愚行連鎖

GB Racer icon 飛行機大好き/ジービー・レーサー(GeeBee Racer)


GB Racer
GB Racerについて


かつてこんなふざけた形の飛行機が存在した事を小学生の頃知った。
競争専用の機体らしいが、詳しいことは分からない。
この絵は、決して漫画デフォルメの結果ではなく、かなり実物に近いフォルムである。
ただし、カラーリングは実機とは異なり、私の好みとラッキーナンバーである。
自分の通り名の“GB”と同じ名前のこの不思議な形の飛行機にとても親しみがある。


GB Racer 切手

おかげさまで、長年探していたGeeBeeのデータもだいぶ集まった。
一部では結構人気のある機体(当然か?)と見えて、切手まであるようだ。
近いうちにまとめてお届けしたいと思うので、乞うご期待。


さて、9/23から封切られる、ブルース・ウィリス主演のディズニー映画“キッド”の公開前パンフレットを貰ってきた。
ブルース・ウィリスは好きな俳優で、特にシックスセンスを見てから更に親しみが増した。
クリスマスになるとぶつくさ文句言いながら、ドンパチ走り回ってるマッチョなだけなオッサンではなかったんだなぁ。
彼は本当に「子供好き」ナンじゃないかなという雰囲気がスクリーンの端々からにじみでている。
この映画も子役を相手の作品である。

映画の話はさておいて、この作品では飛行機が重要な役回りを持っているようである。
一枚物のパンフレットでは支柱付きの上翼軽飛行機(型式判別不明)が描かれているが、もう一つの少し詳しい二つ折りパンフではブルースの顔と共に、なんと、GeeBeeの写真がレイアウトされている。

GB Racer“7” 飛行機のことについては、パンフには全く何も記載されていない。
飛行機について書かれた文は、例のおすぎの『赤い飛行機が飛んだとき、涙で画面が見えなくなった』というコメントだけである。
写真の機体は米国に現存するGeeBeeはないかとも思われるが、パンフに載っているモノは機体Noが切手と同じ“11”である。
機体は複数残っているのだろうか?


ともあれ、この手の映画は顔に似合わず、実は大好きなので絶対見に行くリストに記載が決まったのである。

どんな情報が手にはいるか、おたのしみ!

私のキャラクターを知っている方は意外に思うかも知れないが、実は、涙腺が弱い。
でも、決して恥ずかしいことだとは思わない。
映画でも小説でもあまつさえ、アニメーションや漫画でさえうるうるする事がある。
逆に、そう言う感情は出したいときに一気に出してしまうのがまた、健康の元だと思う。
話は変わるが、あちこちの映画評で駄作と表されている例のネズミ話「スチュアート・リトル」でもちゃんと劇場でうるうるしてきましたぜ。
あれはあれで、評価すべき映画だと思うな。
絵本や児童文学を「大人の尺度」で測る方がよっぽど知性に欠けると思うんだが…

今まで持ってなかったのが…

GeeBeeスケールモデル

BBSでも書いたが、カミさん、末っ子とデパートへお買い物。
子供服売り場で時間が掛かる奴らを放置して模型売り場へ…
紅の豚、サボイア(なんと、前期型/後期型それぞれ)とカーチス・レーサーのプラ・キットがあった。
ヲタク向けなんで高いんだわ…

Dr.1制作中なんで、ここはぐっと我慢…
でも、ダイキャスト・ソリッドのGeeBee見つけてしまった。
こういうのは結構品薄で、見つけたら手を付けないと後が…

結局、R-1とModel ZをGetしてしまった…
もはや手が付けられん…

箱絵より
発売元はユニオンモデル、“Made in China”である。
このメーカーでは「飛ぶGeeBee(ラジオ・コントロール)」も発売しているようで…あまりWebを見ないようにしておこう。家庭の平和のためである。

箱の説明書によるとR-1、R-2、Model Z の3機種をラインナップしているようだが、店頭にはR-1 と Model Z しかなかった…残念、と言うか、幸いにして、と言うか…


2機のGeeBee これが2機のGeeBee、R-1 と Model Z の勇姿である。
スケールが正しければ、GeeBeeと一口で言っても、かなり機体寸法が異なるようで、Model Z はR-1 よりも幾分小さい。
1/48でR-1 が、全長/全幅/全高:110/155/45mm
Model Z が、全長/全幅/全高:95/145/42mm
である。(発売元Webの寸法記述は入れ違いがあるようだ)

GeebBee R-1 ジービーR-1は、当時アメリカで人気の高かったエアレースに出場する為に1932年グランビルブラザースの手により誕生した。同年9月5日のトンプソントロフィーレースに出場し優勝。更に同月23日には、473.82km/hの陸上機国際速度記録を達成し、エアレース史上に輝ける足跡を残した。(箱書きより)

機体番号は“11”である。

発売元Webには…
まだまだ複葉機が幅をきかしていた第二次世界大戦前夜、当時としては斬新かつ最先端といえるフォルムで人々の度肝を抜いたのがジービーレーサーです。陸上機速度記録達成と、当時アメリカで盛んだったエアレースでの勝利を目指して開発され、特にパイロンレースで究極の性能を発揮することを目標としたのが、このR-1タイプです。
と言う記述がある。

GeeBee Z ジービー“モデルZ”は、R-1、R-2誕生より1年前、ボブ・ホールが設計をし、グランビル・ブラザースの手により製作された。ワスプJr.星形9気筒535馬力エンジンを搭載し同年のトンプソン杯レースで見事優勝。1931年の再挑戦時、翼の破損によりスナップロールをしながら墜落したシーンは余りにも有名である。(箱書きより)

機体番号は“4”である。

発売元Webには…
伝説ともいえる逸話とドラマを残し、今も航空機ファンの心をつかんで離さないジービーレーサー。もっとも速く、もっとも危険な飛行機として航空史にその名を刻んだ歴史的機体の誕生は1931年のことでした。後に好成績を治めることになるR-1の原型としてこのタイプZが登場。それはエアレースの世界を震撼させた出現だったといわれています。
と書かれている。

機体No.7のR-2は、そのうち、おいおいと言うことになるが、これで取りあえず、我が通り名と同じ名称の機体のミニチュアは確保したのである。

等と言いつつ…
結局手に入れてしまうのであった。(一寸前に手に入れて忘れていた…)

GeeBee R-2 ジービーR-2は1932年R-1の姉妹機として誕生しました。大陸横断のペンディックス杯レース用に、大容量の燃料タンクと550馬力ワスプJr.エンジンを採用して登場。結果は惜しくもオイル漏れのため14位だった。そのたぐい希なるフォルムは55年後の現在でもレプリカが存在し、エアレースファンの圧倒的な支持を集めている。(箱書きより)

こちらの機体番号は“7”である。


発売元Webの記述は…
空飛ぶビア樽の異名で、数々の記録と優勝を重ねたR-1タイプを元に、アメリカ大陸横断レースに的を絞って開発されたのがR-2です。大容量燃料タンクを装備し、長時間高速飛行が出来るよう各部に手が加えられました。残念ながらレースでは好成績を残せませんでしたが、その特異なフォルムの人気は高く、今もレプリカが製作されて、ファンの人気を集めています。
となっている。

めでたし、めでたし。

−追記--
ブルース・ウィリス主演のディズニー映画“キッド”には結局GeeBeeは登場しなかった。
映画そのものも、ちょっとわざとらしい、どちらかと言えば「駄作」と言える作品である。
パンフレットにあったGeeBeeの写真は日本の広告会社の飛行機を知らない宣伝マンが、その辺にあった“赤っぽい飛行機”の写真を適当に使った物なのかも知れない。

−追記…の追記--
ずっと書こうと思って忘れていた…

件の映画“キッド”のパンフレットをもう一度見直してみた。
冷静に見ればすぐ分かることなのだが、ブルースの右上にレイアウトされた“赤い飛行機”は実機ではない。
なんと、前述のユニオンモデル製の1/48ダイキャストモデルなのである。
広告屋さんって、かなりアバウトなんだねー…
ユニオンモデルさんは知っているのだろうか?





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