愚行連鎖 そして愚か者は…

GB楽器博物館

更に深淵へ墜ちて行く…[14]

>これまでのお話

姑娘の装い

ケース 姑娘・百鬼丸のケースである。
肩掛け(縦に抱える)とリュック式背負いベルトが付いている。
背負い式は移動時に楽なのだが、このベルト取り付け部のD環が問題。
D環の直線部分にワイヤーの継ぎ目があるのだが、この部分が溶接されていない。

改名とその由来は又、後日…



ケース で、背負いベルトを肩にかけるときに真横に荷重がかかると、このD環が開いてしまう…

先日移動中に開いて、気づくのが遅かったら危ないところであった。
D環接合部を溶接しようかとも思ったのだが、それも何だかな。
プラスティックのD環(実は強度は金属よりも高い)を追加しようかとも考えたが、何だか面倒くさくなってしまった。


ケース で、思いついたのがこの方法。
ナイロンベルトは各サイズ在庫しているので…

要するに荷重がかかったときにD環が開かないように押さえればいいわけで…

これで何とかなるかな?


ケース しかし、ケースを作る人って、実際に楽器を入れて運んでみたりしないのかな?
肩掛けで縦抱えにしたときにも支えたいところにグリップがないし…

昔はね、楽器買うときにケースまで頭になくて、予算超過で買えないことが多かった。
仕方なく裸の楽器持って歩いたり…
あとになってケースを買いに行くと合うのがなかったり…


10年ほど前、Ovation-Applauseのトラベルギター衝動買いして、ニコニコお家へ背負って帰る途中にショルダーベルトのナス環がちぎれた…
すんでところで路面激突は避けられたが…
ナス環、スカスカの鋳物だった。
スが入ってて割れて当然。
ケース本体もそうだが、金具の類も良い物を選ばないと泣きを見ることになる。

もちろん、両手がフリーというのは重要なことなのだが…
ベースをショルダーで抱えて歩くとどうしても極端に体を傾け続けないとならない。
私は右利きで、右肩にショルダーを掛けるから、左に大きく傾いた姿勢である。
これが辛いんだわ。
背中に背負ってしまえば前傾はきつくなるが、左右偏向傾斜姿勢をとらなくて良いのでもの凄く楽になる。
ウッドベースってね、重さは10kg程度、ケースに入れても15kg程度だから、実はそんなに重い物ではないのである。
とにかくあのサイズと形、持ち難さだけが問題なのだ。

背負ってしまえばそんなに辛くないのだが…
駅構内や頭上に低い突起物が沢山ある商店街などは背負えない…
キャリアカーに載っけてゴロゴロしている人もいるが、楽器のことを考えると少々抵抗がある。

ケース 実は、このケース注文するとき一瞬迷ったのだが…

ゴロゴロ付いてるだけで一万円高はあんまりだし…楽器をゴロゴロするのも気になるし…
(なにより、ゴロゴロ付きは背負えない仕様)
お店のお兄さんは、「コントラバス背負ったら歩けませんよ、そもそも楽器のお尻が脚につかえるし…」と宣ったが…
嘘です、背負わないとちゃんと歩けない。


で、無いのにしたのだが…
もし必要なら自分でもっと良いキャスター選んで取り付ければ良いんだし。

ケース 屋根があるところではとても担げない。
古い私鉄駅(東京のローカル、私ントコなんかも)駅舎の屋根、徳に階段の屋根が低いので肩掛けショルダーでも気を付けないとヤバイ。

でもねぇ…
学生時代、あの黄色い帆布(キスリング・ザックみたいなアレね)ペラペラのケース、と言うかカバーで、今思うに両サイドに取っ手が付いてただけで下げ紐なんか無いので移動してたんだよねぇ…

今思うに、どっこいしょと肩に担いで移動してた…(今は絶対無理)


ケース ♪GBさんは夜なべをしてぇ〜

愛用のベースバッグに取っ手を増設した。
俄然運びやすくなった。
やはり、自分の手の位置に合わせて幾つでも取っ手付けちゃうのが宜しいと思う。
市販のソフトケースってどうして欲しい場所に取っ手がないのだろうか?
手を伸ばして指が掛かる場所に取っ手を付けるだけで運搬は格段に楽になる。

と、言うわけでナイロンテープで取っ手を増設し、グリップを付けた。
弓入れの真横の白いボタンの取っ手が新設したもの。

>続く


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