ALCYONE LEGEND For エンジン分解編5
嗚呼! ミイラ化したスズメバチを発見! 合掌。
右側画像は、別に関係ないのですがエンジン型式とシリアル番号であります。
クランクケースに設けられたブローバイのホースを外した所です。
完全にスラッジでホースもエンジン側のパイプも詰まっています。
これだけスラッジが出ているとエンジン内部はかなりのものと想像出来ますが、エンジンは回転中は人間同様、呼吸してい
ますので、このようにブローバイ系が詰まっていますとエンジン内部の圧力の抜ける所が無くて、パッキンやシール類から
オイルが漏れる原因にもなりますので、何回も修理しても直ぐにオイルが漏れる場合はこの辺りを疑ってみる必要があります。
北海道の佐藤主将、見ていますか? 押忍!
補器類が外されて裸になったエンジン単体です。 かっこいいですね。
右側画像から、水平対抗エンジンがいかに薄いかがよく分かりますね。
これからが分解編の本編になりますが長いので途中休憩しながら閲覧してください。
いいですね、このアングルがたまりません。 豚の丸焼きPart2です。
メカニカルな美しさが伝わってきますね。
右側画像はクランクプーリーの取り付けボルトを緩める所ですが、赤丸の部分に特殊工具「下記画像参照」を入れてクラン
クシャフトが廻らないように廻り止めをします。
かなり長いレンチを使用していますが、この位のものを使用しないと緩める事が出来ない位に固く、締まっていますので、
もし長いレンチが無い場合は体を鍛えましょう。
左側は特殊工具ですが、右側画像のように点火時期を見るサービスホールから挿入して、トルクコンバーターの取り付け
ボルトに引っかけて、廻り止めをします。
特殊工具が無い場合はバールや固い棒を適当に入れて固定してやればいいですのですがVXの場合はエンジン単体にした
時にドライブプレートが薄いので、しっかりと固定する事が出来ませんので、本当は車載の時点でクランクプーリーのボルト
を緩めておく必要があります。
ハイパワーなインパクトレンチがあれば、エンジン脱着後も緩めるのは可能ですがAT車の場合は先に緩めておくのが賢明だと
思います。
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