愚行連鎖 試行錯誤は続く…

GB楽器博物館

演奏姿勢について

私は、基本的に座ってギターを弾く。
アコースティックギター用のストラップを持っていないからである。
…と言うのはシャレで、どうも立って演奏するスタイルに馴染めないのである。

かつては、多くの「アコギ弾き」に見られるように、普通に椅子に座って、右側の腿にギターのクビレ部分を乗せ、ネックと地面がほぼ水平に近い形で弾いていた。
ある日、クラシックギター奏者の様に左右の腿の間にギターの後部を落とし込んで、ネックを高く掲げるスタイルで弾いてみたところ、実に弾きやすい。
その後、クラシックで使われる「足台」を使ってみたところ、圧倒的な演奏のしやすさに驚き、以後、ずっと足台愛用者である。
ところが、「足台」を使った姿勢は、お世辞にも「自然な姿勢」とは言い難い。
かなり体に無理を強いているようで、肩こりなどが酷くなるのである…

本論の前に、ギター奏法論と言うサイトに/Part 1: ギターを構えるとして、「座ってギターを弾くこと」に関する素晴らしい考察があるので一読をお奨めする。

ギターサポート こんな物を見つけた。
アリアAGS-10 ギターサポートと言う商品である。
ギター支持具のひとつ。
クランプなどで固定するタイプもあるが、これは本体に取付けられた吸盤をギターの側面に貼り付けてギターを高い位置に保持、あるいは角度をつけて保持する道具。
足台を使うことなく、ギター演奏に最適なポジションを実現出来る(らしい…)。
吸盤式は、クランプでボディを挟み込んでネジで締めて固定する物よりもギターに異物を装着する抵抗感は少ない。


ギターサポート 開いてギターに装着すると、こんな形になる。
“L”型の部分が鉄板で出来ており、斜めに布が渡してある。
この布の部分が左腿の内側に当たってギターを保持するのである。
人が使っているのを見て、かなり良さそうだったので購入してみたのだが…
なかなか思ったポジションにギターを固定できない。
気がつくと演奏中に左足がつま先立ちになってピクピク痙攣していたりする。
慣れないからなのか、なかなか使いこなせないようである。


足台 やっぱり、単純明快、「台に足を乗っける」方が楽なのであった。(肩は凝るが…)

前述のギター奏法論と言うサイトでも論じられているように、足台は決して健康のためによいとは言えないだろう。
やはり、ギターサポートのような支持具に慣れる方が良いような気もする。

足台2種。
左は安価で丈夫な鉄製。右は軽量なアルミ製。



本日の一寸工夫

Stud.B Custom 先日入手したStud-Bを現場に持ち込んで使ってみたのだが…
演奏中に左手が左側頭部付近を無意識に探って空振りしてしまう。
楽器のヘッド部分、ウッド・ベースでチューニング・ペグのある位置である。
しかし、Stud-Bの場合、ご覧のように、チューニング・ペグは楽器下端に位置し、通常のチューニングですら、かなり困難を極める。
演奏中の微調整は「不可能」と言える。


Stud-B なら、これでどうだ!
マジックテープ(面ファスナー:商品名ベルクロ)で本体にチューナーを貼付けてみた。
(両面テープ等で取付けてしまうと電池交換が出来ない…念のため。)

これなら、一寸した隙をついて、開放弦さえ鳴らせれば、屈んでチューニング・ペグを廻すことも可能…かも知れない。
もう少し小さい物の方が見場がよいのだが、Input/Outputがあるチューナーでなおかつ底面が平らと言う条件だと、店頭ではこれが一番小さかったのである。


Tuner 我が家のチューナー達。
上中の白い物はギター/ベースチューナーではなく、クロマチックチューナー。
上右は吸盤で楽器に貼付けるタイプとヘッドを挟むタイプのチューニング用マイク。
下右は携帯用薄型デジタル針式ギターチューナー。(OutPutはない)
個人的には上のアナログ針式の方が好みなのだが、Stud-Bでは感覚的に処理でき、暗がりでも使えるLED式を選んでみた。


しかし、なんだかんだ言ってもやはり、下の音叉が一番使いやすいし、耳を衰えさせないためにもできる限りチューナーを使わないように心がけている。

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