ショルダーストラップの研究
縦ベース、特に巨大なウッドベースの移動時には車を使いたい物だが…
都内近郊だと、駐車場の問題、移動先でのアルコールの問題などもありなかなか難しい。
移動時に一番重要なのは、ケース。
とりわけ、ケースに装着されるストラップ(背負い紐)は最重要なのだが…
写真は集めたストラップ(一部)
販売されているケースのストラップで、これは素晴らしい、と言う物にはなかなか出会えない。
はっきり名前を明示してしまうなら、YAMAHA SLB-200のケース。
ケースそのものは非常に造りがよいのだが、このケースに付属するショルダーストラップは「ゴミを捨てるときに一緒に括ってしまった方がよい」と言いたい位酷い物である。
(あ、もちろん“燃やせないゴミ”ね)
特殊な形状のナス環は造りが綺麗で高級感があるが…
ナイロンベルトそのものがまず駄目。
ベルトの織りがそもそもコシもナニもないフニャフニャの所に持ってきて、ショルダーパッドがとってつけたような…
小さい上に、形が悪い、寸法が合っておらず、ベルトのコシのなさと相まってマトモにパッドとしての機能を果たせない。
はっきり言って100円ショップで売っているナイロンベルト(写真下:グレーの物)の方が数段使いやすい。
ショルダーストラップ探しの旅は延々続いているが…
今のところ、使い勝手、コスト共に一番優れているのが、これ。
パッド部分の微妙な曲線と、2種類のウレタン合せ20mm厚仕上げパッドの感触も良好。
滑り止め加工もなかなか具合が宜しい。
ここにある、デュラループショルダーストラップと言うのもなかなか良さそうだが…
残念ながら、ウッドベースを襷掛けにするには少々長さが足りないようだ。
こちらは100円ショップで入手のナイロンテープとナス環で自作した、「補助グリップ」(上)と、同じく100円ショップ入手の自動車シートベルト用パッドを装着したナイロンストラップ。
補助グリップは移動時にケースのD環に引っかけて保持するという物。結構便利である。
実はこの100円ショップというのは、大変な穴場で…
上記、エイテックス製の物と非常によく似たパッド類が手に入る。
(真ん中はホンモノの“WEST POINT”)
ロゴを見ると、冗談きつくて笑えるのだが…
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“EST PUNTO”…最初何の意味かと思った…
いろいろ試したが、少なくともYAMAHA SLB-200のケースに付属するストラップよりも100円ショップのナイロンストラップとシャレの効いたブランドのパッドの組み合わせの方が数段楽だ、という結果になった。
このパッドに関しては、ホンモノの1/10と言う価格を考えれば、充分推薦に値する。
ホンモノのパッド縫い込みでアールが付いた物には到底敵わないが…
値段を考えれば100円ショップの勝ち!
ちなみに、エイテックス製のこのアールが付いたストラップはYAMAHA SLB-200のケースについては、私には最短に調整しても少々長すぎて使えないのが残念である。
ウッドベースの運搬には、これは実に具合がよいのだが…
現在はYAMAHA SLB-200の運搬には100円ショップの黒ナイロンベルトにエイテックスもどきの細い方のパッドを装着して使っている。(具合はなかなか宜しい)