気持ちよく弾きまくっていたら、特定音域で酷いビビリが…
まるで複数のワッシャを入れたまま緩めたボルトナットを振り回したような、何とも壮絶な雑音が発生する。
犯人はこれであった。
これ…
エンドピンが抜け落ちないためだろうか、楽器内部側エンドピン末端にネジ切りがしてあって、イモネジが挿してある。
そりゃ、振動与えれば緩むのは当然。
はっきり言って、何の意味もないパーツなので躊躇なく外してしまって一件落着。
気を取り直して、SHADOW SH 965NFXのお話に戻る。
嘘か真か電池喰わないってのも魅力。
取説にある「電池寿命1年以上」と言うのは、多分ジャック挿しっぱなしでも1年はちゃんと音が出るって事だろう。
取説に「標準プラグを挿すとスイッチが入ります。電池の消耗を防ぐため使わないときは標準プラグを抜いておきましょう」みたいなことが書いてある。
いや…挿しっぱなしはフツーしないと思うけど。
電池喰いまくりも困るが…
変に超寿命なのも、ある意味困ることがある。
電池寿命数百時間などと言うプリアンプだと、換え時が難しい。
(YAMAHA SLB-200がその手である)
まぁ、目安として電池本体にでも交換日を書いておくなんて手もあるのだが…
(振動防止のため本体にはフェルトを巻き付けてある)
出力はかなり大きいようだ。
とりあえず、ライン一本でウチにある機材に端から挿してみた。
Vol.フルテンでは入力する機材によってはバリバリに歪む。
最大でも8割位が適当かな…
Toneはフルテンが一番すっきりするようである。
Tone絞るとモコモコになる。
肝心の音だが、かなり好感が持てる。
Fishman BP-100の様な弦音が強い感じではない。
箱の音が結構出ているようだ。
プリアンプの取り付け位置であるが…Fishmanは同じ所に入力ジャックを噛ませる。
ウッドベースの場合はプリやジャックを取り付ける場所は、駒とテールピース間の弦かテールピースそのもの位しかない…
この場所は、確かに、非常に振動する。
ただ、ここに何か取り付ける、と言うのは不要振動・共振を押さえるという意味では理に適っているような気がする。
YAMAHA SLB-200は標準でこの部分にウレタンのパッドをかませる仕様。
Alter Egoはゴム板を渡す仕様になっている。
ウッドベースでもヴォルフトーン(要するにデッドポイント)が出た場合、ここにウェイトを噛ませることがある。(写真:ヴォルフ・キラー)
弾いていたら、突然特定音でびびり振動が出て何やっても止まらない。
プリアンプの取り付け部のウレタンに厚口フェルトを貼り重ねたり、プリアンプボディの継ぎ目を得フェルトでくるんだりしても止まらない!
暫くじたばたした結果、結局、入力側のジャックのナット緩みであった。
これは結構緩みやすい様である。
気が付かないと泣きそうになるぅ!
プリ本体ケースは合成樹脂なので、共振が止まるところまで手加減して締めて使っていた。
が…出力側のジャック・ナットはかなり強く締め込んでおかないと、生音では発生していないノイズが、ケーブルをつないだときに特定ポジションで信号出力としてかなり大きな共振ノイズとして出てしまう。
PUからプリへの入力側も各々のセンサーからのミニジャックは結構頼りなげで、実際、気を付けないとノイズ発生源となる。
各接続部がきちんとしていればかなりクリアーな音なのだが…
要注意である。
PJB Briefcase、AMP側/楽器側とも殆どフルテンで鳴らしてみた。
EQはフラット、コンプレッサーはフル。
音的にはPJBの設計思想と非常にマッチするようだ。
生音よりもかなりLow上がりになりますが、だぶついているという印象ではなく嫌みな程ではない。
逆に生音よりも深みがあるかも知れない。(なんか一寸悲しい…)
Toneを絞るとかなりモコモコするが、完全に絞りきった状態でも決して使えない音ではない。私の好みではないが、曲によっては良いかも。
まぁ、個人的にはToneは常に解放状態の方が輪郭がはっきりして好きだが。
この音はワタシ的にはBINGO!であった。
手元のケーブルをとっかえひっかえ使ってみた。
かなりケーブルを選ぶだ。
無頓着な私にもケーブルの特性差が明確に判る。
BOTTOM FREQ'ERとの組み合わせが図太い音で好きかな。
ケーブルは上から
Neutrik/CANARE GS-6
CANARE F-15/GS-6
Switchcraft/BELDEN 9778
Providence BOTTOM FREQ'ER model
IBANEZ NOISELESS Cable(ケーブルにはIbanez Lownoise Cableと書かれている)
楽器屋のワゴンで売られている無銘の特価ケーブル
安いケーブルは音がノイズっぽくて、Hi/Low共に落ちると言うのははっきり判る。
多分中域も落ちて全体的にレベルが低いのだろうが、上下の減衰が顕著。
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弾きまくっていたら、又ノイズが…
今度はセンサーからのミニプラグの緩み…
音はともかく、なんか、根本的に問題ないか?
暫く弾き込んでから調整を…と考えて、弦高はストックのママ。
かなり、かなり、強力に高い。
音は絶対にこの方が良いんだよなぁ…
練習も気合いがいるからこれ良いんだけど…
一寸辛いなぁ…
どうしようかなぁ。
多少の出音の劣化とひきかえにべたべたに低くして弾きやすくするか…
うーん…悩むところだなぁ。
弦高(指板末端)
G:13.5mm
E:14.0mm
実測すると鬼のように高い…
弾けないことはない、と言うかこの程度でも演奏には酷い支障はないし、音には張りがあって良いんだけれど…
G:8mm位で低音側に向かって1mmづつ落としてE:11〜12mmくらいだと楽なんだけどなぁ…
※写真のノギスは100ショップで買った樹脂製。
普段はスチールのもっと良いのを使っているが、楽器用ならコンマ以下はそんなに精密でなくて良いし、楽器に傷を付ける危険が少ないので、これは優れもの。