愚行連鎖 ランクルにはコレが無くっちゃ

VZJ95との生活:31/アシストグリップ装備

助手席アシストグリップ この車が納車されて、最初に思ったこと。
「あれ?助手席のアシストグリップが…」
助手席の手摺り(別名タオル掛け)はランクルの…というよりも、オフロードカーの証だと思っていた。
ところが、9x系ランクルにはコレが装備されていない。
そして、ダッシュボードには、どう見ても不自然な細長い窪みが…
最高級のTZグレードやTX Limited等ではこの窪みに木目調のプラスチックの飾り板が取付けられているのだが、そんな飾り板のためだけの窪みなのか?
何にしても、もの凄く違和感がある、中途半端なデザインであることは否めない。


助手席アシストグリップ 探せばある物である。
対欧(対豪?)輸出用の、それもエアバッグ非装着車には、この昔ながらのアシストグリップが装着されているのだ。
国内仕様でも窪みの部分には木目印刷のプラスチックのボロ隠し(失礼!)が取付けられているのだから、アシストグリップを取付けたところでエアバッグの動作には干渉しないはずである。
上の方に写っているのは、やはり輸出用のバックドア用“TOYOTA”エンブレムである。


助手席アシストグリップ とたんに装着完了。
写真では既に外しているが、扉部分(タッピング2本)、箱部分(タッピング3本)を外せば、グローブボックスは簡単に取り外せる。
パネル内部にもかなり余裕があり、作業で特に苦しいことはない。
70系のアシストグリップには上下が無かったが、90系用は断面が不等辺台形になっている。 幅の狭い方が上になるのが正しいが、下になる面には成型時の湯口(射出痕)があるので間違えることはないだろう。
あとはダッシュパネル窪み部分にアシストグリップ足に合わせた穴を開け、裏から手を入れてナットを締めるだけである。
アシストグリップ取り付け部分のパネルは強度確保のためか厚くなっており、グリップ取り付けに際して特に補強などは不要と思われる。


助手席アシストグリップ これ、これ、やっぱりランクルの助手席はこうでないと。
作業完了。ゆっくりやってもおおむね30分ほどの簡単な作業である。

見た目も非常に落ち着くし、デザイン的にも隙がない。
こうしてみると、やはり、パネルのこの変な形の窪みはグリップ取り付けの為の物以外の何物でもないことを確信した。

なによりタオルも掛けられるし…


注意

この部品の扱いについては、部品そのものは純正ですが、取り付けを行った段階でTOYOTAの設計想定外の仕様となります。
取り付けをされる場合はあくまでも 自己責任 でお願いします。
この記事を元に作業をされて、何らかの不都合が生じた場合も当方は一切の責任を持ちません。

書名は忘れましたが、以前ランドクルーザーの専門誌に
最終モックアップ(内装の写真付き)の時点まで助手席側にグリップがあったが、助手席エアバックと両立しないため廃止に。
と言う内容の記事がありました。
本、助手席アシストグリップは、本来はエアバック無し車専用になります。
果たして、どんな理由で設定が廃止になったのか、今となっては分かりませんが、エアバッグ動作時に支障が生じる可能性もあります。
エアバッグ付車には純正で木目化粧パネルが設定されているので、同位置に装着されるこのアシストグリップもエアバッグ動作時に助手席に危険が生じるとは考えにくいのですが、詳細は不明です。



更に輸出仕様

国内仕様テールプレート 毎度お馴染み、標準国内仕様“TX”のリア・プレート廻り。

PRADOに限らず、ランクルはその仕様が外見からではこの辺りにあるグレードマーク以外では見分けが付きにくい。
排気量やエンジン種別さえ見ただけでは判別できない。
そういった変にクラスを主張していないところもお気に入りなのだ。 ここに冒頭にちらっと写っている輸出用ロワー・グレード用のメーカーロゴを…
更に、グレードさえ判別不能にしてしまおうというわけ。


グレードマーク撤去 超強力両面テープで貼付けられたマークの撤去は本当に手が掛かり、面倒臭い。
余りやりたくない作業ではある。

グレードマーク撤去の姿。これもすっきりして良いかも知れない。
(車庫内、暗くて写真不鮮明なのはご容赦を)


輸出用メーカーロゴ こんな具合である。
テールプレートがすっきりしたので、このバッジが小さいというのも、なかなかシンプルでよいでしょ?


GeeBee ステッカー こちらは、麦秋館・目黒グループの“風さん”(切り文字のプロ)にプレゼントしていただいた“GeeBee”ステッカー。

街で見かけてもいぢめないでね。



恐るべし!\100Shop

エマージェンシ・ツール(中国製) さぁさ皆さん、お立ち会い。
コレが何に見えるね?

緊急脱出用ハンマー(シートベルトカッター付)である。
なんと、\100Shopで発見した。
車載は裏面の両面テープ付け面ファスナーと、少々安易ではあるが、必要な機能は全て満たしている。
作りもいざというときには何とか使えそうである。
105円(税込み)で万が一の時に命が助かったりしたら、コレは笑えるではないか!


エマージェンシ・ツール(ドイツ製) してみると…
10数年前に私が購入したこのドイツ製のエマージェンシ・ツールの立場はどうなるのだ?
このお方はなんと、3,000円以上(税込み)したのだから。
こちらはハンマーが両頭であること、しっかりしたブラケットが付いていること、色が目立つエマージェンシ・オレンジであること以外は殆ど機能的にも差異がないのだ。
まだ一度も使ってないし…(…って、絶対に使いたくないけど)


▼続く


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