Percival Patterson's Pt Pig Porky | ピーターの可愛い子豚 | Peter Tork | ||
B4 | Pleasant Valley Sunday | プリーザント・ヴァリー・サンデー | Carole King - Gerry Goffin | ||
B5 | Daily Nightly | デイリー・ナイトリー | Michael Nesmith | ||
B6 | Don't Call on Me | ドント・コール・オン・ミー | Michael Nesmith - John London | ||
B7 | Star Collector | スター・コレクター | Carole King - Gerry Goffin | ||
14 | Special Announcement | スペシャル・アナウンスメント | - | ||
15 | Goin' Down (Alternate Mix) | ゴーイン・ダウン | Monkees - Diane Hilderbrand | ||
16 | Salesman (Alternate Mix) | セールスマン | Craig Vincent Smith | ||
17 | The Door into Summer (Alternate Mix) | ザ・ドアー・イントゥー・サマー | Chip Douglas - Bill Martin | ||
18 | Love Is Only Sleeping (Alternate Mix) | ラヴ・イズ・オンリー・スリーピング | Barry Mann - Cynthia Weil | ||
19 | Daily Nightly (Alternate Mix) | デイリー・ナイトリー | Michael Nesmith | ||
20 | Star Collector (Alternate Mix) | スター・コレクター | Carole King - Gerry Goffin |
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THE BIRDS, THE BEES AND THE MONKEES (小鳥と蜂とモンキーズ / デイドリーム・ビリーバー) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | Dream World | 夢の世界 | David Jones - Steve Pitts | ||
A2 | Auntie’s Municipal Court | アンティーズ・ミュニシパル・コート | Michael Nesmith - Keith Allison | ||
A3 | We Were Made for Each Other | 気の合う2人 | Carole Bayer - George Fischoff | ||
A4 | Tapioca Tundra | タピオカ・ツンドラ | Michael Nesmith | ||
A5 | Daydream Believer | デイドリーム | John Stewart | ||
A6 | Writing Wrongs | ライティング・ロングス | Michael Nesmith | ||
B1 | I'll Be Back Up On My Feet | 元気にスタート | Sandy Linzer - Denny Randell | ||
B2 | The Poster | ポスター | David Jones - Steve Pitts | ||
B3 | P.O. Box 9847 | 私書箱9847 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B4 | Magnolia Simms | マグノリア・シムス | Michael Nesmith - Charles Rockett | ||
B5 | Valleri | すてきなバレリ | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B6 | Zor and Zam | ゾルとサム | Bill Chadwick - John Chadwick | ||
13 | Alvin | Nicholas Thorkelson | |||
14 | I’m Gonna Try | David Jones - Steve Pitts | |||
15 | P.O. Box 9847 (Alternate Mix) | 私書箱9847 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
16 | The Girl I Left Behind Me (Early Version) | 恋の思い出 | Neil Sedaka - Carole Bayer | ||
17 | Lady's Baby (Alternate Mix) | Peter Tork |
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HEAD (恋の合言葉/ヘッド) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | Opening Ceremony | オープニング・セレモニー | 1:20 | ||
A2 | Porpoise Song (Theme From "Head") | ポーパス・ソング | 2:56 | ||
A3 | Ditty Diego-War Chant | ディティ・ディエゴ〜ウォー・チャント | 1:25 | ||
A4 | Circle Sky [Live Version] | サークル・スカイ | 2:31 | ||
A5 | Supplicio | サプリシオ | 0:48 | ||
A6 | Can You Dig It | キャン・ユー・ディグ・イット | 3:23 | ||
A7 | Gravy | グレイヴィー | 0:06 | ||
B1 | Superstitious | スーパースティシャス | 0:07 | ||
B2 | As We Go Along | アズ・ウィ・ゴー・アロング | 3:51 | ||
B3 | Dandruff? | ダンドラフ | 0:39 | ||
B4 | Daddy's Song | ダディーズ・ソング | 2:30 | ||
B5 | Poll | ポール | 1:13 | ||
B6 | Long Title : Do I Have To Do This All Over Again | ロング・タイトル | 2:39 | ||
B7 | Swami - Plus Strings | スワミ | 5:21 | ||
15 | Ditty Diego-War Chant | ディティ・ディエゴ〜ウォー・チャント | 4:30 | ||
16 | Circle Sky | サークル・スカイ | 2:27 | ||
17 | Happy Birthday To You | ハッピー・バースデイ | 1:02 | ||
18 | Can You Dig It (Previously Unreleased) | キャン・ユー・ディグ・イット | 3:25 | ||
19 | Daddy's Song (Previously unissued version) | ダディーズ・ソング | 2:06 | ||
20 | Head Radio Spot | ヘッド・ラジオ・スポット | 2:03 |
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INSTANT REPLAY (1969-2-15 COLGEMS COS 涙の街角 / インスタント・リプレイ) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | Through the Looking Glass | 鏡の世界 | Red Baldwin - Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
A2 | Don't Listen to Linda | リンダに耳を貸すな | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
A3 | I Won't Be the Same Without Her | 彼女なしには | Gerry Goffin - Carole King | ||
A4 | Just a Game | ジャスト・ア・ゲーム | Micky Dolenz | ||
A5 | Me Without You | 君なしの僕 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
A6 | Don't Wait for Me | 待つのはおやめ | Michael Nesmith | ||
B1 | You and I | 君と僕 | Bill Chadwick - David Jones | ||
B2 | While I Cry | ホワイル・アイ・クライ | Michael Nesmith | ||
B3 | Tear Drop City | 涙の街角 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B4 | The Girl I Left Behind Me | 恋の思い出 | Carole Bayer Sager - Neil Sedaka | ||
B5 | A Man Without a Dream | 夢のない男 | Gerry Goffin - Carole King | ||
B6 | Shorty Blackwell | ショーティー・ブラックウェル | Micky Dolenz | ||
13 | Someday Man | サムデイ・マン | Roger Nichols - Paul Williams | ||
14 | Carlisle Wheeling (Alternate Version) | Michael Nesmith | |||
15 | Rosemarie (Early Version) | Micky Dolenz | |||
16 | Smile | David Jones | |||
17 | St. Matthew (Alternate Mix) | Michael Nesmith | |||
18 | Me Without You (Alternate Mix) | 君なしの僕 | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
19 | Through the Looking Glass (Alternate Mix) | 鏡の世界 | Red Baldwin - Tommy Boyce - Bobby Hart |
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THE MONKEES PRESENT (1969-10-11 COLGEMS COS-117) (プレゼント) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | Little Girl | リトル・ガール | Micky Dolenz | ||
A2 | Good Clean Fun | すてきなブルーグラス | Michael Nesmith | ||
A3 | If I Knew | イフ・アイ・ニュー | David Jones - Bill Chadwick | ||
A4 | Bye Bye Baby Bye Bye | バイ・バイ・ベイビー | Micky Dolenz - Ric Clein | ||
A5 | Never Tell A Woman Yes | "イエス"は禁物 | Michael Nesmith | ||
A6 | Looking For The Good Times | 幸福をさがそう | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B1 | Ladies Aid Society | レディース・エイド・ソサエティ | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
B2 | Listen To The Band | すてきなミュージック | Michael Nesmith | ||
B3 | French Song | フレンチ・ソング | Bill Chadwick | ||
B4 | Mommy And Daddy | マミー・アンド・ダディ | Micky Dolenz | ||
B5 | Oklahoma Backroom Dancer | オクラホマ・バックルーム・ダンサー | Michael Martin Murphy | ||
B6 | Pillow Time | ピロウ・タイム | Janelle Scott - Matt Willis | ||
13 | Calico Girlfriend Samba | カリコ・ガールフレンド・サンバ | Michael Nesmith | ||
14 | The Good Earth | グッド・アース | Nisbet | ||
15 | Listen To The Band(unissed vir.) | すてきなミュージック | Michael Nesmith | ||
16 | Mommy And Daddy(unissed vir.) | マミー・アンド・ダディ | Micky Dolenz | ||
17 | The Monkees Present Radio Promo | モンキーズ・プレゼント・ラジオ・プロモ |
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CHANGES (1970-6 COLGEMS チェンジズ) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
A1 | Oh My My | オー・マイ・マイ | Jeff Barry - Andy Kim | ||
A2 | Ticket on a Ferry Ride | 渡し船の切符 | Jeff Barry - Bobby Bloom | ||
A3 | You're So Good to Me | 君が好きだから | Jeff Barry - Bobby Bloom | ||
A4 | It's Got to Be Love | 僕は幸せ | Neil Goldberg | ||
A5 | Acapulco Sun | アカプルコの太陽 | Ned Albright - Steven Soles | ||
A6 | 99 Pounds | あの娘は99ポンド | Jeff Barry | ||
B1 | Tell Me Love | テル・ミー・ラヴ | Jeff Barry | ||
B2 | Do You Feel It Too? | 恋のフィーリング | Jeff Barry - Andy Kim | ||
B3 | I Love You Better | やっぱり君が好き | Jeff Barry - Andy Kim | ||
B4 | All Alone in the Dark | オール・アローン・イン・ザ・ダーク | Ned Albright - Steven Soles | ||
B5 | Midnight Train | ミッドナイト・トレイン | Micky Dolenz | ||
B6 | I Never Thought It Peculiar | 君の心は僕のもの | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
13 | Time and Time Again | タイム・アンド・タイム・アゲイン | Davy Jones - Bill Chadwick | ||
14 | Do It in the Name of Love | 素敵な女の子 | Bobby Bloom - Neil Goldberg | ||
15 | Lady Jane | かわいいジェーン | Bobby Bloom - Neil Goldberg |
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THE MISSING LINKS (1987-7 RHINO) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | Apples, Peaches, Bananas And Pears | Tommy Boyce, Bobby Hart | |||
2 | If You Have The Time | Bill Chadwick, David Jones | |||
3 | I Don't Think You Know Me | Gerry Goffin, Carole King | |||
4 | Party | Steve Pitts, David Jones | |||
5 | Carlisle Wheeling | Michael Nesmith | |||
6 | Storybook Of You | Tommy Boyce, Bobby Hart | |||
7 | Rosemarie | Micky Dolenz | |||
8 | My Share Of The Sidewalk | Michael Nesmith | |||
9 | All of Your Toys | Bill Martin | |||
10 | Nine Times Blue | Michael Nesmith | |||
11 | So Goes Love | Gerry Goffin, Carole King | |||
12 | Kicking Stones | Wayne Erwin, Linda Castle | (Teeny Tiny Gnome) | ||
13 | Of You | Bill Chadwick | |||
14 | War Games | David Jones, Steve Pitts | |||
15 | Lady's Baby | Peter Tork | |||
16 | Time And Time Again | Bill Chadwick, David Jones |
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THE MISSING LINKS vol.2 (1990-1 RHINO) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | All the King's Horses | Nesmith | |||
2 | Valleri (TV version) | Boyce - Hart | |||
3 | St. Matthew | Nesmith | |||
4 | Words (TV version) | Boyce - Hart | |||
5 | Some of Shelley's Blues | Nesmith | |||
6 | I Wanna Be Free (TV version) | Boyce - Hart | |||
7 | If I Ever Get to Saginaw Again | Jack Keller - Bob Russell | |||
8 | Come On In | Jo Mapes | |||
9 | I'll Be Back Up On My Feet (TV version) | Sandy Linzer - Denny Randell | |||
10 | Down the Highway | Gerry Goffin - Carole King | (Michigan Blackhawk) | ||
11 | Hold On Girl (Slow version) | Jack Keller - Ben Raleigh - Billy Carr | |||
12 | The Crippled Lion | Nesmith | |||
13 | Changes | Pitts - Jones | |||
14 | Mr. Webster | Boyce - Hart | |||
15 | You Just May Be the One (TV version) | Nesmith | |||
16 | Do Not Ask for Love | Michael Murphy | |||
17 | Circle Sky (Live version from "Head") | Nesmith | |||
18 | Seeger's Theme | Seeger | |||
19 | Riu Chiu | (traditional) |
![]() |
THE MISSING LINKS vol.3 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | (Theme From) The Monkees (TV Version) | ||||
2 | Kellogg's Jingle | ||||
3 | We'll Be Back In A Minute | ||||
4 | Through The Looking Glass | ||||
5 | Propinquity (I've Just Begun To Care) | ||||
6 | Penny Music | ||||
7 | Tear The Top Right Off My Head | ||||
8 | Little Red Rider | ||||
9 | You're So Good | ||||
10 | Look Down | ||||
11 | Hollywood | ||||
12 | Midnight Train (Demo Version) | ||||
13 | She Hangs Out (Single Version) | ||||
14 | Shake 'Em Up | ||||
15 | Circle Sky (Alternate Mix) | ||||
16 | Steam Engine (Prev. Unissued Alternate Mix) | ||||
17 | Love To Love (Prev. Unissued Alternate Mix) | ||||
18 | She'll Be There | ||||
19 | How Insensitive | ||||
20 | Merry Go Round | ||||
21 | Angel Band | ||||
22 | Zor And Zam (TV Version) | ||||
23 | We'll Be Back In A Minute | ||||
24 | Tema Dei Monkees |
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LISTEN TO THE BAND (1991-4-9 RHINO) |
モンキーズ結成25周年を記念して発売された、4枚組CDのボックス・セット。それぞれのディスクに、ジャケットと同じ4人のメンバーの顔がプリントされていました。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1-17 | I Don't Think You Know Me (Peter Tork Vocal Version) | ||||
1-18 | I'll Spend My Life With You (Early Version) | ||||
2-24 | (I'm Not Your) Steppin' Stone" (Live) | ||||
3-7 | Tear the Top Right Off My Head |
MUSIC BOX | |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | |||||
2 | |||||
3 | |||||
4 | |||||
5 | |||||
6 | |||||
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16 | |||||
17 |
HEADQUATERS SESSIONS | |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | |||||
2 | |||||
3 | |||||
4 | |||||
5 | |||||
6 | |||||
7 | |||||
8 | |||||
9 | |||||
10 | |||||
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16 | |||||
17 |
THEN & NOW | |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | That Was Then, This is Now | 4:03 | Vance Brescia | これら3曲は、マイケル・ロイドがプロデュースし、ミッキー・ドレンツ&ピーター・トーク名義で発表された新曲です。明るい曲調で、ビッグ・ヒットを記録し、全米第20位まで上昇しました。ニューヨークで活躍するモスキートスのカバー曲です。 | |
2 | Anytime, Anyplace, Anywhere | 3:53 | Bobby Hart - Eastman | 旧友ボビー・ハートがペンを執っています。 | |
3 | Kicks | 3:03 | Barry Man - Cynthia Weil | 「ステッピン・ストーン」を歌っているポール・リヴィア&ザ・レイダースのヒット曲を、今度はモンキーズがカバーしています。「灰色の影」の作者であるマン&ウェイルの作品です。 |
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POOL IT ! プール・イット!(1987-8 Rhino 70706) |
本国アメリカでのリバイバルに合わせ、結成20周年のアルバムが作成されました。残念ながらマイクは不参加ですが、ロジャー・ベシリアンによる新しい時代のプロダクションでモンキーズがよみがえっています。ライノ・レコードのオリジナル制作盤としては最大のセールス12万5千枚を記録したようです。ハリウッドのチェロキー・スタジオでの録音。このアルバム・タイトルは、ツアー・バスの中でけんか腰でやりあっているときにミッキーが「クール・イット!(冷静になれよ)」と言おうとして「プール・イット!」と言い間違えたことによるものらしい。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | Heart And Soul | ハート・アンド・ソウル | 3:56 | Howell - Byrne | ミッキーが気に入って選んだ曲で、アルバムからのファースト・シングルとなりました。ビルボード87位を記録しています。MTVには多くのビデオ・リクエストが来ましたが、前年に「MTVスーパー・ボウル」での演奏をキャンセルしたことを理由にオンエアしてもらえず、良いセールスは残せませんでした。 |
2 | (I'd Go The) Whole Wide World | ホール・ワイド・ワールド | 2:57 | Goulden | Wreckless Eric がイギリスのStiff Records 時代に演っていた曲です。デイビーはカバー曲に拒否反応を示し、ミッキーが歌うことになりました。 |
3 | Long Way Home | ロング・ウェイ・ホーム | 3:49 | Bobby Hart - Eastman | 旧友ボビー・ハートの曲で、デイビーが思い入れ深く歌います。 |
4 | Secret Heart | シークレット・ハート | 3:46 | Page - Fairweather | デイビーが選曲しましたが、ミッキーの妻の希望でミッキーが歌うことになったそうです。 |
5 | Gettin' In | ゲッティン・イン | 3:03 | Peter Tork | ピーターの自作自演です。後に自分のソロ・アルバムにも収録しています。 |
6 | (I'll) Love You Forever | ラヴ・ユー・フォーエヴァー | 3:23 | Davy Jones | 1980年代以降のデイビーを代表する傑作バラードです。 |
7 | Every Step Of The Way | エヴリィ・ステップ・オブ・ザ・ウェイ | 3:21 | Ian Hunter - Mark Clarke | セカンド・シングルとして発表されたデイビーによるパンチのあるロック・ナンバー。シングル・バージョンは若干のミックス違いとなっています。Ian Hunter が1983年のアルバム"All of the Good Ones Are Taken" に収録していた楽曲です。作者のマーク・クラークはモンキーズのツアーでベースを担当していました。 |
8 | Don't Bring Me Down | ドント・ブリング・ミー・ダウン | 3:39 | James - Wyka - Teeley | ションデルズのトミー・ジェイムスが作った、ヒット性の高い曲です。 |
9 | Midnight | ミッドナイト | 4:28 | David | ギターが印象的な曲で、ミッキーに歌わせるスローなナンバーとしてプロデューサーのベシリアンが選んだ曲です。 |
10 | She's Movin' In With Rico | シーズ・ムーヴィン・イン・ウィズ・リコ | 3:21 | Howell | デイビーらしい楽しいミュージカル調の曲です。 |
11 | Since You Went Away | シンス・ユー・ウェント・アウェイ | 2:36 | Levine | ピーターが十八番にしているカントリー調の曲で、とても楽しい仕上がりです。 |
12 | Counting On You | カウンティング・オン・ユー | 3:46 | Green | カウント・ダウンから始まる、デイビーお得意の泣けるスロー・バラードです。 |
13 | MGBGT(Live) | MGBGT | Peter Tork | ||
14 | Every Step Of The Way(single virsion) | エヴリィ・ステップ・オブ・ザ・ウェイ(シングル・バージョン) | Ian Hunter - Mark Clarke |
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JUST US (1996 Rhino R2 72542) |
結成30周年を記念して作成された、4人のモンキーがそろったオリジナル・スタジオ・アルバムです。プロデュースをモンキーズが担当し、すべての楽曲がメンバーによるオリジナルというのも、意地を見せつけられるような力作になっています。1996年の6月から8月にかけて、ハリウッドのNRGスタジオで収録されました。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | Circle Sky | サークル・スカイ | 3:33 | Michael Nesmith | 映画「ヘッド」の挿入歌として使われていたマイクのオリジナル曲で、ここではさらに荒々しく演奏されています。アルバム中、唯一マイクのリード・ボーカル曲です。 |
2 | Never Enough | 2:59 | Micky Dolenz | ||
3 | Oh, What a Night | 3:12 | David Jones | デイビーが同時期の自分のソロ・アルバムでも発表している素敵な曲です。 | |
4 | You and I | ユー・アンド・アイ | 2:58 | Micky Dolenz - David Jones | 1976年の結成10周年に発表されたドレンツ・ジョーンズ・ボイス&ハートのアルバム「素晴らしき門出」に収録されていた傑作。リメイクされても、やはり名曲は名曲です。 |
5 | Unlucky Stars | 3:11 | Micky Dolenz | ミッキー得意のレイジーなナンバー。まるで南佳孝の「スローなブギにしてくれ」を思わせるような楽曲に仕上がっています。 | |
6 | Admiral Mike | 3:24 | Michael Nesmith | これまた荒々しい演奏です。マイクが作曲し、ミッキーがねっとりしたリード・ボーカルを取っています。 | |
7 | Dyin' of a Broken Heart | 3:09 | Micky Dolenz | ミッキーがこれまでの人生で作曲してきた流れをくむロックン・ロールです。 | |
8 | Regional Girl | 3:16 | Micky Dolenz | ミッキーの曲が続きます。これもまたハードなロックン・ロールになっています。 | |
9 | Run Away from Life | 2:44 | Peter Tork | ピーターの曲をデイビーが歌うという珍しい構成です。ピーターらしい、他には聞けない芸術的なサイケな曲調とアレンジですが、デイビーがうまく歌いこなしています。 | |
10 | I Believe You | 3:41 | Peter Tork | こちらはピーター自身が歌っています。とてもジャジーな雰囲気です。 | |
11 | It's My Life | 3:42 | Micky Dolenz | ||
12 | It's Not Too Late | 4:04 | David Jones | ||
13 | |||||
14 | |||||
15 | |||||
16 | |||||
17 |
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THE MONKEES BEST !! with Original Karaoke (モンキーズ・ベスト!!(オリジナル・カラオケ入り)) |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | Daydream Believer | デイドリーム・ビリーヴァー | John Stewart | ||
2 | I'm a Believer | アイム・ア・ビリーヴァー | Neil Diamond | ||
3 | I Wanna Be Free | 自由になりたい | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
4 | Pleasant Valley Sunday | プリーザント・ヴァリー・サンデイ | Carole King - Gerry Goffin | ||
5 | Theme from The Monkees | モンキーズのテーマ(TVショウ・ヴァージョン) | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
6 | Daydream Believer | デイドリーム・ビリーヴァー(オリジナル・カラオケ・ヴァージョン) | John Stewart | ||
7 | I'm a Believer | アイム・ア・ビリーヴァー(オリジナル・カラオケ・ヴァージョン) | Neil Diamond | ||
8 | I Wanna Be Free | 自由になりたい(オリジナル・カラオケ・ヴァージョン) | Tommy Boyce - Bobby Hart | ||
9 | Pleasant Valley Sunday | プリーザント・ヴァリー・サンデイ(オリジナル・カラオケ・ヴァージョン) | Carole King - Gerry Goffin | ||
10 | Theme from The Monkees | モンキーズのテーマ(TVショウ・カラオケ・ヴァージョン) | Tommy Boyce - Bobby Hart |
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Good Times ! () Good Times ! Plus ! () |
結成50周年、これぞモンキーマニアが求めていたモンキーズらしいアルバムです。確かに"Pool
It !" と "Just
Us"は音が堅くて新しかったけれど、モンキーマニアが求めているのはもっと柔らかいポップな音であり楽しい曲調であって、今回は新曲においてもレトロなMVも似合い、新しい中にも懐かしさがこみ上げる傑作アルバムになったと思います。そして旧友ニルソンとの共演、ボイス&ハートやキャロル・キング、ジェフ・バリーの未発表曲といった仕掛けが施され、まさに60年代がよみがえります。惜しむらくはすでにデイビーが他界して、ここに参加できなかったことですが、クリアな"Love
to Love"が聞けるのはうれしいです。 このアルバムは各国や販売店によって、異なるボーナス・トラックが収録されていました。"Good Times ! Plus !"は、それら貴重な4曲をEPレコードとしてまとめたものです。どの曲も良くできており、素直にオリジナル・アルバムに収録してもよかったなと思わせる作品集で、ファンにはマスト・アイテムです。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | Good Times | 2:46 | |||
2 | You Bring the Summer | 3:00 | |||
3 | She Makes Me Laugh | 3:01 | |||
4 | Our Own World | 2:45 | |||
5 | Gotta Give It Time | 2:18 | |||
6 | Me & Magdalena | 3:34 | Benjamin Gibbard | 落ち着いた雰囲気でマイクが歌い、ミッキーがコーラスを担当する黄金パターンです。 | |
7 | Whatever's Right | 2:00 | |||
8 | Love to Love | 2:30 | |||
9 | Little Girl | 2:42 | |||
10 | Birth of an Accidental Hipster | 3:31 | |||
11 | Wasn't Born to Follow | 2:54 | |||
12 | I Know What I Know | 3:31 | マイクのソロ作品としても発表されている、傑作バラードです。 | ||
13 | I Was There (And I'm Told I Hada Good Time | 2:16 | |||
1 | Terrifying | 3:00 | Zach Rogue | ここからは"Good Times ! Plus !"収録曲です。様々な形でボーナストラックとなっていた4曲をEP盤としてまとめたものです。どれも良くできており、素直にオリジナル・アルバムに収録してよかったと思うデキです。確かに、この曲はウォーキング・テンポなので"Our Own World"と被る気はしますが。 | |
2 | Me & Magdalena [version 2] | 3:51 | Benjamin Gibbard | 本編収録のものよりテンポがよく、これも捨てがたいアレンジになっています。 | |
3 | A Better World | 2:55 | Nick Thorkelson | ピーターが歌う、弟ニックがペンを執ったオリジナル・ソングです。硬いギターやコーラスも、とてもいい仕上がりです。 | |
4 | Love's What I Want | 3:42 | Andy Partridge | 日本盤CDには、この1曲がボーナストラックで収録されていました。親しみやすいポップ・ソングに仕上がっています。最後のほうで「ランディ・スカウス・ギット」のフレーズが出てくるのも楽しいです。 |
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Christmas Party (2018) Chrismas Party Plus ! (2018) |
モンキーズの新作は、なんとクリスマス・アルバムという企画ものでした。正直ちょっと戸惑いは隠せないところです。前作の勢いで、素直なポップ・アルバムを連発してほしかった。ミッキーのソロアルバムにマイクとピーターが客演し、デイビーの過去の録音に手を加えて発売した、付け焼刃的な感じと評価されてます。 |
No. | TITLE | JAPANESE TITLE | TIME | WRITERS | NOTES |
1 | Unwrap You at Christmas | 3:32 | |||
2 | What Would You Santa Do | 3:15 | |||
3 | Mele Kalikimaka | 2:25 | Robert Alex Anderson | ||
4 | House of Broken Gingerbread | 2:52 | |||
5 | The Christmas Song | 3:40 | Mel Tormé - Robert Wells | ||
6 | Christmas Party | 3:05 | Alex Chilton | ||
7 | Jesus Christ | 2:38 | |||
8 | I Wish It Could Be Christmas Every Day | 3:31 | |||
9 | Silver Bells | 3:27 | |||
10 | Wonderful Christmastime | 3:34 | Paul McCartney | ||
11 | Snowfall | 2:55 | Claude Thornhill - Ruth Thornhill | ||
12 | Angels We Have Heard on High | 2:48 | |||
13 | Merry Christmas, Baby | 2:58 | |||
1 | Unwrap You at Christmas [radio mix] | 3:24 | ここからはEP盤"Chrismas Party Plus!"収録の4曲です。2019 RECORD STORE DAY BLACK FRIDAY 5000枚限定盤で、7インチ・アナログ・シングル・レコード2枚組(1枚目が緑、2枚目が赤)となっています。 | ||
2 | Unwrap You at Christmas [demo] | 3:23 | 作者のAndy & Holly Partridgeによるデモ録音。 | ||
3 | Riu Chiu [TV version] | 1:30 | テレビ・シリーズの中で歌われたお馴染みのアカペラソングです。 | ||
4 | Chrisymas Is My Time of Year [1976 mix] | 2:54 | 結成10周年に、デイビー・ミッキー・ピーターの3人により、ファンクラブ・リリースした限定シングル盤です。 |
"The Monkees" and the Monkees guitar logo are registered trademarks of Rhino Records, Inc.