愚行連鎖 5VZに343ATはプアなの?

VZJ95との生活:30/ATF Cooler装備

J90系ランクルの殆どの車のミッションはA343Fと言う型式の流体自動変速機である。
形式は3要素1段2相式トルクコンバータ/フレックスロックアップ付電子制御(ECT-E)式フルオートマチックと言う物で、もう1速あれば…と思うことは間々あるが、なかなか頭の良い自動変速機である。
しかしながら、前任者LJ78でも既に使われていたこの343F、基本設計の古さは否めないし、2.4L ディーゼルターボならまだしも、3.4Lガソリンエンジンのパワーを受け止めるには少なからず容量不足なのではないかという感もある。
そこでこの変速機を労るためにATF(オートマチックトランスミッションフリュード:ATオイル)冷却装置を設置することにした。

ATF Cooler 今回入手の品物はコレ、ATオイルクーラーキット(型番:AMATCTY04)PLOT製のキットである。
パッケージには写真にある必要パーツが全て入っている。
嗚呼憧れの赤青アルマイトナットとメッシュホースである。
PLOTは昔からの単車乗りには「車パーツもやってたんだ?」と言う感じの、どちらかというとバイクパーツ専業メーカーの印象が強い会社である。
ちなみにこのXLR250に装着したFRP製ビッグタンクは1980年代のPLOT製である。


ATF Cooler コア部分のアップ。
取付けステーはかなりしっかりしたアルミ製である。
オートバイ用のミッションオイルクーラーでは既に実績の高い会社の製品だけあって、作りも美しい。
取付けたパーツが全て露出してしまうオートバイパーツは。ある程度隠れてしまう車パーツよりも仕上げなどに気を遣うのだろう。


ATF Cooler 取付位置はここ。
本来のエンジンラジエターを塞いだりしない絶妙な位置である。
「どうだ!付いているぞ!!」とは目立たない位置なのでちょっと悔しいが、このさりげなさも又なかなか粋であると言えよう。
(よっぽどPRADOを見慣れている人でなきゃ、まず分からんな)


ATF Cooler オイルラインの取り回しはバンパー内に隠れている。
見ただけで心躍ってしまう赤青アルマイトナットとメッシュオイルラインではあるが、外から全く見えない位置になってしまうのは些か残念ではある。

一時間ほど走ってみた感想であるが、走り出したとたん、車が軽くなったような印象を受けた。
ATFを冷やしても、ノーマルで熱ダレが出る領域にならないと体感は難しいかな?と思っていたのだが…車が軽くなったのは気のせいなのだろうか?
それとも現実にトルコンスリップが減っているのだろうか?


RINEI 今回の作業をお願いしたのはここ
四駆好きならいまさら説明が不用な有名ショップである。

▼続く


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