ALCYONE LEGEND For FLAT6 エンジン外観編3
エンジン本体からクーラントを抜いているところですが、右側画像の赤丸の位置にエンジン本体用のドレンプラグが付いています。
これは頭が14ミリのボルトでレンチで緩めて抜くだけで簡単にエンジン内に残留した古いクーラントが抜けます。
しかし、希にこのボルトがアルミとの溶着?みたいな感じでシリンダヘッド本体に食いついて固い場合がありますので固い場合
は無理に外さずにそっとしておいた方が賢明です。
よくガソリンスタンドで見かける光景ですがラジエターのドレンコックから抜いて、ヒーターホースから水の圧力でエンジン内
に残ったクーラントを追い出してクーラント交換をしているのを見かけますが時間をかなりかけて、何回も繰り返せばほとんど
綺麗になりますが、完全とは言い切れません。
世のアルシオーネオーナーがクーラントを交換をされるなら是非、上記のようにエンジンのシリンダーヘッド左右に設けられてい
るドレンプラグを抜いて交換されれば完璧です。
ちなみにこのドレンプラグにはアルミ製のパッキンが付いていますが、再使用すると、漏れる可能性があるので外したら交換に
なりますが、値段は凄く安いものですのでこの時はケチらないでクーラントと同時に交換されたらいかがでしょうか。
赤枠部分の拡大画像です。
マニアなら泣いて喜ぶ、この汚れ具合! ブルセラ親父もぶっ飛びそうな位に汚れきっていますね。
見ての通りオイルにまみれた堆積物により、コテコテになっています。
このバルブロッカーカバーの汚れは元々、上にあるブローバイホースの差し込み口が硬化してオイルが少しずつ滲んできたも
のが埃をよんで廻りに広がったせいですが、日頃からオイルの滲みがあれが、まめにふき取るようにすればここまではならな
いと思います。
DIY作業でこのバルブロッカーカバーのパッキンとカバーを固定しているボルトの根本部分のシールワッシャーを交換する事は
容易です。
この取り付けボルトのシールワッシャーも結構、漏れてきますので定期点検に出す時は交換しておいてもられば、いいと思い
ます。 しかし、汚い................。
左側の画像は空気を吸い込む所のスロットル部です。
画像では大きさの比較が出来ないのですが、最近の車と比べると口径はあまり大きくありません。
この当時のスバルはトヨタのT−VISと呼ばれるような可変吸気式のデバイスを持っていませんでしたので、出力やトルクのバ
ランスから決められたと思います。
スバル初の可変吸気は初代レガシィからですが、水平対抗エンジンの特性からくる、基本的な低速トルクは有り余る程ではなく
、むしろ薄い方になりますが、VXの2,7リッターという排気量からくる余裕で低速トルクが不足していると感じる事は全く
なく、優秀なE-4ATとの組み合わせで爽快な出足感を満喫できます。
右側画像はシリンダーヘッドとインテークマニホールドとの継ぎ目ですが、パッキンのヘタりにより、ガソリンが気化した時の
オレンジっぽい物質が滲んできています。
この部分は多少は滲んできたりしますが、完全にパッキンが破れたりするとシュー、シューという音やエンジンの不調に至りま
すのでエンジンルームを覗いたりする時はチェックされるようにしたらいいでしょう。
外観編というには少し、物足りない内容になりましたが画像の整理が出来次第、続きをアップする予定であります。
先を急ぐという事で次から分解編に入りますが分解編の中に、各部品の名称や役目を簡単に説明してありますのでこちらも参考
になると思います。
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