工期短縮競争が基礎欠陥の原因に


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記載者:木田明生(JIA近畿支部事務局) on September 02, 1999 at 12:56:20:

元の記事:設計施工一括請負の宿命 /記載者:Webmaster安達 on September 01, 1999 at 22:18:32:

ご相談のあった住宅はハウスメーカーのもののようです。
現在、ハウスメーカーは建替需要中心となっているため、工期短かさがセールスポイントとなっています。
特に最近は受注競争が激しく、十数年前から比べれば、1-1.5ケ月は短い工期(十年前に3-4ヶ月掛かっていたものが1.5-2ケ月の現場工期に)を打出しています。
しかしこの短縮は、工期が短縮できるような画期的な工法が生み出されたわけでなく、主に工程管理の徹底による「空き工期」の削減がメインと思われます。
これが正しく運用されればいいのですが、天候不順や確認申請の遅れで着工遅れとなれば、1つの施工(下請)チームが数件の現場を掛け持ちするため、工期短縮のための工程管理の徹底がかえってアダとなり、にっちもさっちもいかなくなる。
これを何とかするため、基礎工程で無茶をしているような相談が数件でています。
つまり、この相談のように本来ならばやり変えの必要があるかもしれなミスをそのままにしたり、またコンクリート打設後の型枠の設置期間を短くして、強度不足となっていたケースです。
確かに、仮住まいの短さは、建替される方にとってメリットともいえますが、
工期短縮は正しいやり方でしてほしいものです。



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