ALCYONE LEGEND For １７０馬力への挑戦Vol 31

右側バンクのベルトの張り方ですが、左側画像でカムシャフトのプーリーを黄色で図示してある方向へ２，５kg-m「ベルト新品時」
のトルクで負荷をかけます。

トルクを掛けるときはメーカー指定では特殊工具とトルクレンチを使用して行います。

トルクを掛けると必然的にたるんでいたタイミングベルトがピンと張られてテンショナーが緑色図示方向へ移動「テンショナーをクラ
ンクケースに固定する時に取り付けボルトは軽く固定しておいて動くようにしておきます。」しますのでテンショナーの取り付けボ
ルトを固定します。

両バンクの組付けが終了したエンジンです。

本日の格言　「綺麗なエンジンは美しい」

左側画像は横倒し？になった状態ですがスバルディーラーではメーカー指定のエンジンスタンドがありますがこの純正スタンドは
クランクケース左右に取り付けて単にエンジンが色々な方向でぐらつかないように置けるというような感じで作業性を考えると筆
者が使用するタイプが一番使用しやすいと思います。

人間が作業をするに当たって、腰より少し上の位置にありますがこれは作業をしやすくしてミスの発生が防げるといった効果もありま
すね。

右側画像の黄色で図示してある所はある程度走行距離を重ねるとタイミングベルトが伸びてきますのでそれを張り直す為にベルトカ
バーが３分割でカムスプロケットの部分のカバーと黄色の所のゴムカバーを外して、テンショナーを固定しているボルトを緩めて張りを
調整します。

ベルトカバー全てを装着するとメカメカ感がなくなって少し寂しいです。

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