7.電子ファイルとファイリング
7-1.電子ファイルの落とし穴
7-1-1.OA化と紙の消費量 (「ファイリングの部屋」アーカイブ)

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スマートフォンにも対応したRenewal版を開設しました。ここのサイトデータもアーカイブとしてコピーしています。Renewal版の「ファイリングの部屋」をご利用ください。新しい内容も、少しずつ追加しています。

 

OAと紙の消費量についてのこのページを作ったのは2000年で、この時はOAが進展して紙の消費量は減るどころか増加しているとしました。そのとき「我が国産業の現状」(1998年版)(情報関連機器と情報用紙)を引用しました。その時の図が以下のものでした。その頃はオフィスのOA化が始まり、今後は紙の消費量が減り、ペーパーレスオフィスになるだろうとの予想がなされていましたが、コピー機やプリンタの普及により、紙の消費量は増加の一途をたどっていました。
 

情報用紙と電子計算機の出荷推移

このときは、紙の消費が増加している原因として次のような項目を推定しています。

しかしその後状況は大きく変化しました。経済産業省が発表している産業統計を図示すると、その後は情報用紙の出荷量はあまり伸びていないだけでなく現象傾向にあります。情報用紙の減少は、電子帳簿保存法により、帳票の神への出力が減少していることも原因の一つと思われます。
オフィスで主に利用されるPPC用紙については、おおむね微増傾向でしたが、ほぼ増加が止まってきているようです。
(2009年の急減しているのは、リーマンショックの影響を受けているものと推定されます。)

 

用紙の出荷量が減少していることについて、今後の動向を予測するカギとなるものに次のようなものがあります。

さらに経費削減についての意識の高まり、環境保護についての意識もこの傾向を後押ししていくでしょう。

 

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Updated on 2013/09/28