GBのアームチェアCinema見ist:キッド

キッド

キッド:Kid

監  督 ジョン・タートルトーブ
音  楽 マーク・シェイマン
主  演 ブルース・ウィリス
助  演 スペンサー・ブレスリン/エミリー・モーティマー/リリー・トムリン/チー・マクブライド
製 作 年 2000/米
シナリオ オードリー・ウェルズ
原  作 

(この項 愚行連鎖「飛行機大好き/ジービー・レーサー」より加筆転記)

ブルース・ウィリスは好きな俳優で、特にシックスセンスを見てから更に親しみが増した。
クリスマスになるとぶつくさ文句言いながら、ドンパチ走り回ってるマッチョなだけなオッサンではなかったんだなぁ。(その映画も嫌いではないが…)
彼は本当に「子供好き」ナンじゃないかなという雰囲気がスクリーンの端々からにじみでている。
この映画も子役を相手の作品である。

映画の話はさておいて、この作品では飛行機が重要な役回りを持っているようである。
封切前に配られたパンフレット(一枚物)では支柱付きの上翼軽飛行機(型式判別不明)が描かれているが、もう一つの少し詳しい二つ折りパンフではブルースの顔と共に、なんと、我がマスコットGeeBeeの写真がレイアウトされている。

GB Racer“7” 飛行機のことについては、パンフには全く何も記載されていない。
飛行機について書かれた文は、例のおすぎの『赤い飛行機が飛んだとき、涙で画面が見えなくなった』という予告編のキャッチ・コメントだけである。
写真の機体は米国に現存するGeeBeeではないかとも思われるが、パンフに載っているモノは機体Noが切手と同じ“11”である。
機体は複数残っているのだろうか?


ともあれ、顔に似合わずこの手の映画は、実は大好きなので絶対見に行くリストに記載が決まったのである。

どんな情報が手にはいるか、おたのしみ!

私のキャラクターを知っている方は意外に思うかも知れないが、実は、涙腺が弱い。
でも、決して恥ずかしいことだとは思わない。
映画でも小説でもあまつさえ、アニメーションや漫画でさえうるうるする事がある。
逆に、そう言う感情は出したいときに一気に出してしまうのがまた、健康の元だと思う。
話は変わるが、あちこちの映画評で駄作と表されている例のネズミ話「スチュアート・リトル」でもちゃんと劇場でうるうるしてきましたぜ。
あれはあれで、評価すべき映画だと思うな。
絵本や児童文学を「大人の尺度」で測る方がよっぽど知性に欠けると思うんだが…

ブルース・ウィリス主演のディズニー映画“キッド”には結局GeeBeeは登場しなかった。
映画そのものも、ちょっとわざとらしい、どちらかと言えば「駄作」と言える作品である。
残念ながら…泣けなかった。
パンフレットにあったGeeBeeの写真は日本の広告会社の飛行機を知らない宣伝マンが、その辺にあった“赤っぽい飛行機”の写真を適当に使った物なのかも知れない。

−追記−

GeebBee R-1 ずっと書こうと思って忘れていた…

件の映画“キッド”のパンフレットをもう一度見直してみた。
冷静に見ればすぐ分かることなのだが、ブルースの右上にレイアウトされた“赤い飛行機”は実機ではない。
なんと、ユニオンモデル製の1/48ダイキャストモデルなのである。
広告屋さんって、かなりアバウトなんだねー…
ユニオンモデルさんは知っているのだろうか?


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