ALCYONE LEGEND For １７０馬力への挑戦Vol 8

クランクケースの左右です。

左側画像のケース真ん中の大きな穴は上側はクランクシャフトで下側がオイルポンプ本体の入る穴です。

左右分割のケースで水もオイルも漏れずにちゃんとエンジンが仕事をしているという事実は素朴ながら驚嘆に値すると
思います。

クランクメタルです。

US 0.25と表記してあるのは標準サイズに対して０，２５ミリ小さいサイズで、この他にもう一つ別サイズがあり、もしクランク
ジャーナル部が損傷した時に研磨して修正した時に小さくなった差をこれらの別サイズのメタルで補うのですが計２回迄は
研磨修正してクランクシャフトを再使用するものです。

セットされる前のクランクメタルです。

右側画像のノックピンとあるのはケースを左右で結合する為に左右の位置を正確に決める為に設けられています。

クランクメタルです。

メタルの半円形のＲとクランクケース側のＲは同一ではなくメタル自体が少しＲが開いた形状になっており、ケース自体に
押し込むような感じでセットします。

Ｒの付け方を変えて、ケースにメタルが突っ張るような感じになりケースとメタルの密着性？をよくしています。

左側画像で鍔「ツバ」と図示してある部分はクランクシャフトの前後方向を規制する為にクランクジャーナルのセンター部分
に入るメタルには前後に鍔が設けられています。

他のメタルは右側画像みたいな感じでプレーンな形状になっています。

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