愚行連鎖 収集癖はこれまた治らんな。
(かみさんも諦めたみたいね)

GB楽器博物館

アコースティックギター

無銘のドレッドノート
無銘のドレッドノート

大学を卒業する年、もらい火で火事になり、部屋にあった楽器類が殆ど焼失してしまった。
仕方なく、取り敢えずギターだけでもと、御徒町の多慶屋(※)で買ったギター。(たしか19,800.だったかな?かれこれ20ン年前の話)
(※)東京では有名なディスカウントストア。当時はまだバッタ屋のイメージを多分に残していた。
所がどっこいこれがしっかり出来てて…もちろんこれ1本ということもあり弾き込んだのだが…とても値段が信じられない良い音が出るようになった。
15年程前ブリッジが剥がれて浮いて来たので神田のカワセで修理をしてもらったら、「無銘で決して高級品じゃないけど良い音が出てます。大事にしてください」といわれた。
ヘッドマシンにガタが来てGrover、YAMAHAと2回交換したがまだまだ元気!

S.Yairi

S.Yairi 504F

これは今を去る15年ほど前…神田のスズラン通りの中古楽器店で発見して衝動買いしたもの。
当時はK.YairiよりもS.Yairiの方が偉いんだと信じて疑わなかった。(そーゆーもんでもないんだけどねぇ)
ギターというより家具みたいな色と仕上げの渋いデザインは今でもお気に入り。
木も枯れて来て、かなり良い音が出るようになって来ている。
振動も良い様で、音叉を表面板に近づけただけで共鳴を始める。

  →求む! このギターの情報

Kasuga エレアコ

Kasuga エレアコ SD-5E

これは昨年池袋の中古楽器バーゲンで見つけた。
中古という名目だったが、どうも人手に渡った形跡はなかった。
マシンヘッドが安物のロトマチックだったので、一緒にGoto製のパールプラスチックペグ(Morrisのエレアコ用らしい)の物を買って持ち帰るや否や交換した。
(マシンヘッドだけは安物は嫌なんです)
店員の話では「電気系が壊れているのでエレクトリックとしては使えません。修理も部品が無いので不可能です。」との事だったが、検査してみるとどこにも異常は無い。単にジャックが潰れてシールドが刺さらないだけだった。あちこち物色したら、部品も D'adadrio のエンドピンジャックがドンピシャ。
なんの事はないジャック交換であっけなく復活してしまった。
旧式のエレアコで電池もサウンドホールからの出し入れだし、EQなんか付いてないし…
でも、木のボリュームボタンと地味な鼈甲風のバインディングがなかなか良い味出している。
一生懸命弾き込んで、段々そこそこの音が出るようになって来たけど、まだまだこれから、だな。

MORRALES

MORRALES

10数年前、池袋のデパートの楽器売り場の片隅に打ち捨てられていたギター。
余り聞いたことのないブランドだが、教育楽器や教科書を作っている「全音」製である。
在庫処分なので…ということで1万円でお釣を貰ったが、後で全音のカタログを見たら35,000.と書いてあった。 これも買ってすぐにGoto製シャーラータイプのマシンヘッドに交換した。
(ホントに安物マシンヘッドは嫌!)
デザインはえらく立派で、仕上げもそこそこだが、いかんせん材質が…
異常に軽いギターである。ネックも軟らかそうで、ヘビーゲージはおろか、ミディアムゲージの弦ですらちょっと恐くて張れない。
今は息子に譲り、彼の部屋に鎮座おわしている。

Morris miniギター

Morris miniギター MG-62E

ちょっとめずらしい3/4サイズのドレットノートエレアコ。
最近はマーチンパックパッカーやエレキではぞうさんギター等携帯用ギターも出て来たが、当時は画期的だったんだと思う。
これも神田の中古楽器店で見つけて衝動買いした。
弦長が短いのでA=440Hzにしようとするとヘビーゲージを張らないといけない。
これまた旧式なので電池をサウンドホールから出し入れするタイプで一寸面倒。

Stafford

Stafford SSC-1000X

これは完全に一目惚れの衝動買いの鬼。
先日池袋の楽器店店頭で「Ovation展示品傷あり大特価」っての見つけて冷やかしに入って試奏してたら、見つけてしまった。
実はウエスタングリップのクラシックギターをずっと探していたのだった。
指板はクラシック式の真っ平らの物だが、ネックは俗にいうフォークギターの細さ。
フレットも通常のクラシックは12までだが、これはウエスタン式に14フレット。
これだよ!こういうのを探していたんだよぉぉ〜〜!っと即決。
当然マシンヘッドも交換。
(しつこいけど安物マシンヘッドは嫌いだぁっ!)
貴重な稀少品、シャーラーのクラシック用ロトマチック。

  →マシンヘッド

N.K.JAGARD 12Strings

N.K.JAGARD 12Strings

これも中古楽器市でみつけた。
12弦が欲しかったのであまり深く考えずに手に入れてしまった。
かなり悪条件の楽器だとは思っていたが、ネックの順ソリ、表面板のヒビ。
更に前オーナーがコンタクトピックアップを付けていたらしく、なんと、ボディ右側(弾く時に下になる方)の側板、丁度くびれの辺りにジャック取付後らしき大穴が開いていた。
更に更に、詳細に調べるとペグのプラスチックワッシャがグリス負けで2つ程溶けてチューニングが出来ない。
ううむ…最近はプラワッシャをフリクションに使った →ペグ(マシンヘッド) は少ないけど、古いギターは皆こうなるんだよな。
ひでぇ…!と思いつつも、リペアマニアの心がウズウズ…

順ソリは調整するほどの事も無い程度なので無視。
ペグワッシャはポリエチレンから切り出して作った。
ヒビはエポキシで修理。穴は経木と木片で穴埋めして色合わせ、磨きだしで目立たないように修理。
使えるようになるまでに結構楽しく遊べた。

高かったのか廉かったのかって?…う〜〜〜ん…

くらしっくぎたぁ

くらしっくぎたぁ白樺六號

これはゴミ捨て場で拾ったもの。
ん〜〜…くらしっくぎたぁ、である。
白樺 六號 林栄一 謹製 と、サウンドホール内のラベルに書いてある。
そんだけ…

とりあえずちゃんと弾ける。

酷く傷だらけなので、そのうちに塗装補修をしようと思っている。
(もちろん糸巻きももっと良いのに交換ぢゃ!)

リゾネーターギター

メタルボディリゾネーターギター

リゾネーターというのは表面に付いている丸い金属板のことで、共鳴板になっている。
スティールギターというのは元はこのギターのことであり、硝子瓶の口の部分を切った筒を左手で持って音程を作る、ボトルネックと呼ばれる奏法で使用される事が多い。
ドブロと言う呼び名が代名詞化しているが、“ドブロ”は会社名。
これはドブロと双璧をなす“ナショナル”社のリゾネーターギターのコピー。
名古屋のメーカーが発売しているのだが、ボディ内のラベルには上海製造とある。
ボディが木製で表面の丸いリゾネーターのみ金属のタイプもあるが、これはネック以外は全部金属製(真鍮にクロームメッキ)。


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