ALCYONE LEGEND For 170馬力への挑戦Vol 10


左側画像は結合の終わったクランクケースですがニョキッと飛び出したクランクシャフトが目立っています。

右側画像はシリンダーを覗いた所です。

コンロッドが光っています。


うーん、いい眺めです。 メカニカル的でかっこいいですね。

左側画像でケースの右側中間から左側ケースの上方向に向かって何となく盛り上がっている部分が先ほどの水の
通路の部分です。


ケースの底の部分からのアングルです。

隔壁がたくさんあって見るからに剛性の高そうな感じがします。

この部分にはオイルパンが装着されるようになっています。


さて、いよいよ今回のプロジェクトの目玉商品でもあるピストンです。

ご存じのとおり、ピストンはシリンダーヘッドと相まってエンジンの性能を決定してしまう程の重要なパーツでありまし
て、ターボエンジンでは出来るだけ加給圧に耐えられる事が重要課題になりますが、NAでは出来るだけ軽くして高圧
縮を達成できるような形状が要求されます。

今回は軽量化と高い圧縮比を求める為に同時期に販売されていたレオーネ[AA-x]のSEという1800ccの省燃費対策
車に唯一採用されていたピストンです。

このSEという車はすぐにカタログから落ちましたが個人的にはこのピストンは気に入っています。

圧縮比を上げる為に通常の1800のモデルとはピストンヘッドの形状が違っていて普通に組み込むだけで圧縮比が上
がると推測していました。


先ほどの画像と一緒にあわせて見て下さい。

VXの標準ピストンと比較してピストンピンの入る穴の下付近がスッパリと無くなっていまして、見た目にも軽量だなと
いうのが分かると思います。


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