愚行連鎖 そして愚か者は…

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更に深淵へ墜ちて行く…[15]

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百鬼丸の旅

どろろ
室町時代末期、武士の醍醐景光は天下取りの代償として自分の子を48体の魔神に差し出す。赤ん坊は体の48箇所を欠損した体で生まれ、化け物としてそのまま捨てられてしまう。医者に拾われた赤ん坊は成長して百鬼丸(ひゃっきまる)と名乗り、自分の体を取り戻す旅に出る。旅の途中でこそ泥のどろろと出会い、二人で旅を続ける。また、魔神を倒すたびに、奪われた48箇所の体が一つずつ復活していく。

『どろろ』は、手塚治虫原作の少年漫画作品。1967年から1968年にかけて週刊少年サンデー(小学館)で連載するも一時中断、1969年、冒険王(秋田書店)の連載で一応の完結を見る。またこれを元にテレビアニメ、ゲームソフトも製作され、2007年1月には実写版映画が公開予定(どろろ (映画)を参照)。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



この“どろろ”から、材質や造りがそこそこ悪くない楽器は、コストを落とすために取り付けられる低価格パーツを質の良い物に交換すれば化ける可能性がある、と…

確かに、ギターなどでも、低中価格品の中には造りは悪くないのにハードウェアがヘボでどうにもならない物が結構あることは確かである。

ウッドベースの場合、後付のパーツと言えば、既に交換した「駒」、今回の「ペグ」そして、「テールピース」、「エンドピン」、「魂柱」…
テールピースは特に問題はないと思うが…厚めのコーティングがされた金属ワイヤーで張ってあるし。


ペグ 百鬼丸は失われた体の部分を取り戻すために旅に出る…

と、言うわけで、ウチの百鬼丸(お友達、京都のブルーグラス・ベーシスト、Docさん命名)に写真のブツを取り寄せたのだが…


ペグ 取り寄せ時に確認したのは、当方の糸巻の軸間距離は95mm、中国製ベースなどによく使われるルブナータイプのコピーなので、同一形状と思われる品物。

届いた物を実測したら実測したら軸間距離が87.5mmだった。
そっくりだと思われたプレートの形状もかなり異なり、そのままでは取り付けが出来ないことが発覚…。


ペグ ペグ孔埋め戻し再穿孔などは素人の手の及ぶところではない…
多分、職人に依頼するととんでもない工賃になることだろう。
確かに同一サイズ・形状のホンモノがある筈なんだけどなぁ…

これは断念、返品かな…

百鬼丸の旅は続く。


>続く


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