GBのアームチェアCinema見ist:スター・ウォーズ 最後のジェダイ
スター・ウォーズ 最後のジェダイ(原題:Star Wars: The Last Jedi)
監督 ライアン・ジョンソン
脚本 ライアン・ジョンソン
出演 マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライバー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/ドーナル・グリーソン/ケリー・マリー・トラン/ローラ・ダーン/ベニシオ・デル・トロ/フランク・オズ/アンソニー・ダニエルズ
音楽 ジョン・ウィリアムズ
原作 ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』
製作年 2017/米
いよいよだ!
待ちに待った作品、見てきた!
うわ!
言葉が出ないっ!
と、これではお話にならないので、語る。
ジョージ・ルーカスは代理人を通して「Beautifully Made.(見事な出来だ。)」と称賛したらしい。
実は、本作、時系列順に言うと8番目の物語、3つめの三部作、最初のスターウォーズ(2つめの三部作)からの3部作の続きになる。
★おさらい
アナキン3部作:プリクエル・トリロジー(新三部作)
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)
Another Story
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(通称エピソード3.5)』(2016年)
ルーク3部作:オリジナル・トリロジー(旧三部作)
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)
レイ3部作:シークエル・トリロジー(続三部作)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』(2015年)
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)』(2017年)
『スター・ウォーズ エピソード9(仮)』(2019年公開予定
『スター・ウォーズ』シリーズにおける実写映画本編の第8作品目で、レイを主人公とする続三部作:シークエル・トリロジーの第2章『エピソード8』に当たる。
1977年に最初のスターウオーズを作った当初、ルーカスは全9作を製作するつもりだった。
途中で力尽きたのか、飽きてしまったのか…
6作で完結させると宣った。
その後、スターウォーズの意志を継ぐ人々によって、物語は継続する。
いや、はっきり言って、ルーカス御大が引っ込んでくれて良かったのかも知れない。
40年前の瑞々しい感性を失ってしまったご老体が手を付けるよりも、その物語世界で育った世代が“新たなる希望”を繋いでくれた方が、多分望ましい方向にことは運ぶ。
)
2時間32分。長い映画である。
しかし、観客はその時間を感じない。
勿論、私も40年来のスターウォーズフリークなので、オープニングロールとジョン・ウィリアムスのあの最初のオーケストラヒット一発のみで既に物語り世界に投げ出される。
そして、2時間半…
これは「お祭り」だから。3部作の真ん中だから。
だから、取り敢えず物語のつなぎだろうと、それでも良いと思っていた。
何度もぞくぞくする全身の震えを感じながら、ああ、終わってしまったよ…と。
これは…とんでもない傑作だ!
過去に1本でもシリーズを見ているのにこれを見ないヤツは間抜けだ!
冷静な目で見ると、やたらと人が死ぬ。
名もなきレジスタンスやストームトゥルーパーズは、もう、消耗品そのものの様にばたばた死に、どかどか炸裂する。
名のあるキャラクターの去就は大きく捉えられるが、セリフもない登場人物はこれでもかと死ぬ。
おとぎ話でこれはどうなのか?
いや、そんな事を思うのは平和呆けの日本人だけなのかも知れない。
なにせ、これは“星間戦争”なのだから。
“白人しか出てこない”スペースオペラ、と非難され、第2作で慌ててランド・カルリジアンを登場させたという。
彼は確かに黒人なのだが、私から見ればラテン系にも見える。
本作、前作ではもう、誰が見てもアフリカ系にしか見えない役者を主役グループに起用しているが、それでも東洋系はいなかった。
今回は…
なんで細身のマツコデラックスのラブシーンを見ないといけないんだ!
戦死してしまったお姉ちゃんの方がずっと可愛かったぞ。
(初期のポスターには顔も入っていない)
多分いずれも中国系の女優さん。
カミさんは「キャストが一寸残念な作品」と評したが、確かに本3部作にイケメンは出ない。主役グループのオスカー・アイザックが「残念」、アダム・ドライバーが「とにかく残念」なのだそうな。
言われてみれば、カイロ・レンは敵役としての凄みに欠けるし、なんかふにゃふにゃしてて今ひとつ。
いや、デイジー・リドリーが充分可愛いから良いんだけどね。
ともあれ、次は2019年。
元気で暮らさねば。
2016年12月27日に死去したレイア役のキャリー・フィッシャーにとっては本作が遺作になってしまった。
A long time ago in a galaxy far, far away . . . .
May The Force be with you.
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