DAVY JONES
モンキーズ参加前のデイビーは、コルピックスにアルバム1枚、シングル3枚を残しています。モンキーズ解散後は、ベル・レーベルでアルバム1枚、シングル4枚を発表しますが、その後MGM、ワーナー・ブラザーズなどを渡り歩きました。80年代前半には、日本で大きなモンキーズ・リバイバルを迎え、何度も来日を果たし、86年はモンキーズ結成20周年で、本国アメリカでモンキーズ・ブームが再燃しました。しかし、その後のソロ活動は、90年代前半まで、すでにCD時代であるにもかかわらずカセットテープなどによる地道な音楽活動を強いられたようです。"Just for the Record"という4枚のコンピレーションは、それまでのデイビーのキャリアを綴ったアルバムであり、貴重なデモ・テープも聴けます。2012年2月29日、心不全で66歳の生涯を閉じました。ご冥福をお祈りします。
シングル
SLEEVE | RELEASE | LABEL | TITLE | WRITERS | TIME | NOTES | ||
'65 | COLPIX CP-764 | Dream Girl (虹のドリームガール) |
Van McCoy | 2:17 | デビュー曲。ほんとに、イントロからワクワクさせてくれます。ストリングスや女声コーラスもいい味出てる。ちょっと中華風の味つけ(?)もポイントかな。この曲を聴くと、中学生時代、冬の夜2時とかに布団の中で、ラジオをエアチェックしてたことを思い出します。 | |||
Take Me to Paradise | Toni Wine - Steve Venet | 2:45 | アルバム未収録で、日本では「マイ・ダッド」に差し替えられて発売されたので、ちょっとレアな曲となっています。ミディアム・テンポですが、グレートなドリーミー・サウンドで、素晴らしいデキです。 | |||||
COLPIX CP-784 | What Are We Going to Do (ホワット・アー・ウィ・ゴーイング・トゥ・ドゥ) |
Hank Levine - Smokey Roberds - Murray MacLeod | 2:33 | ミュージカル「オリバー」で名を馳せたこともあり、93位のヒットを記録。楽しい感じのミュージカル・タイプの曲ですが、ウォーキング・テンポで、僕にはちょっと退屈に思えます。 | ||||
This Bouquet (花束の歌) |
Hank Levine - Smokey Roberds - Murray MacLeod | 2:14 | A面と同じライターのペンによる曲。鉄琴が美しく、メロディーも歌詞も可愛いアップ・テンポの曲になっています。これはホント、A面よりも好きです。 | |||||
COLPIX CP-789 | The Girl from Chelsea | Goffin - King | 2:32 | 日本未発売。作者が、あのキャロル・キングということで、キャロルのファンにとってもコレクターズ・アイテムとなっています。ほのぼのした感じのメロディですが、曲の出来栄えは、少々たいくつ。デイビーのボーカルもピッチ・アップされており、か細くて迫力に欠けます。 | ![]() |
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Theme for a New Love (新しき愛のテーマ) |
Hank Levine - Abrams | 2:19 | デイビーがオーケストラをバックに甘く語りかける、アイドルの常套手段。でも、女の子は、こういうのにシビレちゃうんでしょうなあ。日本ではこちらをA面にしたピクチャ・ディスク(PYE CR-1-Y)も発売されました。B面には、すでに日本ではシングル発売済みの「マイ・ダッド」が再び収められています。 | |||||
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'68 | Raybert Productions (MEIJISEIKA) |
日本のみで作成された、デイビーのインタビューを収録した、青いペラ・ディスク。明治製菓の景品でした。オープニングとエンディングにはほのぼのした音楽が挿入され、電話インタビューを水増しさせるために、おかしなリピート効果を使ったり、ちょっと無理を感じます。 | |||||
BELL 45111 | Rainy Jane (かわいいジェーン) |
Howerd Greenfield - Neil Sedaka | 2:43 | モンキーズ解散後、初のシングル。ニール・セダカ作で、彼らしい流麗なメロディーとキャッチーな転調が見事にマッチした傑作。チャートの52位まで上昇。70年代らしいアレンジで、ホーンやドラムスが冴えています。アコースティックなデモ・バージョンも存在します。 | ![]() |
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Welcome to My Love (ご機嫌いかが) |
Steve Goldman | 2:18 | 「トゥ・ル・トゥ・トゥ」というイントロに始まり、少々安直な感じのポップ・ソングです。 | |||||
BELL 45,136 | I Really Love You (愛してあげる) |
Bob Gundry | 2:57 | スローな出だしから、めいっぱい盛り上がるスタイル。デイビーも力の限り歌っていますが、メロディーは、なかなか美しいもの。チャートでは、107位でした。 | ||||
Sitting in the Apple Tree (リンゴの木に座って) |
Douglas Trevor | 2:24 | 口笛もフィーチャされた元気いっぱいのポップ・ソングです。 | |||||
'71-11 | BELL 45,159 | Girl (ガール) |
Charles Fox - Norman Gimbel | 2:42 | TVシリーズ「ブラディ・バンチ」にゲスト出演したときに歌ったためもあり、デイビーのソロ代表曲のようになっていますが、日本では未発売の上、本国アメリカでもシングル・プレス数は極端に少なかったようで、ほとんど市場にも出回りません。「ブラディ・バンチ」版の明らかにミックスが違うところは、コーラスが入っていないことです。また、映画"Star Spangled Girl"(右はVHS)の主題歌として使われており、こちらではなんと歌詞が異なっています。 | ![]() |
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Take My Love (テイク・マイ・ラブ) |
Gordon Marron - Reid Reillich - Loren Newkirk | 3:03 | スローなささやくようなナンバーですが、人気のある曲です。モノ・ミックスは40秒ほど短くフェード・アウトします。 | |||||
'72-1 | BELL 45,178 | I'll Believe in You | James M. Stover | 2:47 | 日本未発売。「テイク・マイ・ラブ」あたりを狙ったようですが、迫力に欠け、スローな退屈な曲に感じます。 | |||
Road to Love (愛の小道) |
Carol Carmichael | 2:26 | アップ・テンポで、体がウキウキ動き出す傑作。日本では来日記念盤として、こちらをA面にして発売。B面はアルバムにも収録されている"Say It Again"「愛の言葉をもう一度」でした。 | |||||
'72-11 | MGM 14458 | Who Was It (フー・ワズ・イット) |
O'Sullivan | 3:19 | ギルバート・オサリバンのカバーで、楽しい一品。ほぼオリジナルに近いアレンジで仕上げられています。 | |||
You're a Lady (ユア・レディ) |
Peter Skellern | 5:14 | 作者のピーター・スケラーンや、ドーンの歌でも知られる、ロマンチックなバラード。日本では、こちらをA面とした来日記念盤(MGM DM1237)として発表され、B面ではなんと、デイビーが同曲を日本語で歌う!ちなみに日本語詞はYoshio Nomura (たのきんトリオではない)。 | |||||
'73-1 | MGM 14524 | Rubberene (ラバーリーン) |
Alan O'Day | 2:29 | アラン・オディによる、デイビーにお似合いな可愛い曲。バンジョーやクラリネットなど、ボードヴィル・スタイルの楽しい曲。 | |||
Rubberene | Alan O'Day | 2:29 | プロモ盤しか存在しないようで、両面とも同一曲です。 | |||||
'78-5 | WB K-17161 | (Hey Ra Ra Ra) Happy Birthday Micky Mouse | Al Kasha - Joel Hirschorn | 2:28 | 子供たちと元気一杯に歌います。明るく楽しい佳曲です。ジャケットもミッキー・マウスなどディズニーの仲間が登場する可愛いもので、1980年のリバイバルのとき、テレビ東京の「おはようスタジオ」でよくオン・エアしていたのを思い出します。ラジオ関東の「全日本ポップス120」では、残念ながら八木誠さんが所有していなかったようです。右の写真はアセテート・デモ盤で、公式盤と同じカップリングですが、バージョン違いかどうかは不明です。 | ![]() |
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You Don't Have to Be a Country Boy to Sing a Country Song | Tommy Boyce - Davy Jones | 2:36 | デイビーとトミー・ボイスの共作という、ほのぼのしたカントリー・タッチの曲です。 | |||||
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'81-5 | JAPAN JAS-2007 | It's Now (恋するデイビー) |
P. Doyle - D. Jones | 4:07 | 日本でのリバイバルが、ついにデイビーに新曲をレコーディングさせました! 徐々にフェイド・インしてくるストリングスとコーラスが新しいデイビーを感じさせたものです。ミディアム・テンポの佳曲で、発売当時よりも後になって曲の良さがわかったような気がします。しかし、この安直なタイトル、そしてこのジャケットには、少しがっかりさせられたもんです。 | ||
How Do You Know (ハウ・ドゥ・ユー・ノー) |
Bob Heatlie | 2:46 | ノリノリのポップ・ソングで、もしかしたらこっちの方がシングルA面としてインパクトあったかも…と思わせるグッド・チューンです。お小遣いの少ない中学校時代に購入して、そっと針をおろしたにもかかわらず、曲の最後で針飛びを起こし、何度も隣町まで自転車で通い、レコード屋のおばちゃんに交換の交渉をしたけれどかなわなかったという、苦い思い出の曲でもあります。 | |||||
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'81-6 | JAPAN JAS- 2010 | Dance, Gypsy (魔法でダンス) |
Reiko Yukawa - Daisuke Inoue | 3:35 | 日本のみ発売の第二弾で、湯川れい子と井上大輔というヒット・メイカー作品です。「銀座じょわいよくちゅーるマキ」のTVCMとしても使われました。夜中の外国テレビドラマなんか見てるとオンエアされて、当時を思い出させます。 | ||
Can She Do It (Like She Dances) (キャン・シー・ドゥ・イット) |
G. Robinson - S.Duboff | 3:30 | ミッキーもライブで歌ってたこの曲を、デイビーがレコーディングしました。楽しいパーティの雰囲気もあり、こちらはアメリカンなテイストです。 | |||||
'82 | PIONEER K-1517 | Baby, You'll Soon Be Sixteen (危険なSIXTEEN) |
Alan Green | 3:07 | 「'82年東京音楽祭」のエントリー曲として、日本でのライブからシングル・カットされました。そもそも、このライブの発売が契約外だったらしく、後で問題になったようですが…。曲自体は、デイビーにお似合いな素敵なバラードで、ファンの黄色い歓声が日本での人気を物語ります。音楽祭では、エンディングで声が裏返ったりし、結局、賞はとれませんでしたが・・・。 | |||
Baby, Hold Out | David Jones - Andy Sears | 4:21 | こちらも日本でのライブ音源ですが、ストレートなロックン・ロールです。デイビー自身が共作しており、コンサートではノリノリのナンバーです。 | |||||
'84-12 | JJ2001 | I'll Love You Forever | Davy Jones | イギリスのコンサート会場のみで販売されたもので、レーベル名が入っていません。おそらくは70年代のピアノによるデモをそのまま収録したものです。スローですが、バラードが得意なデイビーらしく、その分感情も伝わってくる気がします。 | ||||
When I Look Back on Christmas | Martin Jackson | こちらも同様、デモをそのまま収録しています。イギリスの表記の仕方なのでしょうか、B面ではなく、AA面という扱いになっています。 | ||||||
'87-3 | PowderWorks POW0374 | After Your Heart | C.Bianchi - P.Taylor | 3:31 | カセット・アルバム「インクレディブル!」に収録されていたポップ・ソングで、オーストラリアでのみ発売されました。 | |||
Hippy Hippy Shake | Chan Romero | 1:59 | こちらも「インクレディブル!」収録曲で、有名なロックンロール・オールディーズです。 | |||||
'90-9 | Hardor H.M.M. (no number) |
Don't Go | Davy Jones | 3:01 | このカセット・バージョンは、不必要なエフェクトのかけられたCDバージョンより、シンプルで力強いので、僕はこれが一番のお気に入りです。 | |||
Hanging on a Thread | Reswick - Werfel | 3:48 | 確かにこのカセット・テープのときは"Hangin' by"でなく、"Hangin' on"でした。 | |||||
'92 | Hercules Promotions (no number) |
The Greatest Story Ever Told (Free) | Alan Green | 4:53 | Jimmy Rick プロデュースのカセット・テープ。両面とも同じ曲が収録されています。デイビーの自叙伝"They Made a Monkee Out of Me"の初版を注文した人に無料でもらえるとされており、それで "Free" というタイトルなのかと冗談で思っていましたが、予定が変わったのか配布されず残念な思いをした覚えがあります。その後、あらためて発売されて購入しました。 | |||
'94 | Hercules Promotions (no number) |
'94 Daydream Believer | John Stewart | 3:11 | この頃のライブで聞ける、落ち着いた感じの「デイドリーム」のスタジオ録音です。 | |||
Girl [live in USA '92] | Charles Fox - Norman Gimbel | 3:51 | 実はこの曲、カセットのB面ではなく、「デイドリーム」に続いてA面の2曲目として収録されています。そしてカセットのB面には、この2曲が再度収録されているという、ちょっとお得なテープです。 | |||||
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'08-12 | Formative Records | It's Christmas | 3:41 | インターネットからのダウンロード・シングルとして発表されました。ジャケットの背景は赤。 | |||
It's Christmas (Indie Mix) | 3:38 | インターネットからのダウンロード・シングルとして発表されました。ジャケットの背景は青 | ||||||
It's Christmas (Karaoke version) | 3:31 | インターネットからのダウンロード・シングルとして発表されました。ジャケットの背景は白 | ||||||
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'10-3-9 | Date/Jones International | Amore | 3:32 | インターネットからのダウンロード・シングルとして発表されました。とても情熱的な曲で、スパニッシュ・ギターが冴えています。 | |||
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2017-6-8 | 7A Records | Daydream Believer [live] | John Stewart | 3:08 | |||
I Wanna Be Free [live] | Tommy Boyce - Bobby Hart | 3:12 | ||||||
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2018-6-15 | 7A Records | Rainbows | 2:57 | 500枚限定レッド・ワックスです。 | |||
You Don't Have to Be a Country Boy to Sing a Country Song | Tommy Boyce - Davy Jones | 2:36 |
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DAVID JONES (デイビー・ジョーンズ・デラックス) ('65 COLPIX SCP493) |
若々しいデイビーのボーカルが聴ける、グレートなティーン・ポップ・アルバムです。このジャケットを、デイビー本人が「ポール・マッカートニーに似ている」と言ったそうですが、よくわかりませんね。日本盤では、モンキーズ時代の写真がジャケットに使われ、A面B面を逆にして発売されました。アメリカではA-1がヒットを記録していましたが、ヒット性の高いポップスにアレンジされたB-1を冒頭に持ってくるあたり、僕もその意見に賛成です。 |
タイトル | 邦題 | 作者 | 時間 | コメント | |
A-1 | What Are We Going to Do | ホワット・アー・ウィ・ゴイング・トゥ・ドゥ | Hank Levine - Smokey Roberds - Murray MacLeod | 2:33 | シングル・ヒットを記録。楽しい感じのミュージカル・タイプの曲ですが、ウォーキング・テンポで、僕にはちょっと退屈に思えます。 |
A-2 | Maybe It's Because I'm a Londoner | ロンドン人故に | Gregg | 2:07 | イギリス人のデイビーにぴったりの曲です。ヨーロッパなどではシングルとしても発売されました。 |
A-3 | Put Me Amongst the Girls | アマングスト・ザ・ガールズ | (Arr. by Hank Levine) | 3:29 | 昔からある曲でしょうか。ひょうきんな感じで、デイビーもおどけて歌う楽しいナンバーです。 |
A-4 | Any Old Iron | エニイ・オールド・アイアン | Sheppard - Terry | 2:03 | これも子供たちが遊ぶような曲です。だんだんテンポ・アップしていく面白い曲です。 |
A-5 | Theme for a New Love | 新しき恋のテーマ | Hank Levine - Abrams | 2:19 | デイビーが甘く語るラブ・バラード。この手の曲(歌でなく語りのみ)はアイドルの常套手段らしく、モンキーズ時代にも"The Day We Fall in Love"をやってますね。 |
B-1 | It Ain't Me Babe | 悲しきベイビー | Bob Dylan | 2:36 | 当時デイビーがつきあっていたガールフレンドのリクエストで、このボブ・ディランの曲を入れたとか。非常にポップな仕上がりで、日本などではシングル・カットされ、イギリスでは55位のヒット記録しました。 |
B-2 | Face Up to It | フェイス・アップ・トゥ・イット | Atkins - Robinson | 2:24 | 内省的なマーチ調の曲で、堂々とした感じに盛り上がります。ポップなアレンジの別バージョンも存在します。 |
B-3 | Dream Girl | 虹のドリーム・ガール | Van McCoy | 2:17 | デイビーのシングル・デビュー曲です。残念ながらヒットは記録しませんでしたが、デイビーの可愛らしさを引き出した名曲で、ちょっと東洋の香りのするメロディーが印象的です。 |
B-4 | Baby It's Me | ベイビー・イッツ・ミー | Anthony | 1:58 | デビュー・シングルのB面としてもカットされた、アップ・テンポの楽しいナンバー。 |
B-5 | My Dad | マイ・ダッド | Mann - Weil | 2:38 | 名匠マン=ウェイル夫妻によるバラード。 |
B-6 | This Bouquet | 花束の歌 | Hank Levine - Smokey Roberds - Murray MacLeod | 2:14 | 鉄琴が美しい、可愛くてきれいなポップ・ソング。 |
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DAVY JONES (デイビー・ジョーンズ) ('71-10 BELL 6067) |
アル・キャップスのアレンジが冴えて、ベル・レーベルらしい明るいポップな作品集となりました。デイビー自身は実はもっとシンプルなアレンジを望んでいたようですが、ホーンやストリングス、コーラス隊が効果的に使われ、とても楽しくて好感が持てるアルバムです。 |
タイトル | 邦題 | 作者 | 時間 | コメント | |
A-1 | Road to Love | ロード・トゥ・ラブ(愛の小道) | Carol Carmichael | 2:26 | '72年7月の2度目の来日記念盤として、シングル・カットされました。文句のつけようがないマスター・ピース。歯切れのいいイントロから、ホーンを多用した秀逸なアレンジ、デイビーを引き立たせる男声バック・ボーカル。アルバム1曲目からワクワクさせてくれます。 |
A-2 | How About Me | とっても心配 | John Carrington | 2:44 | これも元気いっぱい、この時期のデイビーの旬の声が活かされています。1曲目からワクワク感を引き継ぎつつ微妙にトーンを落としてくるあたり、アルバム構成にもやられちゃいました! |
A-3 | Singin' to the Music | 恋の歌を歌おう | Danny Janssen | 2:22 | これもタイトルのリフレインが印象的な、ストレートなポップ・ソング。デイビーの魅力が、これでもか、と押し寄せてきます。 |
A-4 | Rainy Jane | かわいいジェーン | Howerd Greenfield - Neil Sedaka | 2:43 | '71年の夏にシングル発売され、ビルボードで52位、キャッシュ・ボックスでは32位まで上がりました。マイナー調ですが、メロディーの美しさと転調のすばらしさは例えようがありません。ニール・セダカの作品は名曲しかありませんね! デモ・バージョンも存在し、デイビーはこの曲をシンプルなアレンジで発表することを考えていたようです。 |
A-5 | Look at Me | 悲しみの顔 | David Gates | 2:28 | 元ブレッドのデビッド・ゲイツ作による、渋い作品。 |
A-6 | Say It Again | 愛の言葉をもう一度 | Ed Welch - Carl Simmons | 2:39 | 日本では「愛の小道」のB面としてもシングル・カットされました。僕はこのイントロを聞くと、お神輿を担ぐ日本風なイメージがあります。 |
B-1 | I Really Love You | 愛してあげる | Bob Gundry | 2:57 | '71年10月にシングル発売されました。静かなバラード風で始まり、目いっぱい盛り上がる名曲風な仕上がりです。 |
B-2 | Love Me for a Day | いつでも愛して | Tony Rossine | 3:01 | パパパと軽快なコーラスで始まる、現代風なおしゃれなアレンジの曲ですが、後半でテンポを落として盛り上がります。 |
B-3 | Sitting in the Apple Tree | リンゴの木に座って | Douglas Trevor | 2:24 | デイビーのマネージャをしていたダグ・トレヴァーの作品。口笛や掛け声が挿入され、デイビーらしい可愛い曲に仕上がっています。 |
B-4 | Take My Love | 今こそ愛がほしい(テイク・マイ・ラヴ) | Gordon Marron - Reid Reilich - Loren Newkirk | 3:46 | 静かなバラードで、デイビーも囁くように歌いますが、サビのたたみかけるようなところは哀愁感漂い、エンディングはコーラスとともに「ダダダ」というスキャットが盛り上げます。 |
B-5 | Pretty Little Girl | プリティー・リトル・ガール | Gloria Sklerov - Harry Lloyd | 2:45 | 地味ながらテンポの良いハッピーな曲です。 |
B-6 | Welcome to My Love | ご機嫌いかが | Steve Goldman | 2:18 | 「かわいいジェーン」のB面でした。アルバムのエンディングらしく、コーラス隊とともに大団円という感じで締めくくります。 |
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YOU'RE A LADY (ユー・アー・ア・レイディ) (MGM 20MM0040) |
70年代、MGMから発売されたデイビーとミッキー、それぞれ2枚のシングルを1枚にまとめた、日本独自の編集アルバムです(A面デイビー4曲、B面ミッキー4曲)。当時、タイトル曲以外、日本では未発表であり、またそのタイトル曲もデイビーが日本語で歌っているという超貴重盤でしたので、垂涎のコレクター・アイテムでした。欲を言えば8曲入りでなく、ミッキーがMGM系列のLIONレーベルで吹き込んだ作品も併せて収録して欲しかったですけどね。 |
タイトル | 邦題 | 作者 | 時間 | コメント | |
A-1 | You're a Lady | ユー・アー・ア・レイディ | Peter Skellern | 5:17 | 作者のピーター・スケラーンや、ドーンの歌でも知られる、ロマンチックなバラード。アメリカでは「フー・ワズ・イット」がシングルA面でしたが、日本では、この曲の英語盤をA面、日本語盤をB面として来日記念盤として発売されました。 |
A-2 | You're a Lady (Japanese version) | ユー・アー・ア・レイディ (日本語バージョン) | Peter Skellern - Yoshio Nomura | 5:14 | なんと、デイビーによる日本語曲です! ちなみに日本語詞はYoshio Nomura (たのきんトリオではない)。デイビーの日本語はうまくありませんが、日本のファンには忘れられない1曲です。 |
A-3 | Who Was It ? | フー・ワズ・イット | O'Sullivan | 3:19 | ギルバート・オサリバンがデビュー・アルバムで取り上げていた曲です。 |
A-4 | Rubberene | ラバーリーン | Alan O'Day | 2:29 | アラン・オディによる、デイビーにお似合いな可愛いタイプの曲。 |
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THE POINT (オブリオの不思議な旅) ('78-2 MCA-2826) |
「カドリー・トイ」や「ダディーズ・ソング」の作者であるハリー・ニルソン、6枚目のアルバム「オブリオの不思議な旅」(1970年)は、1971年2月に放映されたアニメのサウンドトラック・アルバムで、彼のナレーションも収録されています。デイビーとミッキーのミュージカルとしても上演され、こちらはそのサウンドトラックで、ニルソンの他のアルバムからも挿入歌として使われています。とんがり国のオブリオと犬のアローの冒険物語。 |
タイトル | 邦題 | アーティスト | 作者 | 時間 | コメント | |
A-1 | Overture | オーヴァチュア | Orchestra | 1:19 | ||
A-2 | Everything's Got'Em | とんがり頭 | Company | 2:23 | ||
A-3 | Me and My Arrow | アローは友だち | Davy Jones | 2:40 | ||
A-4 | Poli High | ポリ・ハイ | Company | 3:18 | ||
A-5 | Remember | 想い出 | Veronica Clifford | 3:01 | ||
A-6 | To Be a king | トゥー・ビー・ア・キング | Noel Howlett & Company | 2:20 | ||
A-7 | He's Leaving Here This Morning (Bath) | バス | Micky Dolenz | 1:56 | ||
A-8 | Think About Your Troubles | 涙のゆくえ | Davy Jones & Company | 3:01 | ||
B-1 | Blanket for Sale | ブランケット・フォー・セール | Davy Jones | 2:50 | ||
B-2 | Life Line | 恐ろしい地下道 | Davy Jones | 2:57 | ||
B-3 | Thursday (Here's Why I Did Not to Go to Work Today) | 物憂い木曜日 | Felix Rice | 4:12 | ||
B-4 | It's a Jungle Out There | 遠いジャングル | Micky Dolenz | 2:25 | ||
B-5 | P.O.V.Waltz | P.O.V.ワルツ | Davy Jones & Company | 2:42 | ||
B-6 | Are You Sleeping ? | 眠っているの? | Davy Jones & Company | 2:41 | ||
B-7 | Gotta Get Up | ゴッタ・ゲタップ | Davy Jones, Micky Dolenz | 2:17 | ||
B-8 | Reprise Overture | オーヴァーチュア(リプライズ) | Orchestra | 1:27 | ||
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INCREDIBLE ! ('88
Dome Press SS-8091) INCREDIBLE REVISITED (2008) INCREDIBLE ! (2024 7a Records 7A064) |
当初はカセット・テープのみの発売でした。デイビーほか、Mark
Clarke, Joe Hardy, Robert
Merrillのプロデュース。当時のツアーに参加していたグラス・ルーツのメンバーやバック・ミュージシャンによって、1986年2月から1987年7月にメンフィス、シドニー、ラスヴェガス、ニューヨークなどで演奏されたもののようです。 2008年にようやく"Incredible Revisited"と題してCD化され、その際にはボーナス・トラックとして"The Greatest Story Ever Told"が追加されました。"Secret Love"もジャケットにクレジットされていますが、実は未収録で、その後、2009年のアルバム"She"に収録されています。 2011年にはデイビーのバンドキャンプ・ホームページでさらにボーナス・トラックを追加しダウンロード販売されました。 また、2024年に7Aレコードから非常にいい音でリマスターされて、ボーナストラックを加えてCDとレコードのフォーマットでリリースされました。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | ||
A-1 | 1 | Look Inside Yourself | Mark Haley | 3:11 | ちょっとサイケを意識して、背伸びしてみましたって感じの曲です。バック・ボーカルに作者のマーク・ヘイリーと、デイビーの妻のアニタが参加しています。 |
A-2 | 2 | Make the Woman Love Me | Barry Mann - Cynthia Weil | 4:32 | きれいなバラード曲はデイビーの十八番ですネ。灰色の影で有名なバリー・マンとシンシア・ウェイル夫妻の作曲。 |
A-3 | 3 | Only Dreaming | (unknown) | 3:12 | テンポが面白い、親しみやすいポップ・ソングです。 |
A-4 | 4 | Black and White | Staton - Johnson - Allen | 3:22 | シリアスでかっこいいロックです。ドレンツ・ジョーンズ・ボイス&ハートのアルバムにもギターで参加してる、ジェフリーとマイケルのステイトン・ブラザーズの作品です。 |
A-5 | 5 | Valeri | Tommy Boyce - Bobby Hart | 2:25 | なぜか、スペルは「L」が一つ少なくなっています。ステージでも盛り上がるナンバーで、デイビーの雄たけびが聞けます。 |
B-1 | 6 | After Your Heart | C.Bianchi - P.Taylor | 3:31 | オーストラリアでシングルとしても発売された、きれいなポップ・チューン。 |
B-2 | 7 | Incredible | Mark Haley | 3:56 | タイトル曲です。デイビーの元気な声で始まります。シンセサイザーを多用し、新しいイメージがあります。 |
B-3 | 8 | Love You Forever | Davy Jones | 3:44 | ご存じ、デイビーの傑作バラードです。 |
B-4 | 9 | Hippy Hippy Shake | Chan Romero | 1:59 | オールディーズのカバーですが、ノリノリで自分の持ち歌になっています。シングル"After Your Heart"のB面でした。 |
B-5 | 10 | She Believes | John Stewart | 3:41 | さわやかなイントロで始まる、デイビーらしい可愛らしい曲です。 |
11 | King Lonely the Blue [Later., Alt. Version] | Andriani - Pomus | 3:00 | いくつかのデモ・バージョンが存在しますが、これはジャジーで完成度の高いバージョンです。トランペットやサックス、コーラスも冴えています。 | |
12 | Hangin' by a Thread | Pam Reswick - Steve Werfel | 3:46 | 1989年の北アメリカツアーではじめて披露された曲。ポリスの「見つめていたい」(Every Breath You Take)をマイナーにしたイメージの曲です。 | |
13 | Don't Go | Davy Jones | 3:14 | もっともプレーンなオリジナル・カセット・バージョンの「ドント・ゴー」です。 | |
14 | Fallen Hero | Andy Sears - Davy Jones | 4:59 | これもいくつかのバージョンがありますが、完成度の高いバージョンです。デイビ−のボーカルやオーバーダビングされた楽器類は瑞々しいのですが、ベースとなっている電子ピアノが、いかんせん、当時のデイビーの数あるデモと同じ安い録音を彷彿させてしまうのがなんとも惜しい。 | |
15 | Can You Whistle ? | Middler | 3:29 | 初登場になるポップ・ソング。子供たちのコーラスや笛が楽しく、デイビーもいきいきと歌っています。 | |
16 | Hangin' by a Thread [Live] | Pam Reswick - Steve Werfel | 4:07 | 7aのLPレコードではオミットされたので、CDでだけ聞けます。ライブ・バージョン。 | |
17 | Free (The Greatest Story Ever Told) | Alan Green | 4:53 | "Free"というサブタイトルがついています。デイビーの自伝を買うとボーナスで付いてくると言われたこの曲ですが、僕が書籍を購入したときはついていませんでした。その後単独でシングル・カセット販売されました。2008年のCD"Incredible Revisited"のボーナス・トラックとなっていました。 |
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IT'S CHRISTMAS TIME AGAIN (1989-2) Chrismas Jones (2008) |
ハワイにあるチップ・ダグラスのサウンド・アドバイス・スタジオで録音されたクリスマス・アルバムです。これも当初はカセットのみの発売でしたが、1997年にようやくCD化され、2008年には"Christmas Jones"のタイトルでリマスターされています。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
A-1 | Winter Wonderland | Felix Bernard - Dick Smith | 2:54 | |
A-2 | Rudolf, the Red-Nosed Reindeer | Johnny Marks | 2:28 | |
A-3 | Silver Bells | Ray Evans - Jay Livingston | 3:34 | |
A-4 | God Rest Ye Merry Gentlemen | (Traditional) | 2:09 | |
A-5 | Hark the Herald Angels Sing | Felix Mendelssohn - Charles Wesley | 2:17 | |
A-6 | White Christmas | Irving Berlin | 3:20 | |
B-1 | Mele Kalikimaka | (traditional w/ additional verse by Chip Douglas) | 2:32 | |
B-2 | This Day in Bethlehem | 2:37 | ||
B-3 | Silent Night | Franz Gruber - Joseph Mohr | 3:44 | |
B-4 | Rockin' Around the Christmas Tree | 3:21 | ||
B-5 | When I Look Back on Christmas | Martin Jackson | 3:13 |
Just for the Record volume 1 ('95 Hercules Promotions) | |
デイビーの半生記をつづるかのような"Just for the Record"シリーズの第一弾です。モンキーズ加入前の若々しい声の貴重な音源がたくさん含まれており、マニア垂涎のコレクターズ・アイテムです。音は悪いですが、コルピックス時代の曲はアルバムをもう1枚作れるボリュームがあったのに、未発表で終わったのは残念なことです。当初カセット・テープでのみ発売されましたが、1999年にCDボックス・セットとして再発売されました。1995年は、ちょうどビートルズも大量のデモ音源などを収録したアンソロジー・シリーズを発表した時代です。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | ||
1 | Introduction by Mr. Harry Jones 1965 | - | 0:26 | デイビーのお父さんによる紹介です。 | |
2 | "Oliver" Medley | Lionel Bart | 6:32 | 1983年のラジオ放送より。終了後にもインタビューがあります。 | |
3 | I've Got a Lot of Livin' to Do | Lee Adams - Charles Strouse | 1:40 | 1963年の最初のデモ録音。ほぼピアノのみのシンプルなセッションで、のびのびと歌っています。「バイ・バイ・バーディ」の中で使われた曲です。 | |
4 | More | Riz Ortolani a- Nino Oliviero - Norman Newell | 1:29 | 1963年の最初のデモ録音。伸びやかなバラードです。インタビューに被ってイントロが始まるところからすると、ラジオ放送されたのでしょうか? オフライン録音なのか、紙をガサガサする音が入ってしまっています。イタリア映画"世界残酷物語"の主題歌で、アンディ・ウィリアムスも歌っています。 | |
5 | Bandit of My Dreams | A. Schroeder - A. Orlowski | 1:23 | コルピックスでのデモ音源。これも演奏はピアノだけでしょうか?でも、かなりポップな出来栄えで、フェイド・アウトしてるところからすると、完成度の高いアセテート盤でしょうか? エディ・ホッジスが1962年にヒットさせた「夢の盗賊」です。 | |
6 | Misty | Errol Carner - Johny Burke | 1:59 | 1963年の最初のデモ録音。フランク・シナトラによる、神秘的なゆるやかな曲で1961年のヒット。 | |
7 | Kiss and Hug | 2:04 | コルピックスでのデモ音源。しっかりとしたプロダクションで、そのままシングル発売してもよかったのではないかという出来栄えです。スピード感にあふれており、最後には複数の歓声が入ったりして、60年代ティーン・ポップスとしてすばらしい作品です。 | ||
8 | Be My Friend | 2:16 | コルピックスでのデモ音源。のんびりした曲です。 | ||
9 | Let It Happen | Edith Piaf - Marguerite Monnot | 1:44 | 1963年の最初のデモ録音。フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフが1950年に録音した曲で、日本では越路吹雪の「愛の賛歌」として有名な曲です。 | |
10 | Donna | Ritchie Valens | 1:52 | コルピックスでのデモ音源。デイビーの伸びやかなボーカルが映える一曲。リッチー・ヴァレンス1958年のヒットのカバーです。 | |
11 | Never Will I Ever | 2:00 | コルピックスでのデモ音源。「リーダー・オブ・ザ・パック」のように、モノローグで始まる、かっこいいロックン・ロール。シングル発売されてもおかしくない、完成された出来栄えです。正式発表されなっかたのが、惜しい! | ||
12 | Boy Can't Win | 1:58 | コルピックスでのデモ音源。これも完成度の高い、楽しいポップ・ソング。 | ||
13 | I Want to Love You | 2:15 | コルピックスでのデモ音源。ホーンが効いており、バック・ボーカルもハッスルしています。 | ||
14 | Since I Fell in Love with You | 2:06 | コルピックスでのデモ音源。ベースが渋い、ちょっと古めのロックン・ロールです。「タラッタ・ラッタラッタ」というコーラスも楽しい。 | ||
15 | Take Me to Paradise | Toni Wine - Steve Venet | 2:45 | コルピックスでのデモ音源。 | |
16 | Summertime Is Fun Time | 2:22 | コルピックスでのデモ音源。ピッコロがフィーチャされた楽しいポップ・ソング。 | ||
17 | I Love You Anyway | 1:31 | コルピックスでのデモ音源。タイトルの繰り返しが印象的な、楽しい曲です。デモ・シングルは前曲とのカップリングとなっています。 | ||
18 | Steppin' Stone Stop | 1966年のアウトテイク。 | |||
19 | Face Up to It | Atkins - Robinson | 2:11 | ファースト・アルバムの別バージョン。発表されたバージョンよりテンポが速く、壮大さには欠けますが、より聴きやすいポップ・ソングにアレンジされています。おそらくは、この2つのバージョンを聴き比べた結果、アルバムのバラエティさを持たせるために、公式発表バージョンが選ばれたのではないでしょうか。 | |
20 | Dream Girl | Van McCoy | 2:17 | ファースト・アルバム収録曲。 | |
21 | Boom Times Seven | 1967年のアウトテイク。 | |||
22 | Baby It's Me | Mark Anthony | 1:58 | ファースト・アルバム収録曲。 | |
23 | This Bouquet | Hank Levine - Smokey Roberds - Murray MacLeod | 2:14 | ファースト・アルバム収録曲。 | |
24 | What Are We Going to Do | Hank Levine - Smokey Roberds - Murray MacLeod | 2:33 | 別バージョン | |
25 | Closing by Mr. Harry Jones 1965 | - | 0:11 | デイビーのお父さんによる終幕です。 |
Just for the Record volume 2 ('96 Hercules Promotions) | |
70年代のデイビーの、プライベート・デモ作品を多数収録しています。ギターやピアノのみなので、作品として聴くにはちょっとさびしい気がしますが、貴重な資料として、また、デイビーのアコースティックな意欲的な創作活動を垣間見ることができます。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Man We Was Lonely | Paul McCartney | 2:12 | ポール・マッカートニーのカバー。デモ録音ではありますが、ピアノとギターにパーカッションやベースを加えて、ボーカルも重ねて、一つの作品として聴きごたえのあるものになっています。メロディの優秀さはもとより、ポールのオリジナルよりもテンポ・アップして、オリジナリティが出ています。 |
2 | Rainy Jane | Howard Greenfield - Neil Sedaka | 2:50 | もちろん、デイビーのヒット曲のデモ盤です。ベル・レーベルとデイビー自身の音楽の方向性の違いは、この曲を聴き比べると一目瞭然です。あくまでポップなベルのプロデュースと、ちょっとフォーキーなデイビーのアレンジ。デイビーは強いビートを刻むスタイルで、メロディよりも淡々としたイメージを重視しています。モンキーズ好きの僕にとっては、ベル・サウンドのほうがドツボにはまってトッピンシャンなので、僕のようなターゲットを狙って、こちらが採用されなかったのはうなずけます。 |
3 | King Lonely the Blue | Bobby Andriani - Pomus | 2:46 | エメラルズの65年のヒットのカバーです。デイビー盤は比較的淡々としていますが、原曲は、よりソウルフルなR&Bテイストの曲でした。 |
4 | Bye Bye Brown Eyes | 2:27 | ||
5 | Dragonfly | 4:35 | ||
6 | Kansas | 1:06 | ||
7 | Leavin' Here This Morning | Harry Nilsson | 1:43 | |
8 | Was It a Dream? | 2:49 | ||
9 | Fire and Rain | James Taylor | 3:20 | |
10 | Staying Here With You | Bob Dylan | 2:22 | |
11 | Blossom | 1:55 | ジェームス・テイラーのカバー。 | |
12 | Rainmaker | Harry Nilsson | 2:41 | |
13 | Opening Nite | Davy Jones | 3:25 | |
14 | The Girl I Left Behind | Carole Bayer - Neil Sedaka | 2:50 | |
15 | No Regrets | 4:02 | ||
16 | So in Love With You | 3:25 | ||
17 | Fallen Hero | Davy Jones | 4:59 | |
18 | Leaving It up to You | Davy Jones | 3:57 | |
19 | Baby Hold Out | David Jones - Andy Sears | 4:44 | |
20 | I'll Love You Forever | Davy Jones | 3:03 | |
21 | Proud Proud Man | 3:38 | ||
22 | Can't Believe You've Given up on Me | 4:00 | ||
23 | I'll Survive | Davy Jones | 5:04 | |
24 | Thank Heaven for Little Girls | Alan Jay Lerner - Frederick Loewe | 2:15 | |
25 | Yeah Be Yeah | 2:17 |
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Just for the Record volume 3 ('96 Hercules Promotions) |
70 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Manchester Boy | 2:16 | ||
2 | Don't Go | Davy Jones | 3:11 | |
3 | Happy Birthday Mickey Mouse | Al Kasha - Joel Hirschorn | 2:25 | |
4 | Hanging by a Thread | 3:48 | ||
5 | When I Look Back on Christmas | Martin Jackson | 3:47 | |
6 | She Believes | 3:4 | ||
7 | If I Knew | Bill Chadwick - Davy Jones | 1:59 | |
8 | How Can I Tell You? | Bill Chadwick - Davy Jones | 2:47 | |
9 | Dance, Gypsy | Reiko Yukawa - Daisuke Inoue | 3:48 | |
10 | Star Collector | Gerry Goffin - Carole King | 2:26 | |
11 | I Wanna Be Free | Tommy Boyce - Bobby Hart | 3:25 | |
12 | Rainy Jane | Howard Greenfield - Neil Sedaka | 3:04 | |
13 | You're a Lady | Peter Skellern | 4:48 | |
14 | Cuddly Toy | Harry Nilsson | 3:11 | |
15 | I'll Love You Forever | Davy Jones | 3:22 | |
16 | Daydream Believer | John Stewart | 3:11 | |
17 | You'll Soon Be Sixteen | Alan Green | 3:10 | |
18 | It's Now | Davy Jones | 4:22 | |
19 | Baby Hold Out | David Jones - Andy Sears | 5:22 | |
20 | Bluebird (In My Garden) | 2:05 | ||
21 | Butterfly | 1:47 | ||
22 | I'm Coming Home | 1:29 | ||
23 | Cried My Heart Out | 1:39 | ||
24 | Makes Me Feel Fine | 2:18 | ||
25 | Goodbye Old Friends | 2:33 | ||
26 | Photograph (Of Someone the I Know) | 1:53 | ||
27 | Please Believe Me | 2:18 | ||
28 | Don't Go | Davy Jones | 3:10 |
Just for the Record volume 4 ('96 Hercules Promotions) | |
"Just for the Record"シリーズのラストを飾るのは、完璧なオリジナル・ニュー・アルバムです。1994年8月から1996年6月にかけて録音されたものです。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | What a Night | Davy Jones | 3:34 | 30周年で再結成したモンキーズのアルバム"Justus"で披露されていた曲ですが、こちらが先に録音されたようです。 |
2 | You and I (and Promises Not Broken) | Micky Dolenz - Davy Jones | 3:43 | Dolenz, Jones, Boyce & Hart時代の名曲ですが、やはり、アルバム"Justus"にもモンキーズ・バージョンが収録されていました。。改めて聞いてもいい曲ですね。 |
3 | I Miss You | Davy Jones | 2:44 | |
4 | You're in My Heart | Davy Jones | 2:32 | |
5 | I Wanna Fall in Love with Someone (Who's Been in Love Before) | Davy Jones | 2:56 | |
6 | Couldn't Have Been Love | Davy Jones | 3:44 | |
7 | Variation on Pachebel's Canon in D - It's Not Too Late | Davy Jones | 5:10 | これもアルバムモンキーズの"Justus"でも演奏されていた曲のオリジナルです。 |
8 | Rough to the Touch ("Robert MItchum mix") | Davy Jones | 3:35 | |
9 | I'll Love You Forever (live) | Davy Jones | 3:28 | 1992年9月、ニュージャージーのシックス・フラッグス・パークでのライブです。 |
10 | Just a Matter of Time (Blue Angel Version) | Davy Jones | 2:56 | |
11 | It's Now (live) | Davy Jones | 4:24 | これも"I'll Love You Forever"と同じ、1992年9月、ニュージャージーのシックス・フラッグス・パークでのライブ録音。 |
12 | If I Knew | Bill Chadwick - Davy Jones | 4:49 | ファンには嬉しい、モンキーズ時代の再演です。 |
13 | The Only Thing Left | Davy Jones | 4:17 |
Teen Idols 1998 Tour ('98 Teen Idols B004PJI25C) | |
デイビーと、ピーターヌーン、ボビー・シャーマンの3人によるスタジオ録音盤で、このツアーで発売されました。 |
タイトル | 作者 | アーティスト | 時間 | コメント | |
1 | Today's the Day | DAVY JONES & PETER NOONE | |||
2 | (Little Woman) | BOBBY SHERMAN | |||
3 | Valleri | Tommy Boyce - Bobby Hart | DAVY JONES | ||
4 | (I'm Into Something Good) | PETER NOONE | |||
5 | (Mrs Brown You've Got a Lovely Daughter) | PETER NOONE | |||
6 | (Julie Do Ya Love Me) | BOBBY SHERMAN | |||
7 | Girl | Charles Fox - Norman Gimbel | DAVY JONES | ||
8 | I'll Love You Forever | Davy Jones | DAVY JONES | ||
9 | (Can't You Hear My Heartbeat) | PETER NOONE | |||
10 | (Seattle) | BOBBY SHERMAN | |||
11 | (Cried Like a Baby) | BOBBY SHERMAN | |||
12 | (Cried Like a Baby) | BOBBY SHERMAN | |||
13 | It's Not Too Late | Davy Jones | DAVY JONES | ||
14 | Daydream Believer | John Stewart | DAVY JONES | ||
15 | (Easy Come Easy Go) | BOBBY SHERMAN | |||
16 | (There's a Kind of Hush) | PETER NOONE |
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Just Me ('01 Hercules Promotions) |
モンキーズの30周年リユニオン・アルバム"Just Us"('96)に引っかけたアルバム・タイトルです。"Just for the Record vol.4"でも再演されていた"It's Not Too Late"と"What a Night"は、ここでも新たに録音されています。その後の盟友ジョニーJブレアと、デイビーによるプロデュースです。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Hold Me Tight | Davy Jones | ||
2 | When You Tell Me That You Love Me | Davy Jones | ||
3 | I Wanna Be Me | Davy Jones | ||
4 | My Love (She Means Everything) | Davy Jones | ||
5 | Hurry Up Slow Down | Davy Jones | ||
6 | VAriations on Pachabel's Canon / It's Not Too Late | Davy Jones | "Just Us"、"Just for the Record volume 4"収録曲の再演です。 | |
7 | I'm Still in Love with You | Davy Jones | ||
8 | If Only for One Moment | Davy Jones | ||
9 | What a Night | Davy Jones | "Just Us"、"Just for the Record volume 4"収録曲の再演です。 | |
10 | So Goes Love | Davy Jones | モンキーズ時代の作品とは同名異曲です。 | |
11 | I Ain't Gonna Love You No More | Davy Jones | ||
12 | I'm Still in Love with You (reprise) | Davy Jones | ||
13 | Intro / Hold Me Tight (reprise) | Davy Jones |
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Just Me 2 ('04 Hercules Promotions CJAM - 7775) |
"Just for the Record"と"Just Me"収録曲をニュー・レコーディングしたアルバムです。この頃の曲は再演続きが多くて、どんなものでしょうかと思わざるを得ないものもありますが、ファンとしてはうれしいです。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Hold Me Tight (spoken word version) | Davy Jones | ||
2 | When you Tell Me That You Love Me | Davy Jones | ||
3 | Run To Me | Barry Gibb - Robin Gibb - Maurice Gibb | 新曲です。The Bee Geesのカバーです。 | |
4 | It's Just A Matter Of Time | Davy Jones | "Just for the Record volume 4"収録曲の再演です。 | |
5 | Hurry Up Slow Down | Davy Jones | ||
6 | I Ain't Gonna Love You No More | Davy Jones | ||
7 | You're In My Heart | Davy Jones - Andy Sears | "Just for the Record volume 4"収録曲の再演です。 | |
8 | If Only For One Moment In Time | Davy Jones | ||
9 | Leaving It Up To You | Davy Jones | 新曲です。 | |
10 | It's Not Too Late | Davy Jones | "Just Me"、"Just for the Record volume 4"収録曲の再演です。 | |
11 | Vivaldi Intro - I Wanna Be Me | Davy Jones | ||
12 | When All Else Fails | John Farnham - Ross Fraser - Phil Buckle | 新曲です。John Farnhamのカバー曲です。 | |
13 | Hold Me Tight | Davy Jones |
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Studio Versions of Monkee Songs ('06-5-9 Paradise MusicWerks) |
ダウンロードのみのミニ・アルバムです。モンキー・ソングズというタイトルの割には、結局「バレリ」と「デイドリーム」しか入っていないんですね。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Valleri (Incredible version) | John Stewart | 2:31 | |
2 | Daydream Believer (1994 Video Soundtrack) | John Stewart | 3:15 | |
3 | Daydream Believer -- Millenial Dance Version | John Stewart | 3:59 |
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Sandra Boynton's Blue Moo ('07-9-6 Boynton Recordings) |
サンドラ・ボイントンのCD付き絵本です。デイビーのほかにもそうそうたる面々が歌っています。彼女はこのシリーズでいろいろな動物の絵本を出版しています。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
16 | Your Personal Penguin | 2:57 |
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She ('09 ) |
スタンダードやポップのクラシック作品を取り上げたアルバムです。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Fly Me to the Moon | 4:11 | ||
2 | She | 2:33 | ||
3 | Special Angel | 3:50 | ||
4 | Lonesome Tonight | 3:03 | ||
5 | Secret Love | 3:40 | ||
6 | Always on My Mind | 3:28 | ||
7 | Living Doll | 3:40 | ||
8 | I'll Remember You | 3:21 | ||
9 | Singing the Blues | 1:59 | ||
10 | This Guys in Love | 3:54 | ||
11 | Cry | 3:22 | ||
12 | Wonderful World | 3:57 |
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Let Them Be Little ('12 Fire Inside Productions) |
限定EPとして発売された、最後の作品です。ミニ・アルバムながら、ジャケットに家族と撮った幼き日の写真が使われていたり、収録曲がバイオグラフィ的な内容となっているのが、デイビー自身、人生の終焉が間もなく訪れることを予感させていたのかもしれません。5を除く4曲がアメリカやカナダで行われたライブレコーディングです。 |
タイトル | 作者 | 時間 | コメント | |
1 | Daydream Believer | John Stewart | 3:16 | 人生最大のヒット曲を、ノリの良いライブで収録しました。 |
2 | Let Them Be Little | 3:02 | ライブで歌われる新曲です。ニューヨークのBBキングでの収録です。 | |
3 | Nice to Be with You | Jerry Goldstein | 3:25 | モンキーズ時代の名曲で、ファンの多いバラード・ナンバーです。演奏やコーラスもドリーミーな仕上がりです。 |
4 | Oliver Medley | Lionel Bart | 3:37 | デイビーのキャリアでも重要な、ミュージカル「オリバー」のメドレーです。元気な"Consider Yourself"に始まり、"I'd Do Anything"は掛け合いが楽しく、"Who Will Buy?"はテンポの速い、いかにもミュージカルといったナンバーです。 |
5 | Here Comes My Baby | Cat Stevens | 3:23 | この曲だけスタジオ録音で、1999年"Just Me"のアウトテイクのようです。ハンド・クラッピング、パーカッションやコーラスが楽しい、パーティ・ソングといったムードです。キャット・スティーヴンスのペンによる、トレメローズ、1967年のヒット曲です。 |