某所で、“教授”yoshidaさんから、こんなのがあるよとご紹介頂いた…
珍品Grecoのブラックナイロン・コントラバス弦
神田商会のサイトに紹介があった。
クリアな音質と微妙なニュアンスが新しい。ブラック・ナイロン仕様のコントラバス弦。
今までのコントラバス弦とはまったく異なる製法で生まれたブラックナイロン・コントラバス弦は、よりクリアな音質を持ち微妙なニュアンスを表現することが可能です。ガット弦の温もりのある触り心地と、金属弦の耐久性を併せ持ち、長時間の演奏にも心地よくフィットして激しい運指にも指ずれしません。
指弾きでもアルコでもあなたの要求に十二分に応えます。
BNW-12000
希望小売価格¥12,000(税抜)
(ロングスケール)
065/079/090/107
だ、そーだ。
異常に安い!
欲しいっ!
Grecoなら、必要最低限の品質は間違いなくクリアしているはずだし…
帰りに馴染みの楽器屋を二軒廻った。
答えは一緒。
メーカー(問屋)に在庫無し。今後入荷の予定一切無し。販売完了品。
まぁね…
こんな値段でコントラバス弦売って儲けが出るとは思えない。
しかし、販売完了…つまり、もう売る気がないモノをどうしてカタログに残しておくかな。
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と言うわけで、ブラック・ナイロンと言えば→これLaBellaの7710
元祖ロン・カーターである。
国内では大体2万円ちょい。
結局、これ、買うしかないかな…
最近、出入りする楽器屋が一寸変わった。
YAMAHA SLB-200を買ったお店。
ここにはエレクトリック・アップライト・ベースが常に数本は店頭展示してある。
そんなお店はそうはない。
で、仕事帰りに顔を出して…
「ブラックナイロン・コントラバス弦、ロン・カーター弦ね、そんなの置いてないよね」
等とつい訊いてしまった。
「あ、店頭にはないけど、調べましょ」
(う゛…えーちゅーに、しゃれだっちゅーに…とはもはや言えない)
「あ、在庫ありますよ、明日入りますっ!」
(をぃっ!もう引っ込みが付かない)
つー訳で、まぁ、前々から一度は使ってみたかったロン・カーター弦が手に入ってしまった。
La Bella Professional Jazz Series Set No.7710
BLACK NYLON TAPE WOUND ON A ROPE CORE
YAMAHA SLB-200に張ってみた。
オリジナルのD'Addario Helicore Pizzicato HP611はものすごくしなやかで紐のようだが、これは持った感じが何とも硬い。
写真は二本ともA弦。実際に楽器に張って弾いた感じはそんなにテンション高くはないのだが…
(Steel Coreはもっと突っ張ってたけど)
想像した音とはかなり違う…
パッケージの文句も
The tone of gut and the sustain of metal with a bright attack with a warm tone だそうで…
もっともっさりした音を思い浮かべていたが、結構クリアだ。
悪くはないんだけどね。
張った直後は開放弦がものすごく金気臭い。
何故か開放弦の音だけ。押弦した音はそんなに暴れてないんだけどなぁ…
一時間程弾き続けたら一寸落ちついた。
二月程経ったら、更に高域が大人しくなって落ちついた音になってきた。
かの、ブライアン・ブロンバーグはコントラバス弦を5〜6年使うそうである。
これも半年位使えば馴染んでもっと気持ちがよい音になるのかも知れない。
真っ黒い艶消しの弦に深紅の飾り巻き。結構お洒落だと思うが…
ついでに、ベーシストの皆さんに結構評判がよいProvidence、モデルチェンジ旧型特価のシールド BOTTOM FREQ'ER modelも…
Providenceのシールドは…
うん…確かにシールドで音は変わるのだ。
決して悪くはないカナレのシールドと比べても、ダイナミックレンジが広がった感じではある。
高いだけのことはある。
けど、やっぱり高いわ。